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ジムで文化継承について考えてみた


伝統を継承するためには変化が必要だ。


ジムで背中のトレーニングをしながらそう思いました。
ダンベルやマシンを持って、テレビで流れるNHKの番組を横目に体を鍛えました。

ジムでトレーニングをしている時にこの番組が放送されていました。
字幕視聴かつ全て視聴できた訳ではないですが、少子高齢化社会かつ人口減少が加速する社会において伝統芸能を引き継ぐ為に試行錯誤する人たちが描かれていました。


番組をフルで視聴していないので、内容への詳細な言及は控えますが、私は以下のこと気づきました。

・人口減少が進む地域では伝統行事を維持することが難しくなっている。
・女人禁制という日本古来の規律が伝統の継承の障壁となるのではないか。
 →男子のみというやり方は令和の世には不都合である。
・男子のみの伝統で継承してきた行事に女子を参加可能にすることで、どのように対応していいか分からない人たちが一定数いる。
・双方の話し合いが非常に重要であり、話し合うことで互いの意見や価値観を知り理解ことができる。


男性のみで受け継いてきた行事には様々な種類があるでしょう。例えば、相撲や歌舞伎など。

伝統継承は非常に難しい行為だと思います。
それまでの慣例や方法を理解し同じように繰り返す。そしてそれを世代を越えて受け継いでいく。

コロナの影響で数年間取りやめた祭りを復活させられないという話を以前、何かのポッドキャストで聞きました。
それとは性質は異なるでしょうが、受け継ぎ手がいないというのも課題です。
また、ニュースでは青森の人口が少ない地域が取り上げられているように、都市部への人口流出による人口減少、つまり、受け継ぎ手不足も課題の一つとなっているように思えます。

このニュースやポッドキャストで聞いたことは、ノウハウと受け継ぎ手は一度失われると伝統の継承は困難になるということを示しています。


性別にとらわれることなく誰でも参加可能にしたり
地元の人だけではなく旅行者や外部から来た人たちも一緒に企画できるようにしたり、
そういったフレキシブルさが今、求められているのだと思います。

もちろん、全部変えてしまえというわけではないです。
受け入れるべき変化と維持すべき変化があると思います。
それぞれの伝統が持つ「良さ」を残していく為には、変化の取捨選択も必要でしょう。


では、どのように変化していくべきか。
それを考える際に、話し合いが有効だと思います。

番組の中でも、話し合いで状況が好転した一面が映されていました。
それまで男子のみとされていた神楽の練習に初めて参加した女の子が、私が参加してもいいのかと自問自答していました。彼女は大人たちと話し合い、意見を交わすことで不安を解消して練習に前向きな気持ちで取り組めるようになりました。


話し合おう。


後世に受け継ぎたいものを存続する為には変化が必要です。
どう変化すればいいか、それを話し合うことが状況を一歩前進させるはずだと信じています。


僕はこうやってジムで考え事するのがけっこう好きです。
インターバル中の楽しみです。笑

あ、土曜の昼頃にジムに行くと、朝ドラの再放送がやっています。
今季のもなかなか興味深いテーマですね。
女性と弁護士。興味が湧いてきたので、調べてみようと思います。

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