べほ

寝る前にベッドの中で書いてます。 1989生 信州在住 二児の母

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寝る前にベッドの中で書いてます。 1989生 信州在住 二児の母

マガジン

  • 繊細なことは悪くない

    いわゆるHSP気質のわたしが、自称適当人間を名乗るようになるまで。繊細さを受け入れながらも心地よく生きるために考え、試してきたことを綴っています。

最近の記事

人生100年時代

誕生日の朝、父がLINEをくれた。 毎年ひとこと「おめでとう」か、よくわからないスタンプだったのが、今年はちょっと違った。 このLINEが父からの初めての手紙だ。そう確信したわたしは、ラインの画面をスクリンショットに遺した。 これまで父から手紙をもらったことは覚えているかぎり一度もない。小学生の頃、林間学校の夜に保護者からの手紙を読む時間があった。そのときも“両親から”という体で母の字で書かれていた。内容は忘れてしまったが、“両親と離れて過ごす夜に両親からの手紙を読む”と

    • 家事って無限にあるのよね

      家事に終わりはない。 家事とは家の中の循環だと有元葉子さんが書いていた。 使ったものをきれいにして、元に戻す。 洗濯も掃除も食器洗いもそれに尽きる。 今日は家族がみんなが寝た後、全部やるのに3時間かかった。 明日も明後日も、毎日毎日なにかが汚れて乱れて、それを正して、その繰り返しで生活が巡っていく。 欲を出せばもっと、洗面の鏡を拭きたいとか、トイレ掃除したいとか、資源ごみをまとめたいとか…ついでついでと手を動かしていれば無限にやることはあるんだけど、どこかで諦めないと眠

      • ちゅうしゃに負けんな! −4歳の予防接種

        “予防接種の為、お迎えは3時半にうかがいます”と連絡帳に書いた。 園に着くなり、オレ今日ちゅうしゃなんだと担任の先生に話す息子。そうなんだ、余裕でしょ!がんばれ!と明るく鼓舞してくれる先生の横を通り過ぎるとき、かすかに聞き取れるくらいの声でよゆーじゃないよとこぼして、教室に消えていった。4歳児にとって予防接種の注射は、そんなのへっちゃらと笑い飛ばすことはできないセンシティブな問題であろう。 夕方迎えに行くと、園児たちは園庭で遊んでいた。お母さんお迎えにきたよーと促され、園

        • 授乳はタブーなのか

          5ヶ月になる次男の授乳中です。 離乳食もスタートさせ、授乳間隔も頻回ではなくなってきたので、前よりも胸が張るとかぼたぼた滴ってしかたないとかそんな感じはなくなってきて、うまく母乳製造部門との連携が取れている時期。臨機応変ミルクも飲ませることにして、息抜きに時々アルコールをいただくこともある。このあたりは長男のときよりもだいぶいい具合に手を抜いています。 今回の乳児育児で、ちょっと意識してやっていることがある。それは出先でもナチュラルに授乳すること。 パリだったかどこだっ

        人生100年時代

        マガジン

        • 繊細なことは悪くない
          6本

        記事

          雨具迷子

          小雨程度では傘を差すのがめんどくさい人間です。 田舎へ戻ってからは車生活で雨具がほとんど必要なくなって、傘は折りたたみの小さいのを一つ残しただけだった。長靴も若い頃フェス用に買ったのをしばらく置いていたけど、そのうち置き場に困るようになったので畑仕事をする義母さんに譲って、防水のスニーカーで事足りていた。 けれど、子育てしてみたらそんな軽装備ではどうしようもない場面が増えた。大雨の朝、5ヶ月の次男を抱っこ紐で胸の前に抱え、お昼寝布団を包んだでかい風呂敷を背負い、4歳長男の

          雨具迷子

          花粉症なのか風邪なのか問題

          この時期もれなく喉がイガイガしはじめて、数日すると鼻水が止まらなくなる。 これが花粉症なのか風邪なのか毎年わからない。花粉症由来の鼻水が寝ている間に喉に流れてしまい、その炎症で風邪を引き起こしている、というのが自己診断の結果。 とはいえ、今年は授乳もしているので気軽に薬が飲めないので、なんでもかんでもカロナールで誤魔化している。 鼻が詰まって寝苦しい。 おやすみなさい。

          花粉症なのか風邪なのか問題

          夫の育休終了

          10月末から約5ヶ月間の夫の育休が終了。明日からはわたしが中心になって乳児と4歳の日常をオペレーションする。長男の時は社内に育休取得の前例がなく諦めてしまった夫。今回は思う存分子どもと過ごしてもらった。 やらなきゃならない状況になれば、きっとわたしはやる、やるだろう、やるにちがいない、と自分を信じて、この5ヶ月、夫に長男の朝の送迎を任せていた。わたしが行ったのは多分3回くらい。もう朝起きられる気がしない。しかも、明日はお弁当持ち。キッチンに弁当箱は並べつけてきたけど、作れる

          夫の育休終了

          【寝る前に】今日一日の“よかったこと”を3つ思い出す

          寝る前の習慣として、今日一日のできごとで良かったことを3つ思い出してみると幸せに眠れる。 『眠れないあなたに ーおだやかな心をつくる処方箋 』 松浦弥太郎氏が書いていたのでやってみよう。 久しぶりに友人とお茶をして、他愛もないことをべらべらと話せてリフレッシュできた。趣味が合って境遇もそこそこ近く、大人になってからできた貴重な友人なので、これからもなかよくしたい。 夕方、4歳長男が口をケガしたと園から連絡があって、降園後に急遽歯医者デビューすることに。どんなにゴネるか

          【寝る前に】今日一日の“よかったこと”を3つ思い出す

          寝る前になにか書く

          ってことをしてみようかな。 どんくらいつづくかわからないけど。 布団に入って、なにか一筆書いて、目を瞑ろう。 ちょうど1年くらい前に第二子を妊娠して、10月に無事出産した。 つわりは口の中が気持ち悪くて眠れず、夜通しガムを噛んだ。解放されたと思ったらどんどんお腹が大きくなってしまい寝苦しく(二人目はお腹が目立ってくるのがとにかく早かった)、産んだら産んだで眠れないのは言わずもがな。 もう丸一年、寝不足で生きている。

          寝る前になにか書く

          ポップコーンって言えない

          息子とポップコーンをした。 アルミのフライパンみたいなのに入っていて、コンロの火で炒るだけのやつです。ポンポン弾けて、なかなか楽しかった。また買ってこよう。 以前から息子がポップコーンと言えてない気がして、よくよく聞いてみたらコップコーンだった。 ポップコーンだよ、はとぽっぽの ぽ ぽ? ポッポコーン? プもなくなっちゃったじゃーん 車のプップー プだよ ポップコーン プップコーン? ん? プッププーン? …… 二人でケラケラ笑いながらできたて熱々のポップコーンを

          ポップコーンって言えない

          爪を塗ったことに気づいてくれるたった一人

          サンダルを履く季節になり、久しぶり足の爪を塗った。シルバーラメのグリッター。 かーかーのすきなところ言うね 目目がキラキラしてるところと お口がにこってしてるところと おしりがでっかいところと 足がギンピカなところ!! 気づいて褒めてくれるのは息子だけなのだけど、うれしい。その心をこの先もどうか忘れずに、細かい変化に気づいてさりげなく褒められる男であれと念じた。 #息子 #3歳 #子育て #日常 #エッセイ

          爪を塗ったことに気づいてくれるたった一人

          立ちション

          夫が家のトイレで立ちションしていた。 息子3歳がイタズラでドアを開けたことで発覚した。 問い詰めると座りと立ち半々くらいだという。 息子は家での立ちションは禁止されているので、猛烈に抗議していた。わたしからは、立ちションするならトイレ掃除を担当するよう命じた。 夫は、付き合っているときもこっそりタバコを吸っていた。共通の友人がSNSにアップした写真に写っていた夫がタバコを吸っている姿に衝撃を受けた。 わたしは別に吸うなとは言ったことはないが、自分の身近にタバコを吸う

          立ちション

          【あなたがしてくれなくても】みちは普通の人。

          最終回目前で二組とも離婚。 しかしみちは新名さんを振る。 みちは陽ちゃんをずっと騙し続けている。自分の不倫は黙っている。それも“体だけの関係”よりも堅い、プラトニックな心の繋がりを持つ不倫。 陽ちゃんにそれを言わないのは、陽ちゃんに裏切りを告白されて傷ついたからだ。みちにとって、自ら言わないことはやさしい嘘。 しかしどこかで、自分だけ嘘をついているのはずるいことも分かっている。真正面から誰かと向き合って、傷ついたり傷つけられたりしながら生きていくことがみちにはできない。

          【あなたがしてくれなくても】みちは普通の人。

          公園で一人で遊ぶ子に懐かれるわたしの気持ち

          休日の公園で息子を遊ばせていたら、ふらっと知らない女の子が近づいてきて、わたしと息子のやり取りの中に入ろうとする。近くに親は見当たらないが、数十メートル離れた駐車場に停められた車の中からこちらの様子を伺っている女性がいたので、おそらくあれがお母さんなのだろう。 フレンドリーにいろんな話をしてくれ、こちらの興味を引きたい感じがよくわかった。息子というよりもわたしと遊びたいのだ。 こういうこと、実は一度きりではなくて3,4回経験している。いづれも小学校低学年の女の子。お母さん

          公園で一人で遊ぶ子に懐かれるわたしの気持ち

          父について書こうとしてもあまり捗らない− 父の日に寄せて

          父について書こうとしてもあまりタイピングの指が捗らない。父に対してなにも不満がないのだと思う。わたしがなにか書こうとするモチベーションはたいていネガティヴな感情から湧き上がってくるので、たぶん父に関してそういった思い出のあるエピソードがないし、今日現在も何もないのだと思う。何もない何もないと畳み掛けるのも不憫になってきた(笑) すぐ酔っ払うのにお酒の席が好きで、食卓に乗り切らないほど料理を並べたがるのは祖父そっくり。当たらないけど競馬好き。長野の田舎出身なのになぜかべらんめ

          父について書こうとしてもあまり捗らない− 父の日に寄せて

          黙食のススメ – 食事はリセットの時間

          一日に何人もいろんな人に会うだけで、ものすごく疲れる。頭が働きすぎるのか、脳酸欠を感じる。つわりで数ヶ月引きこもってから世の中に浮上してみたら、あぁ、自分ってこういう質(たち)だったよなぁと否応なく再認識させられてしまう。 気疲れしたら、なるべく意識して“無”になるようにしている。この場合の“無”とは、他からの刺激をシャットアウトして、自分自身の感覚のみに集中することだ。 好きなのは、集中して“物を食べる”こと。 食事って考えてみたら結構「ながら」でしていることが多い。

          黙食のススメ – 食事はリセットの時間