尻が痛いだけでQOLだだ下がる『オッドタクシー』
やあ、僕だよ。飽き性ちゃんだよ。
三日間記事をお休みしてやりたいことがたくさんあったのだけれど、結局進捗は芳しくないよね。それでも方向性がかすかに見えたからよかったのかな。
その作業中に今話題のアニメを全話観たから、その感想と僕の三日間について今日は書いていくね。
さあ、今日も始めようか。少しでも楽しんでってくれたら嬉しいな。
作品あらすじと感想
『オッドタクシー』木下麦
アマプラで視聴。不愛想で皮肉屋の個人タクシー運転手「小戸川」が、色んなものに巻き込まれながら一つの大きな事件の終結のキーパーソンとなる話。
最初、デザインと音楽の良さ、芸人声優の起用が「普通のアニメとは違うセンスの良いアニメだろ」が透けて見えるようでどうも鼻につくな、観るのやめよかなと思っていた。全話観てよかった。
ミスリードするための仕掛けもしつつ、伏線もきちんと張っていく。終わってしまえばよくあるシナリオなのだろうけれど、「これをアニメでやる必要はあるんだろうか」と疑問に思うひねくれ者に照準を絞り、打ち抜く演出。
僕は、「物語に不要なセリフなどない」という基本を思い出した。
すべてはあのカタルシスのために、アニメでなければならないし、このデザインでなければならなかったのだ。
なお、本作では現代人の様々な薄暗い面を明るみに出すような構成であるので、人によってはかなりきつい思いをするかもしれない。
「柿花」が新しいスーツに身を包んで、鏡を見るシーンが個人的にはかなり辛かった(僕は騙される側をみるのが苦手だ、特に金銭感覚が麻痺しているとよりしんどい)。
思いっきり騙されたい人、たくさん物語に触れてきた人にぜひ観てほしいアニメである。
とはいえ、「小戸川」がCV花江夏樹であることが一番の衝撃だったが。
三日間記事を休んだ理由
突然だが、ここで僕のnoteでの約束ごとを提示する。
・毎日「読む」か「観る」。
・毎日それについて投稿する。
・記事のために作品を選ばない。
以上、非常にシンプルな三つの約束ごとである。
なお、途中から投稿出来さえすればよいとし、つぶやきでも可にした。
というのも思ったより見に来ていただけることが嬉しく、そんな方々に時間を割いてもらうにはいささかクオリティの低い記事を出してしまったことが僕自身良い気分ではなかったのだ。
一つの記事あたりに二時間半かかる僕である。つぶやきと併用しながら、より面白い記事を上げるために方向性を定める必要があった。
それと同時に、新しいジャンルの記事にも挑戦したい気持ちが出てきた。
何かを「読む」か「観る」をせずとも、新しいテーマに沿ったまったく自由なエッセイやノウハウを書くだとか。
自分の読みたい小説を自分で書くだとか。
一週間前から居ても立っても居られず、そのことばかり考えていた。考えながら、今のスタイルの記事も継続して更新していきたい。
育児と仕事が始まっても、無理のない範囲で最大限の努力を持って記事を作っていきたい。
文章を書くのはかけがえのないことです、とはとても言えないけれど、この習慣をやめてしまうのが惜しい、くらいのことは思っている。
だから、方向性を定めることと新しい記事に挑戦することのどちらもこの三日間で目途をつけたかった。
トイレで鮮血を見た時の妊婦の気持ち考えてみろ
四ヶ月で座面がへたってしまったオフィスチェアに腰かけ、僕は一日中タイピングをしていた。
まずは散らかっている思考やアイデアや計画を外に出してやり、仕分けをする必要がある。本来記事に充てる時間を大幅に超えているのも気に留めず、ひたすらタイピングをする。
しばらくすると腰が痛くて座れなくなるので、そういう時は休憩を取る。
休憩を取ってしまうと、先ほどまでの集中力がリセットされるので正直休憩は取りたくない。
一日目の夕方にトイレに行って、僕は血の気が引いた。
便器に赤いものがついている。ごくごく少量であるが、鮮血だ。
すぐさまティッシュで陰部を拭う。子どもの心配が先に立ったが、腹痛もなく、陰部内部や外部からの出血でないことは分かった。
ほっとしたのもつかの間、尻の奥や周辺がずきずきと痛む。
詳細を語るのは憚られるが、つまり僕は妊娠中期に入ってから徐々に便秘気味になっていたわけで、今日のいきみがついに僕の尻をぶっ壊してしまったのだとそこで悟った。
これ腰痛じゃなかった、たぶん痔だわ
僕は生まれてこの方ほとんど便秘になったことがないせいか、自分が痔になるなんて考えたこともなかった。
痔になると痛いのは肛門だけではなく、尻全体が鈍く筋肉痛のような痛みに苛まれる。血流が悪いので尻が冷え、余計に鈍痛が際立つ。
姿勢によっては肛門のずきずきした痛みもたまに走るのが本当に腹立たしい。
どこかの書籍で妊娠中のマイナートラブルに痔があったなとスマホを繰れば、中期から後期、産後に至るまで痔に悩まされる可能性があるという。
どうやら胎児の成長に伴って、血流が圧迫され、痔になりやすくなるらしい。
ふいに父も叔父も母方の祖父も痔持ちだったことを思い出した。
そして、毎日欠かさずオフィスチェアに座り、何時間も作業することなんて今まで僕の人生になかったことに気づいた(仕事していた頃座っていたイスは少々高価だったし、区切りが分かりやすい業務だったから休憩が入れやすかった)。
アニメで痛みをごまかす作戦
立ったままタイプしてみたり、休憩を意識的に入れるようにしたが、それらはもはや痛みをほんの少し和らげる程度の効果しかなく、結局痛い。
基本的に作業中に初見アニメを観ることはないのだけれど、あまりに痛くて作業のモチベーションのためだけに観た。
手を尽くすも叶わず、進捗思わしくないまま、二日目、三日目はあっという間に過ぎた。
ラスト三話は怒涛の展開だった。尻が痛くてままならない(それにめちゃくちゃ面白かった)ので、ほとんど作業もせず見入った。
そういえばドライバーも痔持ちが多いらしい。
画面の中のセイウチはドーナッツクッションを敷いてないから、違うのだろう。
個人タクシーならいつでも休憩取れるようだし、勤務中なのに自由に動けるみたいだから、痔になったら自分の管理不行き届きということになる。
ままならぬ尻の痛みに、無職で自由なはずの僕は囚われていて、これこそ管理不行き届きだと無理やりオチをつけて今日は終わりとする。
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