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ロジカルシンキング研修①

初任管理職研修に必ずいれたいものが、
ロジカルシンキングです。
私たちは日常の仕事のなかでクリティカルに物事を考え、
ロジカルに伝える訓練はしていますが、
大切な場面でその力を発揮することができていないことも多くあります。

クリティカルに物事を深く考える視点は、
起こっている問題の本質を考えることに大変役にたちます。
こんなことはないでしょうか?
『このミスは確認不足から起きたことだから今度からダブルチェックをするように』

一見ごもっともなことですが、これで部下の行動が改善されるでしょうか?
おそらく状況が変わっても同じようなミスをして、
チェックしたことをチェックするチェックリストができたり、
ダブルチェックがトリプルチェックになり、
効率がわるくなったり、
あるいはチェックする担当者にとっては、余計な仕事が増えたと、
不満を持ち、チェックを後回しにしてしまうかもしれません。

確認不足でミスが起こる。

ホントにミスが起こったのは、
確認不足だからでしょうか?
ほかに問題は潜んでいないかと考えることが、
クリティカル思考の第一歩です。

①確認不足でミスを招くから確認を徹底してミスをなくす。
②確認不足でミスを招くなら確認しないようにすることはできないか。

②のように本来のやり方に『疑問』をもって、
考え直してみることがクリティカルに考える基本です。

よく手段の目的化といわれることがありますが、
確認をすることが大切なわけではなく、
ミスがないようにすることが大切ではないでしょうか?

当たり前に思いつくことから一歩掘り下げて考える、
思いついたことを一度『本当に?』と立ち止まって、
考えてみることから視野が広がり、
問題の本質につながります。

例えば研修でいえば、
『クレームが多いからクレーム対応研修をする』
クレームを少なくするために
クレームの対応を学ぶことが本質でしょうか?

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