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No.2 カタカムナの謎

 私に「見えない世界」の存在が「ある」と思わせてくれた一つ目の本が「超科学書『カタカムナ』の謎」です。物理学者である深野一幸さんの著書です。
 この本の中で「カタカムナ」は、1万年以上前(縄文時代以前)に書かれた超科学書であるとしています。この本は、昭和の科学技術者である楢崎皐月さんのカタカムナ解釈に基づいています。

 楢崎皐月さんは、六甲山中でカタカムナ文献に巡り合いました。終戦から数年後「日本の新しい農業技術の開発」という研究テーマ遂行中のことでした。兵庫県の六甲山系金鳥山に調査に入ったのは、大きな岩の上に松の木が茂っている不思議な場所があると聞いてのことでした。とても山深い場所だったため、助手たちと一緒に穴居生活をすることになりました。
 そこに訪ねてきたのが、カタカムナ神社の宮司の息子で平十字(ひらとうじ)と名乗る人物でした。彼は先祖代々伝わるご神体の巻物を持ってきました。そこには円と十の字を基本とした図形を渦巻き状に配列したたくさんの図象が暗号のように描かれていました。
 楢崎さんは満州にいたころ聞いた話を思い出しました。老子教の導士ラウサンが「日本の上古代にアシア族という種族が存在し、八鏡の文字を使い特殊の鉄を作り高度な文明を持っていた。それがシナの文化のもとになったと密かに伝承されている」と語っていたそうです。
 楢崎さんはカタカムナ文献こそ「八鏡文字」ではないかとひらめいたそうです。そこで毎晩ノートに写させてもらうことにしました。

 このようにして楢崎さんはカタカムナ文献と出会い、その後5年かけて解読しようと試みることになったのです。

以下は、この本に書かれている超化学の内容です。

1.宇宙について
 ・宇宙は、物質世界と潜象世界の二重構造になっている。
 ・物質世界は潜象世界から作られている。
 ・宇宙は有限の球体である。大きさは150億光年である。
 ・宇宙の材料を「アマ始元量」という。
 ・アマ始元量の微分粒子を「マリ」という。
 ・アマ始元量のヌシを「アマナ」という。
 ・マリの大きさは10のマイナス80乗センチメートルである。
 ・マリは完全な球ではなく歪みがある。
 ・歪みがあるため軸対象の回転が起こる。
 ・右回りに回転するものと左回りに回転するものが対で発生する。
 ・正反の粒子が基盤となり素粒子が作られる。
 ・物質世界には、電子、陽子、中性子となって出現する。

2.宇宙の外側について
 ・宇宙の外側には無限のエネルギー「カム」の世界が拡がっている。
 ・宇宙の外側も含めた世界を「天然」という。(天然は無限)
 ・この宇宙球の外側にも無数の宇宙球がある。
 ・カム無限世界のヌシを「カムナ」という。カムナは究極の創造主。
  (宇宙球の創造主はアマナ)

3.万物万象について
 ・宇宙球の万物万象はカムナとアマナの正反対向によって発生する。
 ・カムナとアマナは宇宙の真理や法則を作り制御している。
 ・カムナとアマナは宇宙全体を統御運営している頭脳である。
 ・万物にはアマナの分身が潜在している。
 ・アマ始元量により潜象世界が作られる。
 ・中心に渦巻状のアマ密度の高い部分ができる。 
 ・これを「フトヒ」という。
 ・フトヒ(アマナ)とカムナが共振し、
  核であるフトヒから八方に恒星が正反のつりあいをもって発生し、
  銀河系、超銀河系などの星ができた。
 ・宇宙球がある大きさになったのちはほぼ大きさが一定に保たれている。
 ・ビッグバンや宇宙膨張は無かったとしている。

4.恒星・施転について
 ・恒星は、誕生⇒成長⇒飽和安定⇒崩壊⇒爆発⇒元のアマ始元量に還元
  ⇒新しい星の誕生を繰り返す。
 ・誕生から還元までの周期は七千万年、七億年、七十億年というように
  七の周期になっている。
 ・宇宙球の中では右回りの部分と左回りの部分の正反がつりあって存在
  している。
 ・ミクロなものからマクロなものまで宇宙球の中で回転している。
 ・宇宙球全体も施転している。
 ・宇宙球は無限の施転循環運動をしている。
 ・宇宙球の外殻が長く自由に保持されているのはカムとアマの共振重合
  反応によって元の球の形が刻々に生成を続けているためである。

5.素量について
 ・カムナとアマ始元量が共振すると万物万象が発生する。
 ・発生させる根源をアマヒという。
 ・アマヒは見えないものとして発生しその中に意識体(ヌシ)が存在する。
 ・超高速粒子となって現象世界に出没する。
 ・マリから5種類の素量ができる。
   ①電気素量=イカツミ
   ②磁気素量=マクミ
   ⓷力の素量=カラミ
   ④時間の素量=トキ
   ⑤空間の素量=トコロ
 ・電気・磁気・力の三要素からなるミツゴという単位ができ、
  ミツゴによってモロコという素粒子が構成される。
   ①物質系モロコ(素粒子)=1個のミツゴからなる。
   ②生命質系モロコ(素粒子)=8個のミツゴからなる。
 ・生命自然発生の条件は以下である。
   ①ミトロカエシ:気相・液相・固相の混ざったコロイド状の物質状態
   ②オメのタクヒ:現象世界の正反の配偶(男女など)
   ⓷アマーカムのムカヒ:潜象と現象の正反重合
   ④アマハヤミ:気(宇宙エネルギー)

※他にもこの本には以下のことが書かれています。
 (必要があれば、後日詳細を記事にしたいと思います。)
 ・土壌改良や農業技法について。
 ・常温核融合について。
 ・原子転換について。
 ・生体内で常温で日常的に核反応が起こっていること。

少し硬い内容でしたね。
最後のほうに書かれていた言葉が印象に残りました。

 「宇宙の真理とは『愛』と『調和』である」

次回は、さらにぶっ飛んだ本を紹介します。お楽しみに。

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