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ショートエッセイ:ゲーム実況をしたゲーム、評価上がっちゃう説

 先日、2022年のベストフリーゲーム10選+ベスト1を選ばせていただきました。よければ読んで、遊んでいただければ嬉しいです。

 さて、この記事を書いている際に、うすうす感じていたのですがこの度はっきりと思ったことがあります。それは、

実況した作品が多いな…

ということです。正直、実況をすると評価が上がりがちなのはあると思います。これの理由には思い当たるところがあります。フリーゲームでいうとこんな作品の実況をしています。


 素直に言えば「自分が実況した作品が注目される方が自分の実況も見られやすい」「自分が実況すると選んだ作品だから面白くあってほしい」などの評価のバイアスとなりうる要素が無意識に起きていることは否定できません。
 ただ、最大の理由だと思っているのが、

実況をすると普段のプレイよりも集中を高めて作品に向きあう

ことだと思っています。
 実況中は、とにかく話を止めないよう、色々な角度で見てくれる方に楽しんでもらおうと腐心しています。その結果作品からインプットされる要素をできるだけ増やし、それに対して反応したり言語化し続けているので、作品に対しての解像度が普段以上に高まりやすいです。それゆえに細部の工夫に気づきやすかったり、物語をしっかりと反芻して自分の解釈に飲み込もうとします。結果としてベストゲームを選ぶ際にはどうしても印象として浮かびやすくなってくるのだろうと思います。
 今年も実況する作品もしない作品もあるでしょうが、完璧には不可能でしょうができる限りは実況の有無関係なく公平に見るということをしたいなと思っています。もちろん、別に公的な賞を渡すとかではないのでここまで考えなくてもいいというのもその通りなのですが。
 例えば実況外でも内容のメモを取りながらプレイするとか、プレイ終わった後に一言短評を書くようにしようかな、あるいは「エア実況」をしながら遊ぼうかな…と思いつつ、あまりゲームプレイに負荷を欠けると結局遊ぶことから遠ざかるよな…、とちょっと悩んでいる感じです。

おまけ

元日から依頼と作品の提供を受けまして同期のVtuberが作ったノベルゲーム「Last Tears」の配信をしています!よかったらご覧になってください。


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