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予備校講師 村瀬哲史 先生(の思い出)

皆さんはカリスマ予備校講師の「村瀬哲史」先生をご存知でしょうか?
専門は地理で、時々クイズ番組の解説者として登壇されています。最近はTVのCMにも出ています

すごい人になったなあ。。

村瀬先生の思い出

自分は浪人生だった頃、予備校で村瀬先生の授業を受けていました。およそ20年前のことです。

当時から先生は大人気講師でした。(昨今のようにタレント活動はしていなかったと思うのですが、)大変多くの生徒が先生の講義を聞きに集まりました。どの位人気かというと、例えば先生が担当されたセンター直前の冬期講習には、たぶん300人以上が参加していました。講堂のようにすごく大きな教室が生徒で埋まる様は圧巻でした。自分もその講義に参加したく、普段利用しているキャンパスとは異なる、自宅から遠いキャンパスに通いました。

普段の講座(夏期休み冬期休み以外に行われる講座)も、村瀬先生の講義は生徒が大変多かったです。集まった生徒が教室の収容人数を超えることもあり、教室が変更になることもありました。なぜそのような事が起きたのか、、多数の生徒が村瀬先生の講義に潜り込んだからです。生徒は、基本的には予備校が指定したスケジュール(時間と教室)に従わないといけません。それなのに、一部の生徒は本来出るべき他の先生が担当する地理の講義をサボり、代わりに村瀬先生の講義に潜り込んでいました。

人気の理由はもちろん講義が面白かったからだと思います。先生は、地理の問題を解く際に、答えそのものを思い出すのではなく、比較的当たり前な背景の情報から数ステップ考えて(導出して)答えを出すことを教えていました。「○○だから、△△。△△だから、□□。□□なので、答えは✕✕。」という感じです。「丸暗記ではなく、考えることが面白くなる地理」を講義のモットーにしているとウィキペディアにありますが、まさにそんな感じでした。自分は暗記が苦手だったので、考えて答えを導くやり方のほうが面白かったですし、そのような生徒に人気だったのだと思います。

講義の仕方も、生徒が講義に集中するように(寝ないように)工夫なさっていたと思います。まず、授業中は生徒に何回も質問を振っていました。問題の答えを導くステップを一つづつ問うような質問です。振る質問もYes/noで答えられる簡単なものが多かったです。「○○やけど、△△やと思う?思わない?」という具合です。簡単な質問なので生徒もすぐに答えられるため、授業もテンポ良く進みます。そして、雑談も面白かったです。生徒を鼓舞する良い話をするも最後にオチをつけて笑いを取っていたことが、今でも印象に残っています。

自分はいろいろな講義を予備校で受け、それぞれ面白かったのですが、それら授業の中でも村瀬先生の講義が一番好きでした。ちなみに、全くの余談ですが、センター地理の点数は現役時代からほとんど上がりませんでした。先生ごめん!

時を(現代に)戻そう

20年前予備校で講義を受けていた先生が、カリスマ予備校講師ブームに乗り(牽引し?)、タレントになり、今やTVCMを持つほどにもなりました。学生時分、色々な先生から講義を受けてきましたが、こんなふうな成功をした先生を他に知らないです。村瀬先生、すごい人になったなあ。。

因みに、自分が村瀬先生のCMを初めて見たとき、その後すぐに流れたCMは「一平ちゃん」のCMでした。

村瀬先生が、チキンラーメンを、ひいては日清食品を背負い、ばっさーと戦っている。。

村瀬先生、すごい人になったなあ。。

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