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#04 アイウェアのアップデート

僕は眼鏡屋なのに幼少期から目が良いです。
前職に就くまでは割と敬遠しがちのアイテムでした。
理由は、「痛い」「重い」「ズレる」「蒸れる」といった機能的なネガティブイメージとのび太くんから脈々と引き継がれる「ダサい」イメージが眼鏡から遠ざけていました。
そんな僕が、なぜ今眼鏡会社を立ち上げたのか?というと。
鯖江で作ったセルロイド製の眼鏡に出会ったのがキッカケでした、眼鏡をかけた方がかけないよりも良いと感じた(あくまで自分的に)のは初めてで「ダサい」というイメージは払拭されてそれをきっかけにハマりはじめました。
その後、世界の展示会やアイウェアブランド、過去のヴィンテージアーカイブを様々見るに連れて印象をガラッと変えられる変身アイテムだという事にも気付かされました。
長い歴史の中で多種多様で素晴らしいデザインが今でも生み出され続けています。

しかしながら、未だ足りていない部分が機能的な部分です。
最悪かけなくていい僕にとっては「痛い」「重い」「ズレる」「蒸れる」という部分がずっとかけ続けるには積極的になれない大きな課題です。

特にランニンング中のムレはステレスフルです

加えて、温暖化?の影響もあり今の夏は灼熱です。
特に都市部はアスファルトの照り返しで暑く汗をかくと鼻当てと耳裏に入り込みずるずる滑ります。
そんな中眩しいけどサングラスをかけたくないと思ってしまいます。

視界が黄色いとデザインできない

例えばテレワークなんかで、モニター越しに仕事をすることが増えていますが今あるブルーライトカットなんかは青色を消してしまうので色味を調整するクリエーターには向かなかったりします。

ベテランサーファーは紫外線に長年晒され目が白く退色している人もいます

サングラスという部分では最も日差しが強いであろう海の上まで持っていけるサングラスは現状無かったり。

次のスマホはアイウェアだと言われて随分経ちますが未だ浸透しそうなプロダクトは出てこない。

ライフスタイルが多様化する中もっと踏み込んだ機能をアイウェアに持たせて良い時期なんじゃないかと思います。

僕は民生品に耐え得る3Dプリンターに出会い「一つの技術たくさんの可能性」を頭に描く事ができたのですが、他にもアイウェアに転用すると革新的なベネフィットにつながる技術がころがっていると考えています。

弊社はそういったアイウェアを企画し、既存の生産技術に融合させていくアプローチでアイウェアの次をカタチにしていきます。

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