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「1分で話せ」と、サービス業においてのプレゼン

この本は、伝えたい相手に、どうしたら伝わるか。
そして伝える目的と手段を明確にする本です。
普段のカジュアルな会話での話というより、
よりビジネスライクな場面での活用。

結論(伝えたい事または相手に動いてほしいこと)→根拠3つ(なぜならば)→その3つを掘り下げる

プレゼンに関してこの本が伝えたい事は、これに尽きます。

あとはそれを掘り下げて、プレゼンの目的心構えやポジショニング、その他プレゼンに挑む前のマインドセットなどが入ります。

そもそもプレゼンの最終的な目的とは、相手に動いてもらうこと。そのためにしっかり話を最後まで聞いてもらうこと。

心に残った一文は、
大前研一 「考えるとは知識や情報を使って結論を出すことだ」
の引用。
考えることと悩むことの違いは、
考えるのは結論を出すこと、
悩むのは結論を出さないこと。
だから悩むのは無限ループに入る。
普段から常に、だから何?を問う。

さて、企業でプレゼンする機会があったりする場合にタメになる本だと思いますが、これが、対お客様だとどうでしょうか?

相手に何かを伝える技術っていうのはどんな場面でも同じです。
ただサービス業って、とことん相手に寄り添う仕事なので、まずは自分のプレゼンを通すことよりも、相手の想いを汲み取る事が前提になります。
その想いを汲み取った上でアプローチする時なんかいいのではないでしょうか?

悩みやニーズを聞く
聞く
聞く
質問する
聞く
聞く
その問題を解決できる方法や商品があれば、
プレゼン←ここで活躍。

まずは聞く事と相手の気持ちを想像することが最優先ですが、

会社の会議は、目的が明確(ちゃんとした会議なら)なので分かり易いですが、一個人が相手の場合は、悩みやニーズが複雑なので、まずはそこを理解するのが大事です。

テレホンショッピングや、アフィリエイトなどでの売り込みと、僕ら美容師のような対面サービス業で重視するべきところは全く違います。
僕らはとにかく話を聞く事。相手の気持ちを汲める事。
その真摯な気持ちが第一で、そのあとに分かりやすくプレゼンするために、さきほどの順序で説明する。


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