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変な映画だった 2024年5月10日分


・今日は今月で新潟に飛ぶ友達と映画を観に行きました。転勤がある仕事とは聞いてたんですけど、新潟に行くことになるとは思わなくて笑っちゃいましたね。雪が凄そうなので滑って転ばないようにして欲しいです。


・そんな友達と行ったのは…、

・はいこちら『変な家』です。こちらはオモコロというウェブメディアで書かれていた記事が原作になってる映画ですね。

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・自分はオモコロに載ってるホラー記事大好き侍なんですが、ホラー映画は苦手だしこの手の映画の評判が良かった例を知らないので、観に行くつもりはなかったんです。しかし、オモコロのラジオ、ニュースオモコロウォッチでこの映画の感想回があったんですよね。

・これをちゃんと聴きたいが為に観に行く決意をしました。このラジオではネタバレ感想をしているため、映画を観るまでは聴いてませんし、今これを書いてる時も聴いてないです。自分の感想とすり合わせたいですからね。


・わざわざ新潟に行ってしまう友達を連れて行くような映画では無かったかもしれませんが、もうチケット取っちゃったし仕方ないですよね。ちなみに2人ともホラーが苦手です。人選から何から全部ミスってる気がするな。


・友達は『自分だけではちゃんと観られないかもしれない』という理由から、アイドルマスターシャイニーカラーズの福丸小糸さんのぬいぐるみを持参してました。ボケにしちゃあ手間をかけすぎだし、ボケじゃなかったら今後の付き合いを考えます。


・さてさて観てきた感想を書きたいんですけど、公開してそこそこ経ってるので普通にネタバレ感想を書きたいと思います。嫌な人はブラウザバックしてくれよな!


⚠️ここからネタバレ注意⚠️



・はい、観てきました。まず第一に、『漂白剤個人の感想』だと言うことを把握した上で読んで欲しいです。

・この映画の全体的な感想としては、“求めていた変な家では全くなかったけど、超つまんないかと言われるとまあ観れる。でも劇場で観なくても良かったかな。”って感じです。自分みたいに目的を持って観に行くのが、ある意味の正解なのかもしれないですね。


・沢山「ん??」ってなる箇所があったんですが、それを挙げるだけだったらアンチスレになっちゃうので、最初に良かった所を書いていきましょうかね。上げて落とす、これで行きましょう。

・佐藤二朗さん演じる栗原、これはとても良かったです。佐藤二朗さんがちゃんと栗原という人物の役作りをしてきていたんですよ。出てきたキャラで1番面白かったです。ひねくれた知識人で、利己的に動いてるようだけど主人公達の心配はしっかりしている。そのキャラへの解像度がピカイチでした。

・それと、演技が上手いDJ松永も良かったです。事前知識ゼロの状態で観に行ったので、最初出てきた時「あれ?DJ松永??」となりました。でも演技が自然だったので、他人の空似だと思ってたらまさかまさかの本人でしたね。演技の違和感が無さすぎてた。

・あと最後の最後、ラストの引きは良かったです。主人公の雨宮さんが住んでいた所もまた“変な家”だった。結構考えられそうな終わりではありますが、一応ホラー映画なのでそういうのもアリだと思いましたね。

・最後に、エンドロールで長島さんと原宿さんとみくのしんさんの名前があったのも面白かったです。長島さんとみくのしんさんは本名フルネームなのに、原宿さんだけ『原宿』と書かれてるのも好きでした。エンドロールに名前が載ってるのに試写会に招待されてないのも面白かったです。絶対正解の楽しみ方じゃないけど。


・えー、はいここから先マイナスなことを言い続けます。この映画を観て面白いと感じた方は読まないでください。まず、思い出して欲しいのが、自分が1番最初に言った感想ですね。

“求めていた変な家では全くなかったけど、超つまんないかと言われるとまあ観れる。でも劇場で観なくても良かったかな。”

・まず求めていた変な家では無いんです。自分が思う変な家の良さって、身近に潜んでいる部分なんですよ。自分たちが暮らしている身の回りで、変な家で起きていたようなことが起こってる、かもね。ってところが好きなのに、映画化する以上オチをつけないと行けないから、最終的に全部燃やして終わるんですよ。なんでもいいじゃんそんなん。

・しかもこれ、原作は不動産ミステリーなのにジャンプスケア系ホラーになっちゃってるんです。変な家にビックリは全く求めてないのよ!じんわりとした暗がりを覗いた時のような怖さが欲しいの!!びっくり箱じゃないんだから。

・あと画に変化をつけなきゃいけないから、実際に変な家に行くシーンがあるんですよね。これは別に悪いことじゃないんですが、こういうことをせざるを得ない状況だったと考えると、そもそもこの作品と映画っていう媒体の相性悪さが際立ってるとさえ思ってしまいました。そんなこと言ったら元も子もないんですけどね。

・あとその場面で、協力者の女性が意味分からん角度に首を曲げてるんですね。これもジャンプスケアの1つなんですが、この女性別に敵でもなんでもないんですよ。なんで曲げてたの?この一瞬で寝違えたの?

・そして何より最終盤、主人公達が敵地(?)に乗り込む場面があるんですけど、そこで敵のIQが軒並み2になる瞬間がありました。敵地に乗り込んでる時点で変な家の要素は全くないんですが、それは一旦置いておきましょうか。マダム・ウェブの時も話したんですけど、登場人物のIQが2になると何よりもオモロが勝っちゃうんですよね。ホラー映画においてオモロが勝つって1番あっちゃいけないことじゃないですか?だってオモロいんだもん、怖くないんだもん。

・IQが2になった代表的な例として、何故か主人公だけがハンマーで頭を殴られる(栗原さんは無事)、儀式が雑(ちゃんと手順を説明していたのに、誰1人として守ってない。)、聞かれたら割とマズいことをベラベラ喋る敵の1人(その後ちゃんと殺される)、道が繋がってるはずなのに何故か探しに来ない敵の方々、突然チェンソーを持って暴れ回る老婆等が挙げられます。そして最後は全部燃えて終わります。夢の話でもしとんのか。

・超つまんないかと言われるとまあ観れる。そう、まあ観れるだけでつまんなくはあるんです。超面白くない訳では無いけど、面白く無いのは確か。そんな映画でしたね。ずっと変だった、変な映画です。これ。この映画、なんか変なんです。


・以上が自分が変な家の劇場版を観ての感想ですね。そして、今1度皆さんに言います。

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・これでオモコロウォッチの3人がベタ褒めしてたら凄い落ち込んじゃうかもな。



・映画の後は友達と居酒屋に行って、ハマグリに驚いてました。

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