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韓国生まれ、大阪育ちの私が会社員から独立して株式会社アンドピープルを立ち上げた理由


株式会社アンドピープルの代表取締役を務める金賢守(キムヒョンス)です。

私が経営するEthical&SEA(エシカルシー)横浜
は今年で3周年を迎えました。

日々試行錯誤しながら精一杯共にチャレンジしている社員達
Ethical&SEA(エシカルシー)横浜に足を運んでくださるお客様
コラボレーションイベントを行った企業様

たくさんの方々に支えていただき、ここまで歩んで参りました。

これからもさらに、人も地球も豊かにするセレクトショップとして進化し続けていきますので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

3周年の節目ということで、私が”株式会社アンドピープル”、エシカルセレクトショップ”Ethical&SEA(エシカルシー)横浜”を立ち上げた経緯を改めて紹介させていただきます。

また、これまでコラボレーションした企業様もご紹介いたしますので、サイトマップとしても、本記事を楽しんでいただければと思います。

日本に移住直後の生活で、人の繋がりとお金の大切さを痛感

私は韓国のソウル生まれです。

そして、日本に家族で移住してきたことが人生の大きな転機となりました。

生活スタイルなどの状況が変わる時に、大きな変化、チャンスがあると言いますが、まさしく私にとってはそうでした。

お金の保証もなく、もちろん日本には知り合いもいなく、そもそも、日本語すらちゃんと話せません。

全てをリセットして、何もないところからのスタートを選択した両親の挑戦を今では心から尊敬しています。

今の自分にあるチャレンジ精神も、両親から受け取ったギフトだと思います。

優しい愛、タフな愛、両方の愛をたくさん受けて育ちましたが、お金の面で考えさせられることはとても多い家庭でした。

父はお金を稼ぐためだけではなく、「貢献」、「奉仕」、「使命」を大切にして仕事をしていました。

そんな親を誇らしいと思う部分もありながら、現実の生活はとても厳しいことも事実でした。

それでも両親は精一杯私を育ててくれましたし、父の職場の方や近所の方達にもたくさん助けてもらいました。

移住先が大阪という、人情にあふれた地域たっだことも関係してるかもしれません。

韓国と日本という2つの国で育ち、異なる文化に触れたことから、漠然と「国と国」「人と人」を繋ぐ国際的な仕事に関わりたい、と思うようになりなっていました。

このような幼少期の経験が、今の自分の土台になってるような気がします。

SE(システムエンジニア)としてのキャリアをスタート

大学進学では、韓国の大学に進むか、日本の大学に進むかで悩んだ時期もありました。

結果として、慣れ親しんだ日本の大学のIT系の学部に進学しました。

そして、「グローバルに活躍できる人材になりたい」「IT業界に関わっていきたい」という二点から、大手IT企業に就職し、SE(システムエンジニア)としてのキャリアをスタートさせました。

システムエンジニアとしてのキャリアをスタート

同期が500人という規模だったこと、個性的で魅力的な人が多く、「この人達と一緒に働きたい」と思えたことも後押しとなりました。

グローバルに活躍したい、という想いは2つの国で育った経緯からですが、IT系を選んだのは、「しっかりと手に職をつけて稼ぐぞ」という想いからでした。

「やりがい」も当然大切です。

しかし、生きていく上でお金が無くて困ることも非常に多いことも事実です。

「お金が無い」ことで、シビアな生活となってしまうことは身に染みていました。

自分自身の生活はもちろん、両親の生活を守るためにも、「稼ぐ」という意気込みは人一倍強かったと思います。

しかし、この時の私のキャリアプランには「起業する」という選択肢は全くありませんでした。

大胆なキャリアチェンジ。先輩の教えから人生設計を見直すことに

私の人生にとって、2度目の大きな転機は会社での魅力的な先輩達との出会いでした。

ある先輩は社名ではなく、「〇〇さんだから」という、自分の名前で仕事がやって来るタイプの先輩で、社会人なりたての私は、とてもかっこいい仕事の仕方をされているのだなと心打たれました。

またある先輩は、農業で事業を立ち上げようとされていました。

「起業する」ことは私にはピンと来ませんでしたが、「将来どうなりたいのか」を真剣に考えた結果の選択肢の一つであることは理解できました。

まずは未来の自分の理想と、それに沿ったキャリアプランをしっかりと考えること。

両親を経済的に支えたい
もっと人間的に成長したい
自分の可能性を追求したい

理想を叶えるために必要なお金・時間等も考えていった結果、私は「会社員のSE」としてのキャリアではなく、「起業」というキャリアチェンジを行うことを選択しました。

株式会社アンドピープルとEthical&SEA(エシカルシー)横浜に込めた想い

日本へ移住直後の大変な生活の中、必死に育ててくれた両親には感謝してもしきれません。
私はたくさんの人に支えられてきました。

学生時代の友人たち、会社で出会った同期や先輩たち、そして経営者の偉大な先輩たちに、私はたくさんのものを与えてもらいました。

受けた「恩」に対して「いつか恩返しをしたい」とも強く思うようにもなりました。

実際にそれをお伝えしたこともありましたが、お世話になった経営者の方から返ってきた「恩送り」という言葉が私にはとても衝撃的でした。

「(私に)恩は返さなくていいから、次に送ってね。恩は送るものだから」

「恩は返すもの」と思っていた私にとって、予想外すぎる言葉でした。

そして、それを言える先輩を素敵だと感じました。

自分が受けた恩を次に送る(贈る)、この考えは私にとって軸の1つとも言えます。

私は自分の仕事で、恩返しならぬ恩送りをしたいと思いました。

私たちが生きているのは、この豊かな地球があるお陰です。

私が生きているのは、家族や友人、同僚といったたくさんの人のお陰です。

大切な人たちの楽しく幸せな暮らしがずっと続いてほしいという願いを込めて、株式会社アンドピープルの理念を決めました。

「輝き続ける地球、輝き続ける人をつくる」をMission​として、地球に、地域に、そしてアンドピープルに関わるすべての人に、ショップを通じて、商品を通じて、お客様との関わりを通じて、それぞれが輝く価値を創造し、社会に貢献していきます。

このMission​を実現するため、セレクトショップ「Ethical&SEA横浜」をECサイトと実店舗にて展開しています。

Ethical&SEA横浜は、”エシカルな生き方を広げ次の世代まで青い地球を残す”ことをミッションとして掲げています。

「みなさまに“ちょっといいもの”を選択できる機会を提供するショップ」として、拘りのある日用品、コスメ、スキンケア用品、食品を扱っています。

国産・海外産を問わず、原材料や製法、コンセプトにこだわった素敵な品ばかりです。

こだわりのエシカルな商品を取り扱っています

私にとって、SDGsとは「未来への恩送り」なのです。

Ethical&SEA横浜が大切にしている価値観「わたしたちを広げていく」

Ethical&SEA横浜は国同士、人同士を繋げ、「わたしたち」を広げていくことを大切にしています。

それは、Ethical&SEA横浜で働くクルー同士、クルーとお客様、お客様同士、お客様と商品、だけではありません。

企業、クリエイターの方とも繋がっていくことも大事だと考えています。

ありがたいことに、株式会社アンドピープルやEthical&SEA横浜の理念に共感してくださり、コラボレーションイベントが実現しています。

株式会社アンドピープルは、これからもたくさんの「つながり」を大切にしながら邁進してまいりますので、今後もよろしくお願いいたします。

株式会社アンドピープル
代表取締役 金賢守(キムヒョンス)

【リンク集】
Ethical&SEA横浜 HP
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