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「5つの車にご用心」~~休業前の注意

● 間もなく夏休み

 明日で1学期はお終いです。待ちに待った夏休みが始まります。
そこで,夏休みを楽しく過ごすために,
一番大切なことを書いておくので良く読んでください。

夏休みは「5つの車」のお世話にならないように過ごしてください。

●「5つの車」って何?

1.不審車
車に乗って,中学生の後をつけ回す。
「道を教えて」などと声をかけて,近寄ったところを車の中に引きずり込もうとする。
あるいは,「Heyカノジョォ~,一緒にドライブしようぜ~ぃ」などとナンパしてくる。
こんな車のお世話になってはいけません。ヘタにかかわると,無理やりHなことをされたり,命が危険になったりします。
危ない目にあいそうになったらすぐに家の人や警察に電話をしてください。

ちなみに,警察官に教わった車への正しい近寄り方を紹介します。

2.パトカー 
犯罪を犯してはいけません。
万引き,道路交通法違反(自転車の広がり走行,夜間無灯火etc)などいろいろあります。
「子どもだから許してもらえる」なんて甘えは,中学生では捨ててください。

3.救急車
冷たいものの飲み過ぎ,エアコンをかけたまま寝てしまう,夜更(よふ)かしの連続etcつまらないことで体調を崩(くず)さないように。
自転車事故には特に気をつけてください。
入院するような病気やケガをしたときは,学校に知らせてください。

4.消防車 
夏の夜の楽しみは,花火。
でも,これが火事の元になりやすい。
人の命や家が失われてしまえば,取り返しがつきません。
ボクが子どもの頃は,近所に空き地があって友だちや家族とよく花火をしに行きました。
その時に,みんなが必ず守ったことが三つあります。
(1)バケツに水を汲(く)んで持っていく。
(2)燃え尽きた花火は必ず水につける。
(3)翌朝,空き地に行って花火の燃えかすなどを拾う。
--この三つは,あなたたちも心懸けてください。

5.○○車
5つ目の車の名前は書きません。
あなたたち全員が,何より無事に夏休みを過ごしてくれることを,
心から願っています。

(この話は,中井哲郎「休み前の注意事項は」『たのしい授業1993年7月号』と早川一人「5つの車に注意」『たのしい授業1998年9月号』を元に書きました)

―― 以上です。「5つの車」の話は,休業前の「定番」です。かつては「4つの車」だったのですが,学区でも「不審車」(もちろん「不審者」との語呂合わせです)による危険が増してきたことで加わりました。
今回は夏休みバージョン。もちろん冬休みバージョンもあります。「生徒指導担当」や「学年主任」の話としても使えます。そして,長期休業前には何度も何度も繰り返します。子どもによっては,毎年3回×3年間聞くこともあります。それでいいのだと思います。「大切なことは初めから,そして何度も繰り返す」ことが肝心だと思うからです。


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