日本人である私が幸せを感じやすくなるための鍵は、どこにあるのか

みなさんも、経験がないでしょうか。
高校生や大学生になって、
はじめて知った世界の広さ。

1人で隣町に出るまで、知らなかった。
自分よりずっと要領よく勉強してる人がいた、
ドラマみたいな人生を歩んでる人がいた、
自分はOIOIをなんと読むのかも分からない
田舎者だと気がついた、
こんな、
そんな世界があることを知らなかった、、。

大小あれど、新しいものに出会ったとき、
人は今までの自分の価値観と比べることで、
違いや凄さを実感します。

そのときに刺激を受けて成長する訳ですが、
比較はときにネガティヴな要素を孕んでしまう。

それは、言葉にせずとも、
『負けた』という事実を実感して積むこと。


容姿、貧富、パートナーの有無、センス、資格、能力、、。


ブータンという国は、
2019年より前までまでは
幸せの国と呼ばれていたそうです。

これは情報鎖国によって、
他の国の情報が入りづらかったことが
背景にある、と考えられているのだそう。

つまりはインターネットの普及によって、
自分たちの向こうの世界には、
この世界とはずいぶん違った
煌びやかな暮らしがあるらしいということに
気がついてしまった。。

いやはや、
SNSを通じて
世界中の人と繋がれることは、
果たして幸せか、不幸せか。


私が言いたいことは、
日本について。

日本というのは、とにかく刺激を受けやすい。
良くも悪くも真似することがすこぶる上手い。


音楽もファッションも、
アメリカの真似をしたり、
韓国の真似をしたり。
みなさんも何かしらの影響を
受けた覚えがあるでしょう。

日本人は、とにかく他文化を吸収する。
そして自分のものにしてしまう力がある。
上手いか下手かはさておいて。
良くも悪くも真似してしまう。

悪くいえば節操がない。
ただ、良くいえばチャレンジ精神が素晴らしい。

なんだ、
日本人は不確実性の回避度が高い
堅実な国だなんて思っていたけど、
好きなことに対してはやればできるんじゃん!
取り込む挑戦してるじゃん!

って。

日本人というのは、
兎角、人と比べることが大好き
なのではないでしょうか。
それはもう、文化レベルで根っこから。

だから刺激を受けやすく真似をしやすい。
好きなものに対しては特に熱心に。

食文化の歴史を辿ると、
それはよく分かると思います。
真似で終わらず、
日本料理にまで昇華させる熱量と技術は
本当に本当に素晴らしい。

ただ、
好きでないもの、嫌いなものに対しても、
比較してしまうのが下手なところ。
リミッタといつかさじ加減というか、
調整弁の使い方がうまくない。

ゆえにずっと、
自分となにかを比較してしまう。

家族や学校、職場だけだった世界は、
比較する対象はいまやSNSを通じて
宇宙規模まで広がった。

ブータンの幸福度に対する考察が正しければ、
日本人とは
極めて不幸に陥りやすい文化を持った国
だと言えるのではないでしょうか。

だって、目にするもの全てを
比べてばかりいるのだもの。

幸せになるには勝ち続けること。。?

いやいや、そんな訳ないだろう?


吸収力をそのままに、
挑戦するスピリットはそのままに、
良いところだけに目を向ける。

良いところとは、
相手の優れたところ、自分の優れたところ。

相手と比べて自分を見る必要はない。
相手を優れていると感じた心に従って、
良いところの真似をすればいい。

なまじ自分に目を向けてしまう癖が悪いのだ。
そんなものは要らないのではないか。
実は、感じる心、本能に従えることが、
幸せの天才の姿なのではないだろうか。

これは精神的な技術。
まだ身についていない私にとって、
メンタルトレーニングは必修科目。

もちろん、善悪の区別は大事なので、
常識や良識を学ぶことも忘れずに。

さぁて、
心を研ぎ澄ませるために、禅でもやろうか。
いつまでも幸せな精神であれるように。

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