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八ヶ岳南麗で新プロジェクトがスタートします!

初めましての方も、そうでない方も。
こんにちは!村本彩です。

気づけばもうすぐ11月。
夏も終わり、冬が間近に迫りつつある八ヶ岳南麓です。

このnoteも約5ヶ月ぶりの更新という。笑
ま、まぁここは気の向くままに綴る目的なので、、、よき、よき^^!!


2022年1月に山梨県北杜市に移住をした私たち家族ですが

家族として移住を決めた理由は

自分が本当に心の底から欲していることは
仕事での評価でも世間的な名誉でもなく
家族との心豊かな時間なんだなと腹落ちしたことが大きい。

何かを得て満たされるのではなく、
ただそこにあるものを、美しい・愛おしいと感じられる時間。

仕事はもちろん楽しいし好きだし
これからも色んなことに挑戦して成長したいけど
そういう時間を、自分の人生でもっと増やしていきたい。

そう思ったのが、私が移住したいと最初に思った原点。


一方で、移住を決めたのにはもう1つの理由があった。

それは、自分がそういう気持ちを
感じて変わってきたように
誰かが自分の本当の望みに気づいて
心豊かな人生を送るきっかけとなるような場所を作れたらな、
と思ったから。


私が移住するきっかけとなった
福岡の糸島に行った時にお世話になった
ゲストハウス「いとより」には
ライフシフト・キャリアシフトを考えている人たちが訪れて

これまでまったく別々の人生を歩んできた人たちが
初めましてなんだけど
偶然同じ時間に同じ場所に来たことで重なり

各々に「今ここにたどり着いた理由」とかを
語ったり綴ったり

そして特に語らなくても、
一緒にごはんを食べたりして

うまく言えないんだけど、
そこには言葉以上の転機となる心の交流があった。


その時間は、具体的な「何かを得る」という
分かりやすいものではなかったけど
確実に私の心に残って、その後私を変えていくきっかけとなった。


そういう場所って素敵だなぁ。
いつか私も作りたいなぁ。


2019年の4月、漠然とそう思ったのが原体験となり
それが私の移住を後押しす原動力となった。

場所を作るためには資金もいるからと
その気持ちはまた、
irodori社のコア事業(ナチュラル・ブランディング)を
成長させる原動力にもなっていった。


そんな、「いつか」と思って
胸の中にある夢リストフォルダにそっと置いていたものが
具体的な実現へと動き出したのは、
それから3年の時が経った2021年の春のこと。

「そろそろやってみようよ!」って聞こえてきた気がして。

そこからまずはエリアを検討し、
土地や物件を見に行ってみようと
物件巡りをしてみた、2021年夏。

週末には何度も東京と山梨を往復して
中古物件や土地を何十件と見て回った。


コロナもあって、北杜市への移住者もかなり増えているということで
いい物件はあまり残っていないというのも聞いていたけど

何十件と見て回る中で出会ったある場所は
自然を感じられるのだけど山の奥すぎず、
なんとも言えないとても穏やかな「気」が流れていて
幸福感に包まる場所だなぁと感じて。


「ここがいい!」と思った。


私が代表を務めるirodori Brandingのミッションとして掲げているのは

競争・優劣から立場をつくる時代を終えてそれぞれが違いに誇りを持ち個性を見出し活かしあう「共生」の社会を創る。そして、誰のものでもない、一度きりの人生を幸せに生きる人が増えることに貢献する。

https://irodori-branding.com/aboutus/

というもの。

ブランディングというと、
ビジネスの世界のことを扱う仕事のように思われるかもしれないけど

私たちにとって「幸せ」というのはとても大事なテーマであり
このミッションを体現し、体感してもらえる場所にぴったりだと思った。


この場所に付けた名前は
「ヒュッゲの森 Life&Work」


“HYGEE”(ヒュッゲ)というのはデンマーク語で
デンマークの方がとても大切にしている
時間の過ごし方や心の持ち方を表す言葉だとか。

何かを得て満たされるのではなく、
ただそこにあるものを、美しい・愛おしいと感じられる時間を
人生の中で少しでも増やしたい。

この場所を作りたいと思った原点となる気持ちこそ、
「ヒュッゲ」だよなぁって。

北欧には行ったことないけれど(笑)
そんな精神性をirodoriらしく、この場所で表現していきたい。
そう思ったのでした。


そんな想いを持って建築をお願いしたのは、
このエリアの土地の個性をよく理解されており
irodoriが大事にしているフィロソフィーとも通じるものを
建築業界で以前より大事に実践されている
パッシブ・デザイン・オーケストラ(PDO)さん。
https://www.passivedesign.jp

「ここにお願いしたい!」と思って
ご連絡させていただいたのが2021年秋。
ちょうど1年前くらいのこと。


移住者の増加によってPDOさんへの建築依頼も増えていて
この時点で「来春着工は今からでは無理です」とのお返事。

PDOさん以外考えられない
なんとか秋着工で、2023年春には完成させたいんです〜!
と泣きついて、
新進気鋭な建築士の橋爪さんが担当してくださることに。



この時点で、私の気持ちはもう八ヶ岳の地へ(笑)

完成する2023年春まで、東京で暮らして待つなんて無理ーーー!!

と、急遽、完成までの時間を過ごす賃貸物件も探して
2021年末に山梨へとあっという間に引っ越ししたのでした(笑)


・・・と2021年後半からは
怒涛のようにライフシフトしていったわけなのだけど

不思議なもので、全然よいしょって
自分を奮い立たせて動かしてた感じはまったくなく。


多分、使命に導かれている時ってこんな風に
スーッと流れていくものなんだろうなぁ。


だから、生活が激変することも
土地や建築費など大きなお金が動くことも
不思議と怖さはなくて。


そんなわけで
いや〜八ヶ岳の生活も楽しいな〜♪なんて
呑気に過ごしていたら
PDOさんとの打ち合わせの進捗ものんびりになってしまい
2022秋着工も危うくなってきた!!!汗


しかも、住宅ならまだしも
事業用の施設の建築なんて未経験過ぎて
何が必要で何が足りないのかが全然わからない!!

建築と、インテリアと、施設稼働のための収納と・・・
これ私の頭と経験値では限界っす〜!!!涙


と困っていた6月ごろに手を差し伸べてくれたのが
一級建築士であり、インテリアコーディネーターであり、ライフオーガナイザーである
ie アイエ代表の大塚彬子さん。(通称あこさん)

誰に相談するのがいいかなぁ・・・と考えた時に
私の頭にもあこさんの顔が浮かんでいて

そしたらその数日後にふと、あこさんから
「日経ウーマンの記事読みましたー!」とご連絡が!!
(ちょうど移住特集で日経ウーマンに特集いただいた後だった)


何このシンクロー!涙 奇跡!! ご縁!!!
と感激して、泣きついて(笑)

ここから女神のようにサポートしてくださり
PDOさんとの打ち合わせにも千葉から何度も通ってくださり
私の想いを繋いでくださったのでした。

(あこさんを受け入れてくださったPDOさん・橋爪さんの受容力にも感服!!
PDOさんのフィロソフィーとして掲げているものが
その人たちの在り方にも体現されていて感動!!)


そんなこんなで、目まぐるしく動き出したこの3ヶ月を経て

ついに、ついに!!!

11月に着工!!!

う、嬉しい〜
(完成は春ではなく2023夏に延期になったのだけど)


でも、喜ぶのは束の間。

ここからさらに大事になってくるのが
この場所とこのハコにどんな命を吹き込むのか。

「ヒュッゲの森」は誰にとっての、どんな存在になるのか。

ここからがまさに、ブランディングの真骨頂。


建築自体を考える時にもコンセプトは話してきていたけど
それをインテリアや場所の世界観として
それをWEBサイトやリーフレットの世界観として
そしてそれをこの場で提供するサービスとして
どう繋いでいくか。


私にとっても初めての経験で
すごーーーく難しいのだけど
すごーーーーーく楽しくてワクワクしています。


建築と、インテリアと、WEBと、紙媒体と、映像と、サービスと・・・

これらを繋いでいくために、irodori社内外問わず
私が大好きで尊敬しているメンバーが力を貸してくれることになり
今週末、この八ヶ岳の地でキックオフ合宿を実施!



お世話になったのはLivingAnywhere Commons八ヶ岳さん。

とても充実した時間を過ごすことができました^^

昼はタープを張って、オフサイトミーティング。

みんなでテントを貼ります
アウトドアオフィスの完成!
みんな真剣にブレスト
施設の内装について、あれこれ


夜はチームメンバーの家族も合流し、みんなでワイワイ!

厨房で調理隊!
おにぎり番長、横やん
火を囲んで子供たちは焼きマシュマロづくり


家族は初めましての集まりだったりしましたが

不思議と、この自然に囲まれた場所に共に集まると
いつもの仕事とか肩書きとか、そういう枠を超えたつながりができる。

改めてその力を感じました。


というわけで、ここから
「ヒュッゲの森プロジェクト」いよいよ正式スタート!!

徒然と書いたので読みにくかったかもですが
私が移住を決めたもう1つの理由について改めて書き綴ってみました。


また更新はしばらくご無沙汰になりそうだけど
時々覗いてもらえたら嬉しいです^^


それでは!


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