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#17 スマートコントラクトを覗いてみよう

昨日の#16 ブロックチェーン続きです。

分散型アプリケーションを探索します

DAppプロジェクトのレジストリから、Ethereum、EOS、Hive、Klaytn、NEOブロックチェーンを発見してみましょう。

https://www.stateofthedapps.com/

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ここで「DApp」とは(decentralized application=分散型アプリケーション)のこと。

非中央集権、分散型のアプリケーションで「trustless(信用を保証する第三者がいない)プロトコルによる分散ネットワーク上で、多数のユーザーが利用するアプリケーション」です。

「管理者なしの自動運用」「ブロックチェーンの利用」「マイニング者に報酬としてトークンを付与」が特徴。ビットコインが代表的ですね。

スマートコントラクト機能を持っています。

カテゴリーごとのランキングをみてみましょう。

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「View the top DApps」から今日のランキングを見てみましょう。

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financeのTetherが一位。2位はSplinterlandsというゲームですね。

上の青に戻って、一番左のイーサリアム(Ethereum)を覗いてみましょう 代表的なDAppのプラットフォームです↓

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たくさんのDAppおよびスマート・コントラクトがあります。

P2Pのネットワーク上でスマート・コントラクトの履行履歴をブロックチェーンに記録しています。

マイニングすると「Ether」と呼ばれるイーサリアム内部通貨の報酬がもらえます。

詳しくはこちら ↓

ブテリンというロシア系カナダ人の大学生が23歳のとき2014年2月につくりました。

ブテリン

「submit a DApp」を押すと、自分のDAppをつくることができます。

これで契約をブロックチェーンで実現できます。

この「スマートコントラクト」は自動的に決まるコンピュータプロトコルで、第三者を介さずに信用が担保されたトランザクションを処理できることを意味します。

定型的な契約、約款、定型取引、決まりきった「附合契約」「付従契約」などドライな契約に適しています。

「(定型)約款」は、多数の相手と同一の内容の契約を結ばなけれなならない取引に見られます。

約款の例は、鉄道などの運送契約、保険契約、電気やガスなどの供給契約、宿泊契約、預金契約、ソフトウェアの利用許諾契約などです。

電車乗るときいちいち値引き交渉したり、個人的な要望をお願いする人はいませんよね。電気やガスも。

たぶん生保や損保でもカタログの中から選ぶだけですよね。あとは分厚い細かい文字の約款を渡される。そして読まない。

こういうのがドライな契約。

不動産売買のような個別性の高い契約は無理だと思います。こっちはウェットな契約だからね。

典型契約に近い賃貸契約や登記などは可能性がありますね。

Dappのアプリストアとしては、Blockstackは2018年5月、「App.co」を公開しています。

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