こんな本を読んだ 番外 私が好きな人 3 磯田道史
【結論】「好き」を仕事にできれば幸せ。しかし、努力も必要。
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『武士の家計簿』の磯田道史さん。テレビで歴史について語るときの楽しくてしかたがないといようす、私は好きです。
さて、前回の養老孟子さんのとき(⇒こちら)に、「好きなことを職業にできたらいいとよくいわれますが、それができる人は多くはない」と書きましたが、磯田さんは、その数少ないうちの一人。
磯田さんは歴史の専門家ですので、本(史料)を読むのが仕事。本とのかかわりを自身のことばで語っています。
それが『仕事力「働く」を考えるコラム』(⇒こちら)
いくつか要約または引用します。
小学校のころ、弥生土器の再現に夢中になっていたが、本物のように赤くきれいに焼き上がらない。ついに小学校の図書館で窯業の本を読んで、赤い色を出すためには鉄分が必要であることを知ります。
母校・慶應大学の図書館に何日も飲まず食わずでこもっていたら、倒れて救急車で運ばれてしまったというエピソードも語っています。
救急車で運ばれるのはどうかと思いますが、それだけ努力をしているということでしょう。もっとも、本人は努力と思っていないふしがある。楽しくてしかたがないんでしょうね。
磯田さんは、「好き」を仕事にすべきだといっています。そのためには、他人以上の努力が必要ですし、それを楽しむ才能が必要だと私は思います。
結論。「好き」を仕事にできれば幸せ。しかし、努力も必要。
いままで3名の「私が好きな人」を書いてきました。みな少年のこころを持った人ばかりです。たまたまですが男性ばかりとなってしまいました。またの機会に女性篇も書いてみたいと思います。
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読んでいただけただけでうれしいです。