見出し画像

[2023年度・宮津農旅インターンシップ]海沿いの集落で半農半漁を体感する5日間

※今年度の募集は終了しました。


こちらは、2023年度、京都府宮津市(https://www.city.miyazu.kyoto.jp/)と株式会社百章(https://www.hyakusho.org/)が連携し、企画・運営を行う農業インターンシッププログラムです。

従来の農業インターンシップや研修では、農業経営を学ぶことを中心としたプログラムが多く、農業を一つのナリワイとして取り組みたい人にとって少しハードルの高いものでした。


“農”は暮らしの延長線上に、地域の延長線上にあります。
本プログラムでは、企業でガッツリ農作業の知識やスキルを学ぶ、というものではなく、地域に入り、暮らしと繋がっている“農”を体験していただくプログラムになっています。

農への関わり方は人それぞれ。
自分の人生の中に、どんな風に“農”があるといいでしょうか?

そんなことを考えてみたい方に向けた農業インターンシップを企画したくて、宮津農旅インターンシップをスタートしました。
 
それでは、2023年9月14〜18日に開催予定の
海沿いの集落で半農半漁を体感する5日間
について詳しくご紹介させていただきます!

※地域の詳細やプログラムの内容を見なくて良い方は、下記の目次より申し込みへお進みください。


海から徒歩10秒。海と共に、田畑と共に作られた里 ”矢原・脇の浜地区”

宮津市街地より、車で10分。栗田(くんだ)半島の中間に位置する、矢原・脇の浜地区。

ふたつの地域合わせても、世帯数は50戸ほどで、住人も100人弱ほどの地域です。

この地域は、昔は漁師と農家の兼業で暮らす家が多く、現在、府道が走っている場所は元は砂浜となっており、すぐに船を出せるようになっていました。

現在の家も、海側は蔵(倉庫)として、山側が母家(居住地)としての名残が残っており、ほとんどの家が、2棟に分かれ、中庭があって、後ろに畑があるような造りになっています。

集落から山手に向かって、田んぼ・畑が広がります。

畑側から見下ろす海も壮大で、美しいですね。
ずっと奥の方には、日本三景の天橋立も見えています。

耕作放棄地になってしまった場所には、地域の美化活動の一環で、可愛らしいコキアが植えられていました。

集落のハジの方には、何やら謎の古い客船が鎮座しています。

昔、旅客船として使われていた船を何処かの誰かが購入し、この地においているらしい…
謎ですが、集落のアイコンとしてわざわざ観に来る人もいるそうです!

集落の山際には、ポツポツと洞穴が。
この辺りも、先の戦争で使用された防空壕がまだ残っているのかな?と思いきや、

なんと、芋などを長期貯蔵するために作られた穴だそうです!!!
一家に一穴あるそう。山が身近にある、集落の知恵ですね。

集落の中には、もちろん港もあります!
今でも数名の漁師さんが沖に出て様々な魚介を獲って来られる場所となっています。

地域の漁師さんの手づくり生簀(いけす)も港に浮いていました。
ここで、獲ってきた魚を生かしつつ、必要な時に出荷されるそうです!

地域づくり・農地保全のかなめ柴田さん、大阪から移住して10年、半農半漁の実践者 池上さん

今回、矢原・脇の浜地区での受け入れをしていただくのは、柴田さん(写真 右)と池上さん(写真 左)です。

柴田さんは、地域をまとめる役をされながら、農地を保全するための様々な地域活動を積極的に行われている、地域づくりの中心人物です!

プログラムの中でも、地域との交流などを中心にサポートいただく予定にしています。

池上さんは、大阪からこの地域に移住して来られて約10年。今や、地域内の農業の中心人物として毎年多くの田んぼ・畑を管理をされています。

また漁師も、移住して来られた方はすぐに漁業権を得ることができない中、10年もの時間を経て漁業権の取得を実現されました。

名実ともに、半農半漁のキャリアを実現されていますが、もちろん課題もたくさん。今回は、プログラムの受け入れの中心として受け入れてくれる中で、そうしたリアルな話も伺えそうです!

地域の暮らしと半農半漁を体感する

今回のプログラムでは、地域の季節野菜の植え付けや管理、収穫など一連の野菜作りに必要な体験をしていただきます。

また、農村集落ではどこでも必要な獣害対策に関する、柵の整備・補修などのやり方や手法についても体験する予定です。

農村集落で、獣害対策は切っても切り離せない仕事のひとつなので、そのリアルを体験していただきます。

天候などの状況にもよりますが、農業機械の乗り方や使い方についても都合を見ながら教えていただける予定にしています。

漁師の仕事については、今回滞在する地域から少し離れますが、宮津の漁師町エリアにて、漁師体験や宿泊場所の運営などをされている本藤さんに体験サポートをお願いしています。

体験内容は天候などの状況によって変わりますが、漁師の刺し網を前日に仕掛け、翌日早朝に引き上げる刺し網漁。
もしくは、たこ壷を引き上げるたこ壷漁あたりが体験できると想定しています!

獲れた魚は、すぐに血抜き・三枚おろしなどの下処理の仕方まで教えていただける予定です。

普段は絶対に体験できないようなリアルな漁師の仕事をほんの少しですが、見せていただける貴重な時間になること間違いなしです!

プログラム実施詳細

プログラムの詳細は、以下の通りです。

実施日時:2023年9月14(木)〜18日(月)

実習地域:宮津市矢原・脇の浜地区

実習内容:
・露地野菜の収穫、管理
・秋、冬野菜の定植
・鳥獣害対策ネットの補修、整備
・漁師仕事体験
・浜買い体験
・新規就農者からの情報提供、対話

実習スケジュール(モデル):

※以上が基本形ですが、天候などにより変更される場合があります。

参加費:
大学生 20,000円
社会人 30,000円
※滞在期間中の宿泊・体験料等を含む。
※ポイントでの参加の場合は、日割りで計算します。

滞在拠点:
・農泊シェアハウスohashi(https://goo.gl/maps/99uAXApug9pK4noP8
※特別な理由がない場合は、こちらの拠点での滞在となります。
※希望者は最終日のみ、実習受け入れ先の池上さん宅にてホームステイが可能です。

移動手段:
宮津駅までは各自で来ていただきますが、滞在期間中の現地移動はレンタカーを用意させていただいております。参加者の中に普段より運転に慣れている方がおられる場合は運転をお願いする場合がございます。

集合場所・解散場所:
宮津駅(https://goo.gl/maps/1q7MXoZoNVMyZKkY7
集合時間は9月14日12時30分とさせていただきます。解散時間は、最終日各自で希望時間に解散可能です。昼食は済ませた状態でお越しください。

※京都・大阪からは阪急or丹海バスがオススメです。
https://www.tankai.jp/kyotoline/

その他、当プログラムについての疑問点などがございましたら、下記の連絡先までご連絡をいただければ、回答させていただきます。

株式会社百章  
Tel:070-4476-8234(担当:矢野)
Mail:hyakusho.inc@gmail.com

お申し込み(締め切り*9月11日20時)

以下のフォームに必要事項をお書きください。
運営事務局より、ご連絡差し上げます。

※期間中、ポイント(数日)での参加を希望の方は、自由記述欄にその旨をお書きください。

※申し込みが定員いっぱいになりましたらキャンセル待ちとなります。お早めにお申し込みください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?