もっと小説を読みたい|読んだよって話7(1/1〜1/31)
週ごとではなく、月ごとに出した方が続くわ…。
ということに気づいたので、月の終わりに集計することにしました。
何事も改善が大事ですからね。
最近よく聞く、PDCAとやらを回していきましょう。
1月2日(火)
おいしいごはんが食べられますように | 高瀬 隼子
これも芥川賞とっているのか、と思って読んでみた作品。
芥川賞作品、短めだからさくっと読めていいな。
嫌いだけどいい顔しちゃう。
感情と行動がばらばらになるとき、ある。そういうとき、決まってモヤモヤした気持ちになってしまう。押尾のように、はっきり態度で示すことできればいいけれど、そうすれば正直者だと崇められるわけではない。逆に面倒なやつめ、と思われてしまう場合のほうが多そう。
美味しそうなごはんの描写が多いのに、全然心が浮き立たなかった。
1月2日(火)
恋愛サバイバル 真面目女子篇 | 柴門 ふみ
恋愛関連の仕事をしなければいけなかったときに読んだ本。
そんなことは分かってんね〜〜〜ん!という気持ちになった。この考え方が悪いのは分かっているんですよ。でも変えられないんですよ。そこをどうしたらいいのか教えてくれ〜〜〜!!!という気持ち。になってしまった。
1月4日(木)
働く男 | 星野 源
映画、音楽、演技、執筆、今までの仕事を振り返ったコメントブックみたいなもの。「自分をつくった55のもの」みたいなコーナーが面白かった。
この時は、こういう事例深掘り系より、生活深掘り系のエッセイを読みたかったので、あまり捗らず。でも、彼のように、もっと集中して、集中して、集中して。本気で働いたら何か変わるのかな、とか思ったり。
1月5日(金)
日々パワー | 堀川 波
おすすめされた本。一人焼肉しながら読んだ。
この言葉、刺さったなあ。好きかどうか分からなくなる。それは何か大切なものを失ってしまっているかのようで辛かったけれど、変化して成長している証だと思えば楽になるなあ、と。まあ、好きがある状態が一番いいけどさ。
1月16日(火)
お金に愛されるノート | 松浦 有珂
愛された〜〜〜い!と思って手に取った本。
選ぶ本に自分の欲望が表れすぎ。なんだか恥ずかしいですね。
最初は「胡散臭い」と思いましたが(私はこの手の本に対して穿った見方をしがち)、確かに一理あるなと思うところもあり。
特に「引き寄せの法則」の部分。自分が意識していることが自然と目に入ってくる脳の性質を利用していきましょうとのこと。なりたい自分を具体的にイメージして、関連情報が入ってきやすい状態になるらしい。類は友を呼ぶ精神と通ずるものがありそう。
1月16日(火)
佐久間宣行のずるい仕事術 | 佐久間 宣行
図書館で予約して、1ヶ月ほど待った本!ようやく読めた!
仕事をする上での心得が書かれている。多分、ほかにも同じようなことを言っている人はいると思うんだけど、推している人から言われるほうが効き目あるよね。
特に心に響いたのは「コント:嫌いな人」。苦手な人と関わる時、コントだと思えば楽しめるんじゃない?というもの。感情がすぐ態度に出てしまう私。苦手な人と対峙したときに、このまじないの言葉を唱えようと思った。
1月19日(金)
ナナメの夕暮れ | 若林 正恭
ま〜たエッセイを読んでしまった。今年は小説を読むと決意していたのに。
個人的には、「表参道の〜〜」の方が好みだった。でも、こちらも彼の思想が詰め込まれていて面白い。
特に、通い詰めていたお店が閉店した時の話が印象に残っている。この気持ちが痛いほどわかる。閉店したことを嘆き続けている喫茶店を思い出した。
あそこ、本当に好きだったんだよな。あのフルーツサンド、もう一度食べたい。バターの風味がする生クリーム。甘いのに、果物の味は邪魔しない絶妙な配合。箸休めにつまんでいた付け合わせのフライドポテト。商店街を見下ろせる窓際の席。もう一度訪れたい。持ち帰りもしたな。本当にあの店のフルーツサンドが好きだった。あの味にもう一度会いたい。
1月21日(日)
投資としての読書 | 本山 裕輔
私の読書は何かの役に立っておりますか?とふと思い、読んだ本。
読書の役立て方が書かれていた。書名にもある通り、「投資としての」読書ですからね。得た知識をどのように使いたいのか、すぐに使いたい知識なのかによって、最適な読み方が変わってくるらしい。
良書の探し方ものっていました。が、私はやはり、その時の気分で選びがちなので活かす時は来なさそう…。こういうの、素直に試すことができる性格だったらよかったんですけどね…。
1月21日(日)
アリアドネの声 | 井上 真偽
友人にお薦めしてもらった本。
ようやく小説!しかも普段全く手にとらないミステリー!
見えない、聞こえない、話せないの三重苦を持った人の避難誘導をする話。
このミス5位。ミステリー?と思ったけれど、確かに不審な部分が明らかになるという点ではミステリーだった。私の中で、ミステリー=名探偵コナンみたいな作品、という方程式が成り立ってしまっている。
障害やドローンについての描写が細かくて、取材とか大変だったんだろうな〜と思った。作家さんの調査力、毎度脱帽ですわ。
物語のキーとなる言葉の意味が途中で変化したのが面白かった。ストーリーとキーワードのどんでん返し。やっぱり、小説はこういうのがあるからいいよな〜と、小説読みたいモードになってきております。
ということで、1月は9冊!
後半に読んでいた本を読了できていないまま、2月に突入してしまった…。
今月は何冊読めるのでしょうねえ。
もっと世界観に入りこみたい。本屋大賞にノミネートされた作品とかも読んでみようかな。
この記事が参加している募集
サポートしていただける日が、いつか来るのかなあ。