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精神疾患を持った親の元ヤングケアラー

子どもの頃は母子家庭で、精神疾患を持つ母親と発達障害のある弟と暮らしてきた。

今で言えば立派なネグレクト、家庭内暴力の絶えない日々。

夕方学校から帰れば母はすでに酔っていて、テーブルには日本酒のパックと吸い殻でいっぱいの灰皿。

カーテンは締め切られ、電気もつけず、薄暗い中、小さな声で「おかえり…」と呟く母の姿は今でも目に焼き付いている。

あまりにも暗い記憶で、今でもこどもたちが朝私より先に起きたときなど、カーテンを閉め切っているとつい、開けなさい!と怒ってしまうぐらいだ。


…もちろん、毎日365日がそうだったわけではない。帰宅すれば母親が機嫌良く迎えてくれる日もあった。元気な時だったか、まだ鬱やパニック障害を起こす前の記憶かはわからないが、母は時折、私の好物の茄子の味噌煮を作ってくれた。

実は小学高学年ごろからは好きじゃなくなっていたのだが、言い出せなかった。私のために作ってくれたことが嬉しかったからだ。

母が精神疾患を患ったのは、私の記憶では給食の調理の仕事で腰を痛め、その職場での人間関係のトラブルからだったと思う。

栄養士の職員がとにかくキツくて、毎日その愚痴を聞かされていた。

このnoteは、元ヤングケアラーとして発信活動をしたり、また、シングルマザーとして日々元気に生きている私の記録です。

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