マガジンのカバー画像

「また、読み返したい。」note保存記事

270
また読み返したいような、noteの記事を保存していきます。
運営しているクリエイター

2019年7月の記事一覧

張り切らない家飲みのススメ

今朝こんなつぶやきをしました。 私は大学生の頃から友達に料理を食べてもらうのが好きで、月一回は我が家で家飲みを開催していました。その「いろんな人に料理を食べてもらいたい、お腹を満たしたい」というお節介心が今の料理の仕事に直結しています。(写真は大学2年生の私。タコライスを作っています) 家飲みを開催するときは「いつもの食卓の延長線上に、親しい人を呼ぶ感じ」でホストします。友達と言えどお客さんなので、ちょっと手間暇をかけたものを出そうかな、と準備します。ここで大事なのは、張

「あなたを大切にしない人のことを、あなたが大切にする必要はない」

これは「優しくしてくれない人には優しくしなくていい」というわけではありません。 前提として、「ひどいことをされてもつい後ろめたさから相手に尽くしてしまう」みたいなわたしの悪しきパーソナリティがあるのですが、この言葉の意味するところは、「相手と自分が対等な関係を保てているときにのみ、その献身は発揮されるべきである」みたいなことだと理解しています。 この言葉をくれたのはカウンセラーさんで、親子関係を中心とした人間関係のバランスについてフラットにアドバイスしてもらい、とても救わ

京都アニメーションと、山本寛監督のこと

 僕はいま、仕事で韓国に滞在している。ソウル市の主催するマンガ、アニメ、ゲームなどのサブカルチャーの未来を考えるイベントに招待されたのだ。今年の春に僕の本(『若い読者のためのサブカルチャー論講義』)が翻訳出版されたことが影響しているらしい。滞在中は市のイベントに登壇するほかに、現地の出版社の企画したファンミーティングに出たりメディアから取材を受ける予定だ。そしてこのタイミングで日本から来た以上、必ずこの話題について尋ねられるだろう。そう、京都アニメーションの事件のことだ。

CSO(チーフ・ストーリーテラー)という役割

2006年、佐藤可士和さんがユニクロの根幹に関わってイメージを刷新させ、「アートディレクター」という仕事が確立されました。 2017年頃から、noteを爆進させる深津貴之さんのような「CXO」という仕事が注目を集めています。 こうして「クリエイターが経営者と共に歩む」という事例は沢山生まれている……のですが、企業のストーリーをしっかり組み立てていくような役割は、案外まだまだ弱いのかも。いや、その役割は今も確かに存在しているのですが、「高度な専門職」として、認識されにくいの

¥250