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歴戦のジャーナリストとの出逢いとビロード革命

一昨日、たまたま訪れたホスポダで、ビロード革命の中心人物であり、後にチェコの初代大統領となったヴァーツラフ・ハヴェルの私設秘書を長年務めたヴラディミール・ハンゼルさんに出逢った。

仕事を終える少し前に、友人から「ビールを飲みに行こうよ、行きたい場所を選んで」という連絡があり、最初に思いついた店へ行くことにした。入店してすぐ、一角に飾られていたハヴェル氏の写真をカメラに収めたいと思ったが、そばで談笑していた二人に遠慮し躊躇していた。しかし、結局は思い立って片言のチェコ語で話しかけた。その二人のうちの一人が、ハンゼルさんだった。

ハンゼルさんは、プログラマーであり、音楽家であり、音楽評論家・ジャーナリストでもあった人だ。また、氏と一緒にいたペトル・マレクさんというジャーナリストにも出逢った。近々改めて会いましょうと言ってもらい、次の機会を楽しみにしている。

昨年11月には、日本から戻る際に立ち寄ったヘルシンキ空港で、ジャーナリストの伊藤千尋さんに出逢った。あの日、わたしはチェックインの直前に座席のアップデートを決めた。有料座席の購入は初めてだったが、かなり疲労が溜まっていたので、少し思い切った。そうして隣り合わせたのが、伊藤千尋さんが案内するスタディツアーの参加者で、トランジットの際に伊藤さんを紹介されたのだった。伊藤さんとは、その後も定期的にやり取りを交わしている。

思いもよらない時と場所で、ジャーナリストに出逢い、交流が始まるということが続いている。そして、彼らはみなビロード革命に関わりがある人たちだ。

何が起きているのか、どんな展開が待っているのかはわからないけれど、これが、今現在のわたしにやってきている流れなのだろう。わたしが無意識に欲するものがやってきている。出来事の意味を解釈するつもりはない。ただ、この流れがおもしろく心地いいので、このまま進んでいく。

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