嶌崎藤乃

嶌崎藤乃(しまざきふじの)です。趣味でミステリを書いています。よろしくお願いします。

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マガジン

  • 本の話

    好きな本の話をしています。ツイッターで呟いている内容よりもネタバレ意識が薄くなりそうなので、まっさらな気持ちでお目当ての書籍に触れたいという方はお気を付けください。

最近の記事

友人たちのnoteを読む日のこと

有難いことに、インターネット上にちらほらと友人を持っています。 もちろん、〝友人〟というのは広義の意味合いでしかなくて、広く浅く、あるいは狭く深く、お付き合いのある皆さまのことを指しています。古くからのお知り合いの方々と言えば良いのかもしれません。 そういった方々がnoteを更新しているとき、「お、やってるねえ」という気持ちで暖簾をくぐるのが、ここ最近の楽しみです。 友人たちの更新には、わたくしごとを赤裸々に綴ったものから、日々の雑多な出来事をまとめておく日記のようなもの

    • 本の話②

      おすすめしたい本が出来たので筆を取ることにしました。 今年の目標を〝節制〟と決めてから、既に九冊の本を積読本の山に重ねました。節制とはつまり、物事を適度に楽しむということでもあるので、九冊くらいなら必要経費だろうという話です。はい。反省しています。 逆にいえば、それだけ魅力的な書籍が世に出ているのです。我慢をするほうが身体に毒とは思いませんか? そうでしょう、そうでしょう。 皆さんの声がここまで聞こえてくるようです。 お察しのとおり、とても節制には向いていない性格をし

      • 本の話①

        どちらかといえば、本が好きなほうの人間です。 たくさんの積読本の山に囲まれながら、それでも普通のひとよりは本を読む生活を送っています。市場で流通しているうちに確保しておかないと買えなくなってしまうことが多い翻訳作品の沼に興味本位で半身浴をしていると、どうしても読む速度より買う速度のほうが速くなってしまいます。 振り返ってみると、昨年は小説だけで六十冊ほど読んでいました。 公募賞に送る原稿を完成させる目処が立たず、まったく本を読めなかった月もあったはずなのに、我ながら驚きま

        • 明けまして、それから

          ※こちらは小説投稿サイト『カクヨム』に投稿している《山茶花の行方》の掌編になります。  赤坂朱音は悴んだ手を擦り合わせたまま、初詣のお参りで賑わう神宮を一瞥した。  正門の鳥居を抜けると、まるでお祭りを思わせるように出店の屋台が軒を連ねていて、寒さで荒んでいた朱音の心はほんの少しだけ熱を帯びた。そのほとんどが食べ歩きを推奨するもので、聖良に見つかったら行儀の悪さを指摘されるだろうなあ、などと杞憂に終わる心配をしてしまう。  清佳から初詣に行かないか、と誘われたのは年明けが近

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