見出し画像

パワハラに勝利した!というお話をします 復職します。

現在勤めている会社は、なんと50歳を越えての転職をしての勤続5年。
去年の秋から休職をしています。その原因は、そうですパワハラです。
今回は、2年近くも続いたパワハラ中の泥臭い私の話。
結局勝利と言えるのかどうかはわからないけれど、上司は元いた部署へと戻り仕事をすることになりました。

正直毎日辛かったし、悲しかった。
勇気を出したり、おまじないをしたりと今回は逃げず、諦めず悩みから脱却できたのかなという結果です。

今思うのは、一皮は向けたかなという実感。
そして行動はしないと人は動かないし現状は変わらない。
そして正しい事はひとつではない。という事がわかった事かもしれません。


私はこんなひと

仕事は比較的好き。
コミュニケーションは苦手。
50代女性、夫は専業主婦。

今回学んだこと

普通はない。
人にとっての正しいはそれぞれ違うし、ものさしもちがうこと。
それぞれの世界では、その人を主人公に話がすり替わる。
すれ違う場面では、すこし歩み寄る事が大切。
なんちゃって。
この話は実際にあった事ですが、いろいろぼやかしたり、少し変えたりしています。 そして自分が正しいとも、彼女が正しいとも思いません。
でも私の世界ではうれしい展開となった事です。

女性上司によるパワハラでした

それは、他所の営業所から転勤してきた女性上司からのパワハラでした。
書くと笑ってしまうけれど、60代の女上司に50代部下がいじめられる日々を過ごしました。

元々いつもイライラしている、大きな声を出す、服従させる、派閥をつくり自分の仲間だけ特別扱いする、というよくあるお局タイプと言われる感じでしょうか。
そのことはもう転勤前の営業所だけではなく、束ねる部署でも有名でした。
新人のときに彼女が勤務する営業所で研修をしたのですが、まだ上司ではなくリーダー的な役割の彼女G上司は私と一切目を合わせる事がありませんでした。
もちろん話もしたことがなく、近くに来ても他の人と話すだけで無視されている感じ。
ここで私も普通の人のように、よろしくお願いしまーすなんて可愛い事を言えばいいのに、その雰囲気で「怖い」と萎縮し私も話かけることができず。

泊まり仕事なので、女性用仮眠室がいくつかあるのですが一部屋は彼女が使う部屋と決まっていて、仲良しの人だけ利用できる。とかその彼女は音がすると起きてしまうという事で、彼女が寝ているときは女性休憩室のシャワーは使ってはいけない。などのルールもありました。

うわー。怖いー。という印象で研修も終わり私は他の営業所へ勤務が決まり、その営業所では比較的楽しく仕事をすることができていたのです。
ですが数年後、彼女が私の営業所へ上司として転勤して来ることになりました・・・

彼女が上司として転勤してくる!

彼女が転勤してくる。と聞いて思わず営業所の長へ、
「怖いです。女性休憩室のルールとか、標的にされて虐められている女性もいたじゃないですか。」
とおもわず訴えかけてしまった私。
平和主義で、楽しく仕事ができれば幸せだと思っている私は自分の平穏な日々が崩れていく音が聞こえたようでした。
すると長は
『その通りで、だんだん敵が多くなりある時に対決的な場面になったそうだ。そのときに彼女の上司が彼女の味方をせずに、中立的な立場に立った事から、この上司とは働けないと自ら転勤願いをだしたらしい。』
と。役職となり泊まりはないので、休憩室の心配はいらない。立場もあるだろうから少しは考えるだろう。とも。

数ヶ月はおとなしかったけれど・・・

数ヶ月は大きな声や、嫌な雰囲気を醸し出したりすることもなく、
「なれて早く皆さんのお役に立ちたい。」
といってくれていた彼女でしたが、なれてくるにはじめだんだんと本性が現れ始めます。

とくに長が休みの日は、彼女が上司として責任負担が増える為か、
部下たちの小さな失敗の度に、どんどんとイライラが募り、大きな声を出し始めます。
そしてその鉾先は、彼女よりも同じ営業所から来た男性職員Aさん。
彼もまた前の営業所時代の被害者。

その注意は、注意というよりも恫喝、見せしめ、観ていられないような追い詰め方をする叱り方。
彼が正しい事を言っているにも関わらず、大きな声を出した後には納得できないのか、それが正しい事なのかと人が沢山いる場で何人にも確認するといういじめ。

だんだんと彼女の事をみな理解し、巻かれるもの、巻かれないもの、中立なものと別れていきます。

私が標的にされたきっかけ

ある日の事、事件はやはり長が不在の彼女に責任が思い日のこと。
現場でA職員さんの仕事のやり方で事件が起こります。

その内容は長から周知され、だれしもその選択をする正しい事でした。

しかしそれを聞いていなかった、知らなかった彼女は
「どうしてそうするの?」と大絶叫。
怒りながら周りの職員に聞くも、皆周知されている、正しいと答えます。

それでも納得いかず、ブツブツ怒り続け、
じゃーどうやって私は上に報告すればいいのよ、と大きな声で怒り続ける彼女、とそれは恐ろしい雰囲気に皆ドン引き。

そして、その後も日々なにかにつけてはつっかかる。
大きな声で恫喝する。
一人を的にして、日々のイライラをぶつける。

そして、毎日その標的となるA職員。

彼女の味方をするもの以外は皆敵。そんな風な思考の人間の彼女からはA職員と普通に仲良くする私への攻撃も始まります。

パワハラではなくて正しくはいじめ

まずは挨拶を無視される事から始まり、だんだんと上司からは私がまるで見えないかのような対応になります。

しかし、質問や、失敗した時はその上司に話しかけるチャンス!と話しかけるも、険しい態度で最小限の言葉のみ。
そして仕事中は一切声を出さず、私と誰かが話しているのを聞くと、私語は慎むようにと大きな声で怒るという、無言ゾーンと雰囲気も最悪です。

(後で他の人に聞いた話では、私の勤務している日は、いつもとは違う険しい表情をしているのだそうです。)

そして私と女性更衣室で会ってしまうのが嫌なのか、更衣室の荷物を女性の仮眠室一室にすべて置き、自分の部屋を作り始めます。(仮眠室は複数あります。)
そう、自分ゾーンを作り始めるのでありました。

その雰囲気の悪さ、居心地の悪さから長に相談することにしました。

営業所の長も彼女には頭が上がらない?

営業所の長にすべての事を話し、そして仕事がやりにくい事を話ました。
そんな事があったのかと、初めて聞いたかのような対応。
そしてその後は改善されることはなく、なんと私の質問、対応などはすべて上司を越えて、長が対応するようになってしまったのです。

仕事で失敗した時は報告しますが、大した事ではないことを長が彼女の目の前で、何故その事になったのか、改善はどうすべきか?など皆の前で見せつけるように注意されるようになりました。

とにかく彼女はヒステリックで、追い込むように人を攻める。
そんな事から面倒と思った長は、彼女へ強い事や言いたくない事は言わず、
しかし私が彼女に攻撃されないようにするには、と、
彼女の目の前で、私にちゃんと注意していますよアピールをすればいいかと思ってしまったのでしょうか。

彼女のせいで仕事をやめたくない

会社に行っても、雰囲気は悪い。
失敗をすれば、人の何倍も皆の前で注意される。
彼女の取り巻きにも、同じ様な態度を取られる・・・

と会社に行くのが辛い毎日。
それを打破しようと、彼女へ毎日大きな声で挨拶し、話しかけ。
無視されてもニコニコ、他の人に話しかけられても彼女がいたら小さな声で少しだけ話し、そしてニコニコ。
と自分で出来ることを続ける毎日。

パワハラと戦う方法を調べてもない あとはスピリチュアル

Googleでパワハラと戦う方法、と調べても少しだけ内容があって、後は転職しよう!、そこから逃げよう!と書いてあるのみ。
なにも解決法を得る事ができませんでした。
30代、まあ40代なら転職もいいけど50代では転職は現実厳しいし、なんとか出来ないのかな・・・
となると、あとはスピリチュアルしかありません。

会社での嫌な上司は自分の移り鏡である。

上司の嫌なところが自分にあるから、自分を反映しているのが嫌な上司である。とか。
それは自分の問題だから、何度逃げてもその問題はなくならない。

うーん。そうかもしれない。自分が変わらないといけないのはわかっているんだよね。

嫌な上司を手放す

○○さん(上司の名前)からの学びは全て終わりました。ありがとうございます。○○さんの幸せを心よりお祈り申し上げます。

と唱えると嫌な上司が自分の前からいなくなると聞いて、何度も何度も実行してみる。

世界平和 人の幸せを祈る

すれ違う人の幸せを日々祈る。 人の役に立つ。
ゴミを拾う、得を得る。
トイレ掃除、部屋の掃除、断捨離・・・
と出来る限りのおまじないなどをする。

イメージトレーニングで川の流れに上司を放つ

イメージトレーニング、引き寄せ。
人生の河をイメージし、そこに上司を放ち祈る。お別れするイメージを描く。

と出来る限りの事をする日々。
ある意味、最後は上司が転勤となったのでどれかは効いたのかもしれないなと思ったりもします。 うふふ。わからないけれど。

結局私は上司にどうしてほしかったのか

職場の朝と帰りの挨拶をしてほしい。
仕事の業務、会話だけは最小限してほしい。

最終的にはそれだけが希望でした。

私の事を全て無視し、私のいる日はほぼ無言でお気に入りにだけ猫なで声で話す。
廊下で通りすがると、走って逃げる。
女性休憩室で休憩していると、彼女が私を見るなり踵を返しドンとドアを締める。
と今書くと笑ってしまうような事を最終はされていました。

出勤をするのを体が拒みはじめる

しょんぼりしているのを見せたくない、と笑顔で振る舞っていた私。
それを見て、「最近変わったね!よくなった!」と何故か褒めてくれる彼女の取り巻き。
心の限界はそこまで来ていて、元々もっていた過敏性腸炎と胃炎はひどくなり、嘔吐と下痢が続き、体重は39キロまで減少しフラフラでした。
(休職中に54キロになりました。)
そして朝支度をすると、嘔吐と下痢がひどくなり脱水症か立っていることさえも出来なくなります。
仕事を休む事も多くなり、イジメが始まった頃から通い始めた病院で診断書を書いてもらうことに、2年近く続くいじめに耐えられず、とりあえず一週間なにも考えずに休みたい。
そんな風に思ったのです。

診断書を出すも 出勤してほしいと言われる

長に病院の診断書出し休みたい。と伝えます。
さらりと診断書を見て、
「でも人がいないから出てきてほしい。」と甘えるような声で言われるのでありました。
診断書には一週間の休養が必要と書いてあるのにもかかわらずです。

その場では驚いたものの、しつこい誘いにでは明日出勤します。と答えてしまう私。

しかし自宅に戻ってから怒りが込み上げてきます。

病院の先生が1週間の休養が必要と書いてくれたのに・・・

まぁ2年近くの間、何度相談してもなにも変化させてくれなかったし、たまに笑い話として彼女から私への対応の事をしていたぐらいだし。
これは長じゃ駄目だなと遅すぎる決断をしました。

統括部長に直談判する

長に電話をし、診断書があるのに対応してもらえない事はやはり納得いかないので、コンプライアンス部門への連絡または、統括部長へ相談する。
しかし、長の顔を立ててその前に連絡した事を話ます。

「それはやめて!休んでいいから。」となんとも恥ずかしい声が聞こえますが、何度も相談したけれどなにも変わらないので、では統括部長に相談します。と言って電話を切ります。

統括部長に連絡をする

コンプライアンス部門に相談すると、監査や専門部門からの面接が入ったりします。
それが本来は一番良いのかもしれません。
しかし今後も仕事を続けて行くためには、その時にできる限りの近い範囲で味方になってくれる人を探す事を選択したかったのです。

幸い統括部長は突然の電話連絡にも関わらず話を聞き、相談にのるとも言ってくれました。
電話をするまでは、誰にしたらいいか、なにを話せばいいか、そしてどんな対応をされるかと恐怖で一杯でしたが、
やって見れば、道は開けるのかな、と初めて感じた感触でした。

何故パワハラ上司の彼女が転勤になったのか

現状を私が困っていることと、彼女を転勤させて欲しい事を伝えました。
日々、彼女が大騒ぎをした時に少し録音もあり、すれ違いざまに走って逃げる事に大しては同僚が見ているので話してくれること。
そして他にも被害者が多くいるので、聞き取りすれば話してくれる人もいるであろう事。
転勤が無理なら、仕事上だけでも普通にしてほしい。
仕事がやりにくいという事。

この日の相談では、すでに統括部長も彼女の噂、被害に会った人が他にもいることを知っていました。
これから半年近く疾病手当てをもらいながら休職。
そして先日、彼女を転勤させましたと統括部長からの連絡をもらい復帰へと向けて動き出したところです。

そしておそらく聞き取りをしたら、3分の2の人間、いやほぼ全員が良いとは思っていない為、彼女は不利となり自分で転勤願いを出した営業所へと戻る事になったという話です。

正直 めんどくさいよね

これだけの勇気、行動をするための価値があるのか。
それを考えたら、Googleで検索した時のパワハラから逃げろ、転職が良いのかもしれません。
うーん。よく今はわからないけれどもうすぐ職場復帰します。
このさきの人生はまた書いて行ければと思います。

読んで頂きありがとうございました。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?