人の目を気にしない。 〜小さいことが気にならなくなる方法〜

皆さん、質問って上手くできますか?

先日とあるワークショップに参加したのですが、上手く質問できずに不完全燃焼で帰ってきてしまいました。

そのワークショプはダンスの実技が中心で、座学が少々あるような30人くらいのワークショップでした。
(以下ワークショップ → WS)

元々人前で喋るのが苦手な私にとって、質問をすること自体とてもハードルが高いのですが、そこはもう40年(50年近い^^;)生きてきているので多少恥ずかしい気持ちを乗り越えて、勇気を出して質問する度胸はそれなりに身につけてきました。
せっかくお金を払って、時間をかけてWSに出かけているのですから、有効活用しないともったいないじゃないですか。
ですから質問もたくさんしようと思っていたんです。
でも実際にはできませんでした。
WSの最中は、質問がないなぁと思っていたんです。
探しても私の中には質問がないように思えました。

でもなんとなくモヤモヤした気持ちで帰宅したんです。
家に帰ってから、よくよくその日のWSについて考えてみました。
なぜ質問できなかったのだろう。本当に質問がなかったのかな、と。
なかったらきっとこんなモヤモヤはないなずだろうと。

よくよく考えた結果、やっぱり疑問はあったんです。
あまり大きな疑問ではないですが、確かにいくつか私の中に湧き上がっていたものがありました。

じゃ、なぜ自分は質問できなかったのか。
じっくり考えた末の答えは2つ
①自分の中の自分の声(疑問)に気付いけていない
②やっぱり無意識に周りの目を気にしていた

でした。
①に関しては本当に面白いですよね。
自分のことなのに自分の気持ちを拾うことができていない。
自分の中の大きな声にはきっと気づけるのだと思いますが、ほんの小さな声には気が付きにくい。皆さんも同じような経験ありますでしょうか。
これは個人差があるかもしれません。
私はいわゆる無口なタイプなのですが、元々自分のことであったり今日あった出来事などを人に話す感覚がありません。人より喋ろうという意識が薄いんですね。
なので自分の感情を言葉にする習慣があまりなく、ちょっとしたことなら喋らずに済ませてしまうのです。それで平気なタイプなんですね。
元々おしゃべりな人はもしかしたら自分の小さな気持ちも言葉にできる機会が多いのかもしれません。皆さんはどうでしょうか。

それでも人間、自分の気持ちに後から気づくということはあると思うので、いかに早く、特に今回のようなWSでは正にその場で、自分の小さな声にも気づくことができるというのは重要だと思いました。

問題は次です。

②無意識に周りの目を気にしていた、
これです。これに関しては自分で払拭していたつもりでした。
でもやっぱりできていなかったんです。
少し前に別のWSを受けたことがあったのですが、その時は私ガンガン質問してました。
前回と今回とでWSの内容が違うので、だから質問も出て来づらいのだろうと思っていましたが、内容以外にも決定的に違うことがありました。
それは、前回はWSに知り合いが一人もいなかったということです。
でも今回は大勢いたんです。仲のいい人から顔見知りまで含めると半分は知り合いでした。
だからだったんです。もちろん気にしないようにしたつもりでしたが、無意識のレベルで自分がどう見られるのかを意識してしまっていたんですよね。

周りの目。これは本当に厄介ですよね。コレから解放されるだけで、人間はどれだけ快適に生きられるのか。計り知れないと思います。
自分のやりたいことを、なりたい姿で。
化粧や着るものに必要以上にお金と時間をかけずに済む。
どう思われるかを気にせずに本当に心底やりたいことができる。
これって人生変わりますよね。
これも基本は少しずつ自分の意識を変えて、ある程度自分で乗り越えていくしかないのだとは思いますが、
一つ最近知った良い方法をお教えします。

ちょっとこれから言うことを想像してみてください。

お葬式を思い浮かべてください。
葬儀場の一部屋。
祭壇があります。
たくさんのお花が生けてあります。
たくさんの参列者が集まっています。
参列者は皆、見知った人たちばかりです。
中央に遺影があります。
近づいてみてください。
その写真に写っているのはあなたです。
このお葬式はあなた自身のお葬式でした。

自分の一番近い人が喪主として挨拶をします。
生前のあなたはどんな人だったか、どんな人生を歩んだ人だったか話しています。
参列者もそれぞれ自分のことを語っています。
その時、あなたは自分のことをどう語って欲しいですか。
どんな人生を歩んだ人だったと言われたいですか。
あなたはどんな夫or妻だったと言われたいですか。
どんな息子or娘だったと言われたいですか。
どんな父親or母親だったと言われたいですか。
どんな友人だったと言われたいですか。
どんな仕事仲間だったと言われたいですか。

それぞれ考えてみてください。
それがあなたの人生をかけて成し遂げたい目的、使命です。


これを考えると自分のやりたいこと、大きな目標がはっきりするので、いま目の前や近くにあるごちゃごちゃした雑念が薄くなっていきます。
より大きなことを考えることで、小さなことを考えなくなる、気にしなくなる、という心理を利用したものです。

実際やってみてください。
自分が漠然と思っていたことが言葉になって、一本筋が通ったような気持ちになりますし、私はその時悩んでいたことが、見事にスーッと小さくなっていきました。
これは「①自分の気持ちに気づく」にもつながりますよね。

周りの目を気にせず自分の思った通りの人生を歩んでいけるように私もなっていきたいですし、何よりもそんなことに時間を取られたくない!気にしている時間がもったいない!

これが皆さんにとっても、少しでも役に立って、気持ちが変わるきっかけになればと思います。

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