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お袋の味

マスターの気まぐれパスタ

『オイル、トマト、クリームどれがいいですか?』


おいおい、『気まぐれ』なんだからさ、気まぐれてくれよ〜。


おもむろに「キマグレン」を流し始める。


いやいやいやいや、そういうことじゃないじゃんよ!!!


という、いつものしょうもない掛け合い。

ジャズみたいだね。

セッションだね。


『じゃあ、ランジェリーの色は白、赤、ベージュどれがお好みですか?もちろんパスタとは無関係ですけどね。』


そんなん、その日の気分で変わるやろが。

瞬間瞬間のドラマとロマンがあるじゃんよ!

それこそ気まぐれじゃ!

まあでも、今日は確か白だったかな・・・。


【隣の暴君のこうげき!】

【会心の一撃!!】

【座右の銘太郎は200のダメージを受けた!】

【座右の銘太郎の左肩は再起不能になった!】

アイタタタッΣ(゚Д゚)


【しかし、座右の銘太郎は基本的にどMなので、シバかれることでMP(メンタルポイント)が5万回復!!!】

【更に最大MPが2万上がった!】

【そして、『心が元気なら体もイケるの法則』で、むしろ元気になった!!!】

注※「心が元気なら体もイケるの法則」というのは、文字数稼ぎの今考えた特段意味のない法則


白のスパークリング(とジンジャーエール)を傾けながらヒゲダンを聴いていると熱々のパスタが出てきた。


鶏もも肉とほうれん草のアーリオオーリオ

Σ(゚∀゚ノ)ノうまーーーーーーーーーーー!!!

(しまった!写真撮り忘れた!!)


パスタはやっぱオイルベースだよね☆


そういやここはバーじゃなくてイタリアンレストランだったな!


『純然たるBarです(# ゚Д゚)』


怒られ〜


パスタ大好きです

『パスタお好きなら、自分で作ったりしませんか?』


するさ。

減量する前は、2人前(300g?おや??)を全部ひとりで食っちゃったりしてたよ。

今は胃が小さくなったのか、90gくらいで腹いっぱいになってしまうね。

「青の洞窟」シリーズのペペロンチーニが好き。


時々、「ゆかりパスタ」にする。


『ゆかりパスタってなんすか?』

『どこの女の作ったパスタかしらね?』(そういうベタな絡み好きよ)


ちょっ!

お前ら「ゆかりパスタ」知らんのかい!!!


このモグリ共が!(一体何のモグリだというのだろう?)


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【ゆかりパスタの作り方】

1.パスタをお好みの固さに茹でる(私はバリカタ派)

2.茹でたパスタをフライパンで炒める(オリーブオイル又はバターで)

3.ゆかりをぶっかける

4.熱いうちに食らう

5.食べ終わったら、三島食品様に「ゆかりをこの世に生み出してくれてありがとう」とお礼の念を送るべし(安いし、庶民の味方ですね)


『え?本当に美味いんですかそれ?』


なーーーーーーーーーー!

まさか本当に食ったことないの?


『私も知らない。あんたの故郷限定じゃないの?』


土曜の昼メシはいっつも「ゆかりパスタ」か「そうめん炒めゆかり味」だったぜ!(あれ?俺んち限定かもしれん。)


『じゃあ、ゆかりパスタは座右さんのお袋の味なんですね。』


「お袋の味」というキーワードに、一瞬ザワっと嫌悪感が湧いたが、そんなことよりも、目の前のパスタが冷めてしまう。まずはこれを熱いうちに食ってしまおう。

そして、久しぶりに母親に電話でもして、ゆかりパスタについて語るのもいい。


『鉄は熱いうちに打て! パスタは熱いうちに食い尽くせ!』


それにしても、肩パン食らった左肩が痛い

(ノД`)シクシク


ゆかりパスタ、マイナーなのかな?

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