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食べ物を粗末にしてはいけない

苦い記憶

中1の娘が、

『学校の給食が不味すぎて食べたくない。』と。


貧しい家庭に育った私にとって、それはとてもショックな言葉。


反射的に、

『何を甘えたことを!!!俺なんか、中2の夏休み2カ月間、3食そうめんしか食わせてもらえなくて、栄養失調で倒れたことあんのに。』


食べ物を粗末にすると、尋常じゃなく怒られた。

出された食事を残すと、


『お前にはもう食べ物を与えない』


そう言われて、見せしめに数日間、食事を用意してもらえない。


空腹に耐えかねて冷蔵庫やキッチンの棚を漁ると、


『食べ物を粗末にする者に食わせるものは無い』と、更に激しく怒られた。


一度怒らせると、泣いて詫びても、許してもらえない。

嵐が去るのを、数日間、ひたすら怯えながら待つしかないのだ。


きっと、母親も追いつめられていたのだと思う。

極貧の中、生活の不安を抱え、ギリギリの精神状態で。


子供が我儘を言うことを、受け止める心の余裕など無かったのだろう。


こんな時はまず深呼吸

反射的に怒鳴りそうになる心を落ち着けて、深呼吸。

悲しみのクサリは、俺で断ち切ろう。


時代も違う。

食べ物を大切にする子に育ってほしいだけなんだ。

何も、大声出して怒ることじゃないじゃないか。

自分がされて嫌だったことを、我が子に向けることはない。


深呼吸・深呼吸・・・


と、いうことだから、父ちゃんお弁当よろしく~

『ど』のつくSですね~。

『ナチュラルボーンどえむ』の、本領発揮してやろうじゃないの。


基本冷食で勘弁してね。

『からあげ』→脂っこくてイヤ

『ミニハンバーグ』→冷めると美味しくない

『魚の切り身』→生臭いから絶対ヤメテ

『渾身の卵焼き』→私、卵焼き嫌いなんだよね

『白飯』→梅干し乗ってる周辺1/4しか食わない


もー!!!

どうしろっての???

毎晩、娘の弁当の残りを自ら食べるハメに。

勿体なくて捨てられない(´;ω;`)


流石に3日前の弁当箱を出してきたときはやめといた。


なんなんだよー!


どえすの権化追い打ちかける

『あら、こんなの2才頃のイヤイヤ期に比べたら、なんてことないわよ。当時あんた何にも助けてくれなかったよね?さあ、考えて!』


いちいちごもっともでございます。


なんも言えねーm(__)m


なんだ、こんなことでいいのか

『白飯』→『おにぎり』=食べた!

『おかず』→『娘と一緒に買い物行って選ばせる』=食べた!



いっしょに買い物に行く時間が、トラウマを洗い流していく。

今度キャラ弁に挑戦してみるか・・・



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