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ふらっとなかめ 2306記

ふらっとなかめの運営を通じて、コミュニケーションをデザインすることの大切さと難しさを感じています。それでも運営における葛藤となかめの混沌を楽しんでいる今を記します。

70点なのか120点なのか?

ふらっとなかめは企業で働きたい、働いている看護師がふらっと立ち寄り、フラットにキャリア交流が空間です。
参加者同士が対面で深くコミュニケーションを取れることでその瞬間にしかない価値が生まれています。
ただ、その価値の感じ方は人それぞれで120点だと感じる人もいれば70点だと感じる方もいると思っています。
毎回、すべての参加者に120点を感じてもらうことは難しいのかもしれないですが、なるべく多くの参加者に120点だと感じてもらいたい。
なぜなら、この120点がふらっとなかめの継続に繋がり、持続可能なキャリア支援の提供に繋がると思っているから。
そのためには看護職がキャリアに対して本質的に何を課題に感じているのか、看護職のインサイトを常に追求し続けることと、合わせて市場がどのように変化していくのかの両面をキャッチアップしていく必要があると思っています。

個人のキャリアは8割は予期せぬ偶然からつくられる

キャリアという軸はあるもののその日、集まる参加者によってコミュニケーションの内容は変わり、生み出される価値も毎回違うのがふらっとなかめです。生まれる価値が違うというのは良い面もあれば、一時的にみるとマイナスに働くこともあると感じています。ただ、何が起こるか分からないというところもふらっとなかめの魅力だと考えています。

心理学者のクランボルツが唱えた「計画的偶発性理論」という理論を聞いたことがあるでしょうか?。個人のキャリアは予想していないことで8割がつくられているという理論であり、この予想していない偶然は待っているのではなく自ら行動することで機会が訪れるとい言われています。

つまりふらっとなかめに一歩踏み出した行動で、偶発的な出来事が起きてキャリア形成に繋げるためには、そこで誰と出会いどんな化学反応が起きるのか予測できないほうがいいのではないかと思っています。

心の温泉でありたい

先日ふらっとなかめを終えた帰り道でこんなことを考えていました。

勇気をもって細い路地裏の扉を叩いてくれた看護職の皆さんが
ふらっとなかめの帰り道にどんな状態であって欲しいのか。。。

現時点での答えは
「心がホクホク温かくなるような感覚」
そんな気持ちで帰って気持ちよく眠りについてもらえたら嬉しいなと思っています。
そのために、誰に何を提供するの解像度を日々高め、コミュニケーションをデザインしていく必要があります。

目的と手段を履き違えないこと

これまでの開催や参加者のみなさんのアンケートを見て、グルグル考え続けPDCAを回しています。

  • 人数はどれくらいがいい?

  • 途中で席替えをしたほうがいい?

  • 名前がわかるように名札をつくったほうがいい?

  • 初めての参加者とリピート参加者の比率は?

  • 業界業種はどの程度バラバラにする?

  • 一定のテーマを設けたほうがいい?

  • 運営はどのような役割を担う?

  • 看護学生のための学割をつくったほうがいい?

いろんなアイデアがポンポン出ます。でもこれらはあくまで手段です。
何を目的に誰にどんな価値を提供したいかを考え続け、適切な手段を選択していくことが大切だと思い日々、混沌としながら葛藤しています。

でも、看護職の新たなキャリア支援の形としてこの空間を継続させるためにその葛藤と混沌を最高に楽しんでいます。

ふらっとなかめには正解も完成もないと思っています。
こんな混沌を一緒に楽しんだり応援してくれる方がいたら是非、ふらっとなかめでお会いできたら嬉しいです。
いろんな垣根を超えてフラットにキャリアの語りあえる場を一緒に創っていきましょう。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。 少しでも何かを感じてもらえたら嬉しいです^_^