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【体験談】適応障害が発症して休職に至るまで②

前回記事の続きです。

待ちに待った産業医面談。

適応障害で様々な症状(不眠・微熱・頭痛・恐怖心・めまい・動悸などなど)がでていましたが、どれも ”頑張って耐えてなんとか仕事できる” レベルのものが寄せ集まっている状態だったんです。

例えば熱だったら、38度超えたらさすがに有休取るけど、37度って微妙なラインじゃありません?でもそれが2週間以上も続いていたらさすがに辛い。

この時の私は、とにかく誰か、第3者に「もう休んだほうが良いよ」と言ってほしい気持ちでした。

身体や心の不調が続き、頭の働きや判断力が鈍っていたので、予め自分の状況をメモに書き出しておいて、産業医面談の前はそれを手元で見ながら伝えることにしました。

これは結構大事だと思う。
「辛い」とか「しんどいです」とか、感情論だけ伝えてもただの愚痴・悩み相談で終わってしまっては意味がない。
客観的に判断できる「症状」を伝えるために、以下のようなことを予め書き出しておきました。

  • 発症している身体の不調

  • それはどれくらい続いているか

  • どんな時に不調が起こるか

  • いつから起きるようになったか

  • きっかけになるような出来事はあったか

  • 自分が置かれている職場状況


実際の面談で、上記のことを伝えたところ、産業医の先生はとても親身に、理解を示してくれました。
会社の状況や制度理解もあり、きっと他にもたくさん心身不調の従業員の相談を受けているので、この点は会社専属の産業医の先生は頼もしいなと感じました。

そして「すぐにでも休養が必要な状態」と判断してそのメールを人事宛に出してくれました。

休職の手続きは医師の診断書が必要なので、すぐにとはいきませんが、産業医からのアラートメールが後押しになり、私はその日から「体調不良で休みます」と上司にメールを出して、仕事を離れることができました。

そして心療内科へ。

その後、心療内科の予約日も到来し、産業医面談と同じメモを持参して受診。

私が行ったところでは、まずカウンセリングルームに呼ばれて、カウンセラーに受診に至った経緯や今の心身状況を話し、次に、心療内科の先生の診療、という2段階でした。

判断としては産業医と同じく、仕事を離れて療養が必要、とのことで、診断書を発行してもらいました。

診断名は、適応障害。

鬱まで行ってしまうと更に重症だっただろうけど、そうなる前に自分で「これはやばい」と思えて、医療機関に行って良かったと思う。

更にこれが、リモートワークできないような仕事だったら、通勤中に会社に向かう恐怖心の中で変な気が起きてしまう可能性もあったかもしれない…
なんて想像するとぞっとしてしまいますが。

とにもかくにも、こうして私は休職するに至り、療養することができました。

ところで心療内科は、初診+診断書作成で10,000円程度かかりました。(結構お高い…!)
診断書作成は保険適用じゃないし、病院によって値段に差があるので、そこも一つ病院選びのポイントになるかもしれません。

以上、私が休職に至るまでのステップでした。

適応障害に陥っている場合、仕事から離れている時間は少し症状が軽くなるので、「あ、一晩寝て朝になったら大丈夫かも」なんて思っていると、また日中仕事しているうちに苦しくなってきて、日に日に症状が増えたり重くなってきたりします。

身体のSOS症状を無視し続けて重症になってしまう前に、早めに医者へ相談しましょう。


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