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刺激の正体

「刺激」の正体ってなんだろう。

私にとって「刺激」は、心地よくて、満足感をくれて、自分が生きていることを証明してくれるもの。

それはミュージカル団体に所属したり、英語でしか話せない環境に飛び込んでみたり。

それだけが「刺激」だと思っていた。

だけど、休んでみて思った。


扇風機が動いているのを見ていたり、コンビニまで歩いたり、写真を撮ったり、空気に触れたり、
これも「刺激」なんだ、って。

大学生になるまで田舎暮らしだったこともあり、
目で見てわかる「刺激」が私の中の好奇心をかきたてたのだろう。

いろんなことに挑戦しててすごいね、
なんていろんな人に言われた。

完全に溺れて、いつの間にか「刺激」がないとつまらないと思う人間になっていた。

そして他人を見て、毎日同じような生活してつまらないのかななんて、自分と比べるようになっていた。

おもしろい人間になった気に、なっていた。

ここまで落ちたのも当然。
全部見せかけで、簡単に崩れる素材で出来上がっていたのだから。

自然が好き。
これは昔から変わらない事実だ。

湯船に浸かっていて、
「山登りをしているときとか、朝日を見たときとか、素敵な夜景を見たときとか、私は刺激を感じている、感じることができる」
って思った。

今まで形として残る「刺激」を求めてきたけど、
私が大好きな自然と刺激を同時に感じることができるんだ、
高揚感を感じた。
これまでにない嬉しさとわくわく感を感じた。

人を相手して疲れるなら、自然を相手にすればいい。

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