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写真は時に残酷だけど
こんにちは、ゆきのふです。
ふと、久しぶりに文章を書きたくなったのでお付き合いいただけたら嬉しいです。
私ごとですが、今年3月から新社会人として、
初めましての人と、初めましての職場、初めましての土地で
壁にぶつかりながら働いています。
新しい職場では、来年・再来年成人式を迎えるお嬢さんの
振袖コーディネートのお手伝いや
七五三・1歳BD・成人式を迎えた子たちの写真を撮っています。
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大学生の頃も写真スタジオでアルバイトしていたので
全くの0スタートではなかったわけですが、
やっぱり違いますね。「社会人」と「学生アルバイト」は。
『8時間勤務』
『責任』
これが一番の大きな壁でした。
休日に遊んでストレス発散したーと思っても、
次の日には8時間勤務、体の疲れは募るばかりで、
最初の5ヶ月までは「死にたい」「逃げたい」
そんなことを口癖のように彼氏や母親に吐いていました。
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5ヶ月を過ぎてからは、多種多様な仕事にも慣れてきて
安心・・・と思っていた矢先、大好きな祖父が亡くなってしまったんです。
仕事の休憩中に、着信履歴があった母の携帯に折り返すと、
「じいちゃん亡くなってよー」、、、。
1年半ほど闘病はしていましたが、
つい1ヶ月前帰省した時には、お寿司を一緒に食べていたので
こんなに早く亡くなるなんて思ってもみませんでした。
涙が止まらず仕事どころではなくなり、
会社に許可をもらいその日は早退させてもらいました。
祖父母の家に着き、
覚悟を決め、おじいちゃんのところへ。
私が来たことを喜んでくれているのか、
喋りたそうに口を開けて笑っているようにさえ見える、
そんな表情でした。
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おじいちゃんの遺影として選んだ写真が
昨年の大晦日に、私が撮った祖父母が並んで笑っている写真です。
うちの家系は写真を撮られることが苦手な人が多く、
おじいちゃんも例に習ってそのうちの1人でした。
その時は、私が写真館で培った笑わせる能力を発揮して
撮ることのできた笑顔だったんです。
嬉しくもあり、遺影になるなんてこれっぽっちも思っていなかったので悲しくもあり、
そんな複雑な気持ちです。
写真は時に残酷でもあります。
楽しかった日々を、一緒にご飯を食べて笑っていたあの瞬間が
もうないんだと突きつけられるから。
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写真は時に残酷ですが、それだけじゃないからみんな写真を撮るんです。
写真は楽しい記憶だけを残すものじゃないんです。
小さい子の写真を撮っていて、よく思います。
泣いている写真なら、小さい時よく泣いてて大変だったよねとか
真顔の写真なら、小さい頃から人見知りで今も変わってないよねとか
笑った時、よく目無くなってたよねとか
そんな思い出話ができる写真を残してあげたい。
そんな写真を残せるカメラマンになるのが今の私の夢です。
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