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『老害』という意味

自分来年還暦を迎えるからというわけではないけど、最近ネットニュースでよく見かけるようになった『老害』という言葉、事象。
本来の意味は

企業や政党などで、中心人物が高齢化しても実権を握りつづけ、若返りが行われていない状態

デジタル大辞泉(小学館)

であるが、最近はただの迷惑老人なんかも含めた総称になっている。
老害やロートル、2ちゃん(5ちゃん)辺りで死語や隠語を知ったげに使い出したのが発端だと思う。けどさ、コレって元々陰口なんだよ。

「ウチの経営陣はそろって老害だからな。」
「老害の先生方が抜けない限りウチの派閥、議席もっと落とすよ。」

陰口だから直接本人に「老害だから辞めてください」とは言わない。本来は言えないからグチるときに使う悪口なのだ。

言葉の意味や使い方は時代によって変わるのはわかる。
逆に今まで日常で使ってきた言葉が差別用語だ!と言われて使えなくなる例もある。今の使い方の『老害』はどうなのか?
まるですべてのシニア世代が老害と言われてる気になってしまう。

このトシになった自分でも、国会で居眠りしながら利権や権力にしがみついてる年上のジジィ議員見てると老害いなくなれと思う。
しかし自分と同世代がやらかしても『老害』とは思わないはずだ。
迷惑なヤツ、馬鹿なヤツ、常識ねーヤツ。

ポイントは自分より年上の人、世代ということだろう。

島国村社会の日本では人と同じという団体集団生活が基本。
個性は大事と言いいながら人と違えば同調圧力
最近は特に言葉狩りや行動批判が酷い気がする。
もちろん行為や言動があからさまに悪いのは認めるけど、島国根性丸出しな気がして世界人としては恥ずかしい気もしている。
しかし集団行動団体生活が出来ず、同調圧力に同調も反発も出来なかったらそれはいじめの対象であり、孤立するか引き篭もるしかない。

逆にそれに反発した議員やアクの強い作家、大学教授や一部芸人・芸能人も、そんなみんなおんなじ村社会、同調圧力からはみ出したから今があるとも言える。擁護はしないけど。

年を取ればだんだん新しい時代考え方に遅れてくる部分もある。
そんな普通の人たちも老害というのであれば、気軽にそんな口を聞いてる若い人だってトコロテン式に自分が老害になることを自覚しといた方がいい。
自分はまとも、自分は間違ってないと思ってる人がそもそもの老害の人。
今若い人だって、一年がだんだん速く感じてきたら老害の仲間入りだよ。

エジプトの発掘調査でヒエログリフをようやく解読したら
「今どきの若いものはなってない」
と書いてあったというホントかウソかわからない話がある。
おそらくジョークだと思うけど、昔から年寄りは自分たちより下の世代に批判的で、若い世代は年寄りを疎ましく思う構図は世界共通なのである。

身体的特徴とかあだ名ですら今は使えば叩かれるんじゃないのか?
『老害』という言葉は特別なのだろうか?
目にし、耳にすると不快な言葉である。
こんなこと書いてんのが老害なのかもな。・゚・(ノ∀`)・゚・。

普段はお馬鹿な記事書いてます('∀`)ノ
よろしくオネシャス!

#ニュースからの学び

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