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【Premium】週末は、近代建築でティーパーティー

早朝、郵便受けへと向かう。
爽やかな秋風が届いていたら、ああこの季節が来たかと思う。秋のティーパーティーに行かなくちゃ。

清らかな空気を切ってトレンチコートを羽織る。
小道をてくてく歩いていくと、製糸会社の迎賓館として使われていた洋館が現れる。
地元にこんなところがあったんだ。

重々しい扉を開けると、レースのドレスを着た女性が佇んでいそうな空気感に、思わず圧倒される。

寄木細工の床、大理石の飾り暖炉、格式高い調度品、各部屋で異なる照明器具、製糸会社らしい”糸”にちなんだ装飾。
長い年月で磨かれた木材が空間を絶妙にまとめている。

階段を上がって大広間へ。光が差し込む方を見ると、ステンドグラスが存在感を放っている。

それぞれの引き戸に散りばめられているのは「梅、蘭、竹、菊」。これらの植物をまとめて「四君子」というそうだ。それぞれが君子を思わせる風格だから、とスマホがそっと教えてくれた。

全体を見学した後は食堂へ。秋のティーパーティーの始まりだ。

ティーパーティーといいながら、実は和の方のお茶会。
「午後の紅茶」ってよいネーミングだなと思っていたけど、「アフターヌーンティー」を日本語訳しただけだと気づいた時に、日本語と英語のイメージの使い分けを学んだのだ。
地元の和菓子屋さんの主菓子と、狭山茶のお抹茶でもてなされる。

粧った山に、とんぼが一匹とまった練り切り。
紅葉はまだ早いのだけど、と亭主はおっしゃっていたけど、ふとした瞬間に秋をちゃんと感じている。

ーー例えばスタバで「パンプキン・スパイス・ラテ」が発売されているとかね。

すっかり都会ガールになって、毎日無機質なビル群に囲まれて、進んでいるのか、停滞しているのか、訳が分からなくなってしまっている自分。一労働者が路頭に迷っていようと、季節は着々と進んでいるのだ。

重厚な雰囲気の洋館で催された、小さなパーティー。
素敵な週末ってこういうことだ。洋館で紡がれた歴史に想いを馳せた。

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解説

「埼玉県入間市で開かれた秋の茶会に参加してきました。
もう1ヶ月前のことなんですけ、バタバタしてたら、投稿するのが遅くなっちゃいました。」

なんて書き出しで書いたら、誰も読まないじゃない。(むしろ凝った文章よりも読まれる説はある・・)

今回お呼ばれされたのは、地元入間市にある旧石川組製糸西洋館のお茶会。
参加者は近所に住んでると思われるおばあちゃん多数で、同年代がいなくてちょっと寂しい。

私は大正浪漫、昭和レトロが好きで、洋館も大好き。だから興味がある。

でももし私以外の若い人を呼ぶなら、ただ歴史を語るだけじゃなくて、その時代に合わせた見せ方が必要だと思う。ほら、おじいちゃんおばあちゃんの長い話って、人によって好みが分かれるじゃない。

アフターヌーンティーにするとか、昭和レトロで魅せるとか、撮影会で貸し出すとか、
抹茶ではなく、お濃茶を練ってミルク+砂糖を注いで抹茶ラテを自分で作る(器をガラスにしてマーブル模様が綺麗に写真に収められるように・・・)とかも面白いかも。若い人は抹茶じゃないのよ、抹茶ラテなのよ。

そう、今度セブンイレブンがセブンコーヒーならぬセブンティーの試験運用を始めますね。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6482084

コーヒーが飲めないので、わざわざローソンを探してロイヤルミルクティーを頼んでいたので嬉しい。

元食品メーカー会社員としては、紅茶の濃縮液をどこから仕入れたかが気になるところ。(ティーパックにお湯入れる形式ではないと思うんだよなぁ)

もっと紅茶、さらには抹茶、ないしはお茶全体の地位向上が進めばいいなと思います。

そしてローソンにはぜひ抹茶ラテを始めてほしい。コンビニで200円以下で抹茶ラテが飲めたら、今増えてる訪日外国人にも受けそうじゃないですか。

ついでに、いちチャイファンとしては、チャイもお願いします…!

閑話休題。
和×洋ってすごくロマンを感じます。
洋館×抹茶、和室×アフターヌーンティーなど

なんだかんだ海外に行きたいという思いがあって、海外の歴史的建造物でお茶会を開いたら面白そう〜なんて思いました。
日本人にとってのアフターヌーンティーのおしゃれさが、海外の人にとっての茶道じゃないか。
というわけで最近は茶道を極めようかと思ってます。(肝心のお茶の先生にはまだ言えてない)

茶道って、覚えることがたくさんあって私の知識欲も満たせるし、食べ物も関係あるし、古物商も活かせるし、写真も撮れるし、建物好きも活かせるし、最高じゃん。
他の日本の伝統産業でもいいんですが(といったところで、伯父さんが日本舞踊の先生をしていることを思い出す。)

海外に行ったついでに、海外のアンティークとか食品を仕入れつつ、お茶道具とか日本の古道具とか売ってくればいいよね。大使館にイベントを依頼されちゃったりして。

本業としてはパソコン一つでできる知的産業をしつつ
ーまだ決まってないけど、コンサルはなんとなく向いてる気がする。今の会社とは不協和音。僕は嫌だぁぁぁー

副業で世界のいろんなところに行って、そこで得たインスピレーションを本業にも活かすと。今は何をするか。もう今の会社は・・勘弁してくれ。
やっぱり京都に戻りたいので、関西でいい仕事あったら紹介してください。

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