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なぜインドへ行くのか【前日譚】

自分探しじゃないですよ?

【軽く注意】
私のnoteの書き方は、多かれ少なかれネガティブになると思います。
気分を害されましたら申し訳ありません。
「こういう人もいる」と思って受け流してください

いやそうかもしれないけど…
あまりその言葉使いたくないんです。

だって自分を探すのは日本でも出来ますから。
自宅に引きこもって紙とペンを用意し、自己分析すればよい。
私がわざわざインドに行くのは、
自分を鍛えるためです。

経緯

ある冬の日のこと、
高三の少年、葵は病んでいました。

もっとも、なにか特別な事が起きた訳ではないです。大体いつも病んでます。
その時、試される大地北海道にいたために、冬が特に苦しいかったというのはあります。
でも夏も、絶好調と言える日は少ないものでした。
顔で笑って腹で泣くか、顔で不機嫌腹で泣くかのどちらかです。
こうも不調が長いと、人間は間違った考えになりがちで
「今苦しむのは、私に悩みを生産する脳みそがあり、誰かの嫌な声を聞く聴覚があり、嫌なものを見る目があるからだ。
死んで脳が止まり五感を失えば、辛い事を一切感じなくなり、静かで楽な世界へゆく事ができる」




すいません、自分で書いてて思った。

新興宗教か??????


…失礼しました。

そんな感じの事をいつも本気で考えてました。
そうすると、人は将来のこととか全部投げやりになってくる。
「進路?就職?ナニソレ オイシイノ?」みたいに。

その様子でいたのが、なんと3年生のとき。
 高校最後のときにそんな調子です。
当然先生方は「大丈夫かあいつ?」でしょう。
その中で、ある、関西弁の先生が私に言います
「(本名)、ここ(指導室)入れ」と。

「私何も悪いことしてないよー」と言いながら入ります。
そうすると、その先生は開口一番こう言いました


アンタ、死のうとしてるやろ?


びっくりしました。
まさかここで言われるとは。

その人とは、同じ関西出身者であるというのと、学校の中で数少ない政治の話が出来る人というのがあって、話すことは多かったですが…
それでもよく見破ったもんです。

 他の人(親・同級生・頼ってた先輩・寮母さん・担任の先生、あらゆる人)には一切言わなかったのに。

言わなかったのには訳があります。
私は言葉足らずなため、自分の悩みが何かがちゃんと伝えられないんです。
そうすると、相手が返してくる解決方法もおかしくなるんです。大元の私のセリフがおかしいから。
今まで病んだ時に何回も相談しましたが、どんな相手でもその有様でした。
そうすると全部アホらしくなりまして。
相談する気が失せるのはもちろん、悩みを解決しようという気も失せます。
そんな中でその関西弁の先生は私を指導室へ連れてきました。

 話すつもりはありました。
私とて言葉足らずでなければ…言葉がポンポン出てくる脳の作りであれば、ちゃんと相談したかったわけです。
でもそうじゃないので諦めてた。

指導室でも、一応は悩みを伝え言葉をひねり出そうとしました。しかしすぐに言葉が在庫切れになります。
だから先生に言いました
話しても無駄ですよ。

すると、その人は話を変えてきます。
「アンタの好きなこと、気分が出せることはなんや」
「えぇ?…なんやろうね」
「趣味とか技術とか専門的な事とかなんでもいい、とりあえず言え」

私は少し考えた後に

「旅行とかは好きですよ。」
「ほう?」
「車窓眺めてるだけでも好きだし、自分が地図の上を動いてるって感じなのが気分いいです。
あと非日常といいますか、見知らぬ街並みを歩いたり、見知らぬ列車に乗るのも。」
「なるほど?」
「あと道に迷ったり切符買うのに困ったりした時には、めっちゃコミュ力上がるんです。普段は隣の席の人に話しかけるのもできへんのに、その辺の歩いてる人に道訪ねるのは余裕でできる。
それがなんか、自分にすごいパワーが出来たみたいで、気分いいですね」

そう言い終わると、先生から返答が来る。

「そうか」



「バラナシ。」

「?」

「バラナシ行ってこい。」

「??」

「インドはビザ要るからな、それで滞在できるギリギリまで、バラナシにおりや」


心の中の私(はい???( ゚д゚))


おそらく普通の人ならば、
「なんでそんな訳の分からんとこ行かなあかんねん!」
でしょう。
しかしその時の私は

「(…まあ、日本で死ぬのもインドで死ぬのも変わらんやろ
なんならガンジス川なんて豪華な所で死ねるなら最高やん)」
という思考だったもので、最終的に

わかりました、行きますわ
という返事に。

そして色々あって
パスポート作って
ビザもとって
ダイソーで旅行グッズとか色々買って

遂にこの文章を書いてるその翌日
3月12日。
関西空港から出発することになります。



正直、生きていける気がしません!


ある高校の後輩には
「俺1週間もたないと思う」って言いました。

すると彼から
「もっとやる気出しましょうよ」
って返されました。
全くもってその通り。


でもまあ、私は元々死にたかったので
インドで死んでしまっても別にいいかと思っています
家族には死亡保険が少し降りるでしょう、それで彼らに無心した高額な旅費を返せる。
 強いて言うなら、後から先生が何か悪口を言われたら…それはやめて欲しいと思いますね。
何だかんだ何回も話をしたり私に良くしてくれた人ですから。

これに関しては、
インドへのレールを敷いたのはその人でありますが、そこに乗ったのは紛れもなく私の判断なので。その先生に責任はないという事で、皆さんご了承いただきたい(皆さんとは?)


とりあえず頑張ります。
そして日本に帰ってきますよ
棺桶と飛行機どちらの中にいるかは、わかりませんけどね。


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