怠惰の等速直線運動

朝起きて布団の中でスマホをいじり、11時半ごろむくっと起き上がり、おにぎり一個を食べた。

そしてまた寝て、予定より早めに来た宅配便のインターホンで目覚めて荷物を受け取る一仕事を終え、今日はもう一つ荷物が届く予定があったが、また眠った。

もう一度インターホンが鳴り、目を覚まし、ドアを開けたらさっきの配達員だった。一度目の配達から2時間ほど経っているのに、わたしは寝起きの顔で、配達員は2回目の配達。母親くらいの年齢の女性で、今日の生活は人には自慢できるものでもないので、お礼は目を見て言えなかった。

今日は実家に帰る日だったので、18時半にようやく重い腰を上げ、出発の前に、おにぎり一個で過ごしていた私にご飯を食べさせた。

車に乗り込み、音楽をかけて結構なボリュームで歌う。私の住むアパートには、私の足音が耐え難いほどうるさいと管理会社にクレームを入れた超神経質なおじさんがいるため、普段はすごく気をつけて生活している。一応断っておくが、私は巨漢ではない。

ドライブ感覚で1時間ほど走らせ、実家に到着しそうだった。でも、まだここまま走らせて大声で上手くもない歌歌ってたいなあと思い、直進した。
何回かここで曲がったら帰り道になる角を、どうしようか、曲がるかと思いつつもスルーして、同じ曲をループしてかけ、歌った。

ろくに働いてなかった時は、だらだら眠るしかない生活に嫌気がさして眠ることもできなくなっていたのに、たった週2だけど頑張って働いて、遊んで、その次の日のだらだら眠ることができた今日は幸せだったと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?