ヨーロッパ周遊中に全財産失った話〜後編〜
前回の続き
ベルギー観光を終え、夜行バスでオランダ🇳🇱
アムステルダムへ向かいました🚌
④美しいアムステルダムの街並み
オランダも来たかった国の1つ✨
思ったより素敵でびっくり!!
洗練されていて大人の街ってかんじです!
運河があるっていいですねぇ
ここなら毎日散歩したい✨
こんな綺麗な自転車のオブジェも飾ってあります😆
この街は便器すらアートに変えてしまうんですよ。すごくないですか?
スーパーで美味しそうなクッキーを調達🤤
寒いけど運河沿いのベンチで頂きました。
ちなみに目の前は行列で入れなかったアップルパイの有名店『Winkel43』🍎
夜のアムステルダム中央駅も幻想的で素敵!
もちろんアングラですが、飾り窓や大麻ショップ(こちらではCoffee Shop)も横目に見ただけですが中々興味深かったです。
あ、飾り窓のお姉様方はもれなく改造されてましたねw
凄まじいボディーでした😂
次はドイツ🇩🇪ベルリンへ!
⑤ベルリンの壁
ドイツまで来ると寒さがさらに増しますね・・
辛いですが気合いで歩きます。
※バックパックは駅のロッカーに毎回置いて行動してました。
ベルリンに来た目的はベルリンの壁を見る事!
あと有名なキスシーンが描かれているアート。
Google先生を頼りに探してみると・・
なんか・・思ったイメージと違った😳
資料館?らしき建物の中にあるのね。
実際に来てみないと分からないなぁってこうゆう時に実感します。
いろんな歴史がつまってますね・・
ベルリンの壁あたりからイーストサイドギャラリーまで割と距離があるのですが、自力で歩いて行きました!
もし地元の方に言ったら『えっ!?まじで?正気かよ』ってレベルだと思う😂
疲労困憊でしたがケチ根性が勝りましたね。
また強くなれた気がします←だまれ
そしてお目当てのキスシーン!!!
※何か良い表現ありますかね😅
イーストサイドギャラリーも想像と違ってとんでもなく長い壁に色んなアートが描かれていて凄まじかった。
しかも道路沿いなんて知らなかったw
さすが人気なだけあって写真撮影で賑わってましたね☺️満足です。
この広場すごく好きだった😊
大聖堂を眺めながらしばし休憩。
ベルリンは観光地だけど騒がしくもなく落ち着いた街という印象でした。
ドイツの他の都市もまた訪れてみたいです。
そしてめちゃめちゃ引っ張りましたが、ついに地獄に叩き落とされる時が。
ベルリンを後にしてポーランド🇵🇱ワルシャワ まで夜行バスで向かいます・・
⑥絶望of絶望
この時は夜行バスでの移動が重なって本当に疲れが溜まって注意散漫になっていました。
バスの一番後ろの席で周りには誰もおらず。
完全に油断して、現金・クレカ・パスポート・自宅の鍵や交通ICカード等の貴重品が入ったポーチ(斜めがけバッグ)を座席の前に付いている網の中に入れて就寝💤
早朝、予定通りにワルシャワのバスターミナルに到着。ゆ・・雪が降っている・・😱
寝起きで頭が働かない状態でバスを降りてバスタの中でしばし休憩。
両替した方がいいよなぁ〜、なんて考えてポーチに手を伸ばしたら・・
な・・ない!!!???
えっ!?待って待って待って待って!!
落ち着け自分!!何でないの!?
え・・・・あっ・・!!!!!
バスの中だ・・・
もう一気に青ざめていくのが分かりました。
絶望って音もなく自分に降りかかるものなんだとこの時初めて知りました。
とりあえずバスまで全速力で戻りました。
普段全く走らないのですが、人は追い詰められるととんでもないパワーが出ますね。
短距離だったらぶっちぎり1位とれるんじゃ?ってくらいのスピードでバスを探すも時すでに遅し・・
異国の地で文無し
こんな悲惨な事ありますかぁぁぁ😭
よくネットとかでスリに遭って財布失いました等は見かけますけど、まさか100%自分の落ち度で全財産なくすなんて・・
現実を受け止めなきゃいけないのに頭の中真っ白で思考停止に・・
呆然と暫く立ちすくんでようやく我に返りました。
このままボッーとしてても何も変わらないし、まずは現実を受け止めるんだ・・
『考えるんじゃない。感じろ』
ってなぜか映画『TENET』のセリフが脳裏によぎりました。←ガチです。
冷静になれ自分。
まずすべき事はFlix Busへ連絡!!
幸い手元にスマホはあったのでネットでめちゃめちゃ調べまくりました。
そして公式ページに遺失物届けフォームがあったのでひたすら入力。
もし見つかった場合はメールくれるみたい。
ちょい安心。
クレカの停止依頼もカード会社に即連絡。
また、今いるバスタの近くにFlix Busのオフィスがある事も分かり、営業時間まで待って訪ねていくと・・
あ・・開いてない・・
なんでだよっ!!!泣
1〜2時間後にもう一度訪ねるもやっぱりクローズ・・もう何も信じられない。
絶望の中、ネットを駆使して再度調べました。
分かった事は、私が乗ってきたバスは長距離線で、ベルリン→ワルシャワ→リトアニアのどこかの都市(失念)終点で、また折り返してワルシャワまで戻ってくるらしい。
夜中の3時に
でもちょっとだけ希望の光が・・
きっとバスの車掌さんが私のポーチを見つけて保管してくれてるよねっ
とりあえずバスタにいても仕方ないので予約していたドミトリーに向かうことに。
吹雪の中、絶望と少しの希望とバックパック抱えてひたすら歩いて行きましたよ・・
一文無しで。
途中に警察署があったので紛失届を貰いに立ち寄りました。
翻訳アプリで必死に伝えましたが、返って来た一言は・・
『クライム(犯罪)じゃないから動けない』
結局書類は貰えませんでした・・私の伝え方が悪かったのか。
諦めてホステルへと向かいました。
お金ないのも辛いけど、パスポートなかったら帰国できないし、戸籍謄本のコピーなんて持ってないし最悪すぎる・・
チャンスはただ一度・・!
バスが戻ってくるタイミングで直接ポーチがあるか聞くこと。
夜中の3時までだいぶ時間あるけど、その間ずっと落ち着かなくてソワソワしてました・・
なんとか自分を奮い立たせて平常心を保つのが精一杯で・・こんな試練やだよほんと。
最悪の事態も想定して、日本大使館にも電話しました。
当然お金や必要書類などは日本から送金・郵送して貰って下さいとの事。
そうですよね・・
もう0.00001%の希望に賭けるしかない。
そして運命の夜3時・・
バスの到着時刻よりだいぶ早めにバスタに着きました。
これでポーチが見つからなかったらどうしよう
マイナスな事ばかり頭の中がよぎりますが、一周回って意外と何とかなるだろうという根拠のない自信も少なからずありました。
だって今までなんとかなってきたんだから
人って落ちるとこまで落ちたら開き直れるんだってしみじみ思いましたね。
海外で貴重品を失くしたらほぼ返ってこないのに・・
待つ事約30分。
バスが戻ってきました!!!
私が乗って来たバスが戻って来た!!泣
猛ダッシュでドライバーさんに訊ねます。
『黒いポーチの忘れ物ありませんでしたか!?』
そうすると、棚の中を開けてごそごそと・・
黒いポーチがありました!!!
こんな奇跡ありますかね!?泣
思わず歓喜して叫んじゃいました😭
お礼を伝えて急いでポーチの中を確認。
結論、現金・クレカは抜き取られていて、パスポートと家の鍵やICカードは無事でした。
これで日本に帰れるよぉぉぉ!!!
奇跡って本当に起こるんだね。
もう全てに感謝したい。
お金を盗られたのはかなり悔しいけど、自分が悪いし寄付だと思って踏ん切りつけました。
ただ本音を言えば、盗んだやつ・・
地◯に堕ちろ
ようやく少し一安心してドミトリーに戻り、予定を大幅に変更してネットで帰りの航空券をポチり。(支払いはApple Payで)
スマホにApple Payを登録しておいて良かったって心底思いました・・ナイス👍
この時すでに5時くらいになっていたかな。
一睡もせず、その日の昼便の上海経由で日本に無事帰国できました🇯🇵
本来ならワルシャワからクラクフに行ってハンガリー、スペインと旅ができたはずなんですけどね😅
今回のトラブルで自分のアホさに驚きを隠せませんが、色々教訓になりました。
ちなみにFlix Busから連絡は一度も来ませんでした・・海外ですね←嫌味
帰国して即座に服の下に仕込む貴重品ポーチを購入。
貴重品はどんな時も肌身離さないように。
身をもって痛感しましたからね。
最後に
こんな間抜けな経験されている方は中々いらっしゃらないかと思いますが、うわっ、こんな事もあるんだね〜って興味深く読んで頂けたら幸いです☺️
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