おもしろおか

こんにちワン!

前回は、ホームステイ先に着いた!まで書きましたね。

どうしようか迷ったのですが、ホームステイはとても素敵な思い出で、それを含めた1年間のワーホリを書くと論文かこれは?という長文になりますので割愛します。

またいつか書いていきたい。ジョンとレベッカは羊国での私の家族です。

3月から4月末まで、ホームステイ。
5月から翌年3月まではジャパニーズレストランで働きました。


介護士とかやれたらなぁ?なんて思ったのですが、まぁ英語できないし、
ご縁があったところを私は選ぶようにしているので…。




〇海外でのバイト先 超大繁盛店


バイト先が見つかった。
ホームステイ先からバスで2時間強の場所だ。

いろいろ働く場所の候補はあったのだが、
ここのボスだけが『住める家を知り合いに聞いてみるね』など、
連絡をくれたり人間的なやさしさを感じたからだ。
(結局家は空いていなかったけど)

とにかく私は海外で、初めてアルバイトをすることになったのだ。

初日は先輩の動きを見て、翌日は自分がして先輩が横に着く。

オープン準備の清掃、簡単な下準備。
店が開けばオーダーをとったり、料理やお酒を運んだりする。皿洗い。
夜になれば閉店の清掃、お片付け。

うすうす感じていた。


すっごい忙しいんだけど!

忙しすぎて、最初の頃はオーダーなんてとらずにせっせと食事の提供をしていた。

看護師の時も忙しい時間はたくさんあったので、特に何も感じず働いていた。役には立ててないなぁと思いながら。

ボスからは結構指摘を受けていたのかもしれないが、出来ていないことを逐一指摘、教えてくれて、厳しいけど細かいけど、優しいのかなぁ。というような感じ。


こんなに忙しいのになんで人が足りていないんだろう、と思っていたらマネージャーが辞めた。すごく面白い人だった。

私含めてスタッフが3人になった。

超忙しい金曜日の冬、1人のときがあった。まだ全然新人である。

ボスは完全にため息をついてやばいなこれは、という感じ。

私はそれがどれだけ深刻なことかわからなかったがその時はやってきた。


長蛇のお客さん、オーダーの連続、食事の提供、洗い物、調理、
私ができないことはすべてボスがする。


テンパることはなかったが、止まることはできないくらい忙しかった。

カトちゃん!

はい!

カトちゃん!!

はい!

カトちゃん!!!

はい!!!

壮絶な戦い(ただのレストラン)

8時過ぎ、ようやく洗い物ができるくらいの余裕ができて、どんぶりをひたすら洗った。

「カトちゃんちょっとジュースのもか」とボスに言われた。

過去のなかでも上位の修羅場だったらしい。

私はいつも端くれでわからないながら仕事をしていたので、ボスが自分の存在を受け入れて、ジュースをくれたときは嬉しかった。

これが最初の1か月くらいだろうか。
本当に激やばい忙しさの時に入ったのだ。


〇このお店なにかがおかしい ブラック?

「ほんと新人入れないと」と、ボスたちが言っている。

やっと新人が入るのだ!!!
私なんかまだ慣れてないけど、後輩が入ってくるのは嬉しい!


が、しかし

私も新人だから最初は新人の顔を知らないなんてざらにあった。

そして知らないまま彼らは1週間以内に居なくなってしまうのだ。


みんな、新しい仕事決まっちゃったりしたのかな。なんて思ったり。

飲食業は人の入れ替わりが激しいからね、と思っていた。

仕事に慣れた頃、教育の立場として新しい人と一緒に入るようになった。

楽しみだ、


と思ったのも束の間ァ!!!!!!


私は気づいたのだ。


ボス、新人に対してのアタリがとても強い。

私は新人の頃、必死で仕事を覚えていて気付かなかった。

鈍感力って必要かもしれないと初めて思った。(笑)


言葉が強すぎてみんな辞めてしまっているのだ!

なーーーぁぁぁぁン!!!!(猫の叫び)


なぁぁぁん


口調が強いは一旦置いといて、お互いの言い分はこうだ。

ワーキングホリデーの人たち
本当は英語環境で仕事がしたい
言葉が強くて怖い、怒られたくない、むかつく、ひどい
こんなにたくさん仕事があるなんて思わなかった
重い、きつい、汚い
携帯すらいじらせてもらえないのか
ボスは携帯いじってるじゃないか


ボス

最低賃金でも20ドル以上だぞ日本より良い
時給分の仕事はしろ
数分でも暇があるなら窓を拭け
雑談するなら仕事見つけろ
できていないことを言って何が悪い


正直、どちらの言い分もそれなりには理解できる。

ワーホリに対してのカト
英語環境じゃないもんね、ここ日本人経営だし。
やることは多いって面接で言ってると思うぞ...
言葉は強いね、わかる。心を壊したらいけないよ。
携帯?それはお前、いまは仕事しろよ。

ボスに対してのカト
(経営者からしたら仕事をしない人なんていらないのだ。)
が、言葉がきつすぎる、そして物価が違うから給料のことを言うのは変だ。
育ってほしいなら期間は必要だ。
そして本当にできる人が欲しいならワーホリは正直無理だ。
自分の機嫌は自分でとってクレメンス


もう、完全にかみ合わない雇用者と労働者。(笑)


ワーホリの一部は、海外のカフェで働くスタッフを見て、座ってスマホいじったり、雑談したりする様子に本当に憧れている人もいるらしい。

まぁそれが海外のアルバイトの働き方だとは思う。ゆる~く。

誰に例えましょうか?やっぱり心の小峠が。

…じゃぁなんで日本食レストランに来たんだよ!!!
そもそもが間違ってんだろ!!!!英語を話したい!?知らねぇよ!じゃあせめて英語環境のキッチンハンドしろよ!!日本から来たのに日本人の働き方知らねぇのか!?ちなみにうちは昭和から働き方止まってんぞ!!なんでだよ!!!!

とツッコみたくなったし、実際ツッコんだと思う。
まぁそんなこと言うか言わないかのくらいでみんな辞めていく。

ボスの指摘の仕方は完全に私は好みではない。
人前で怒鳴って、出来ていないことを言う。
本人の人生さえも時々否定したり疑問視する。
口癖は「日本で社会人やってたんだろ」「大卒のくせに」だ。
メールでもなんでも公開処刑に晒すのはナンセンスだと思う。


う~ん。いただけません、アウトーーーーーーって感じだ。


そりゃぁ続きませんよ。
ただ、ここはボスのお店だ。ボスに着いていけないならやめるしかないのだ。シンプル。


やりがいを見つけるときって成功体験を積み上げることは大切だと思う。

例えばなんでも良いんだよ。
笑顔で挨拶できた、とか。英語でなんて言ってるか分かった、とか。
少しだけ仕事が早くなった、とか。

小さな角砂糖みたいに積み上げた成功体験を、スライディングで掻っ攫うボス。怒鳴っている。

なぁぁぁん。


私に関しては英語もできないわ飲食経験もないわ、手はかかるはずなのだがそこまで言われていなかった(と、思う)

そして何より日本食が好きなのだ!辞めたい!なんて思わない!まかないがうめぇ!!!というアホな理由で続けた。

40時間入れてくれるのでお給料的にも助かっているしね!
それになによりも雇ってくれた恩がある。

ホームステイ先が田舎過ぎてどこに連絡しても断られていた。
日本人は返信が早いし、比較的優しいのだが全滅だった。

そんな時に彼らは拾い上げてくれたのだ。

せっかく拾ってくれたなら、時給分、いやそれ以上に働こうとは思っていた。

だから人が辞めないような作戦を立てた(笑)
やっば、なにその作戦、終わってる。)

まずはマニュアル作り。
(マニュアル作り好きすぎだろ、カト)

このお店は朝の準備が引くほど多い。
多分周りのレストランで一番多い。知らんけど。

それをいつもいつも口頭で教える。
だから教え忘れたことに対して教える側は怒られる、新人側も怒られる。

チェックリストを作った。
私が教えてないことは違うスタッフに引き継げるように。
そしてそのリストをみて早期に辞めてくれる人も増えた。
やることが多すぎて引いて。

慣れてきた頃に辞められるのは、こちらとしてもキツイのだ。

次に看護師レベルの指導
なにそれ(笑)

まぁこれをしたら怒られるよ、怒る理由はこうだから、と先にボスが怒るポイントを伝える。

出来ていないことはその場で言うし、出来ないことはすぐに言ってと伝える。

なんでも経験させておく。(笑)
やったことありませんっていうとボスが怒るから。(笑)


結果、みんな続かなかった。(笑)
そうだよねーーーー(笑)

無理だよーーーー(笑)

だーれがバイトでこんなに本気になれるんだよ、と(笑)

もうどっちの言い分もわかっちゃうの。(笑)

英語環境じゃないじゃないですか
→お客さんは英語だぞ

新人は最低賃金で当たり前だろ!
→求めてることが正社員レベルなの!

私は英語を覚えたいので話します!
→くそ忙しいときに意味わかんねぇ英語で聞いてくんな!仕事しろ!お披露目会か!

なんでメニュー覚えてないんか!?
→入って二日目やで!?無理だろ!!覚える時間を与えてやれよ!!


っていうかお客さん来たらあいさつくらい元気にしろよ!!!!!!!


こんな数か月が経ち、疲れ果てた。20人はその時点で辞めただろう。

私は思う。ボスが厳しい、厳しくないは置いといて、

面接者は、ヤバいやつを採用してしまった罪を重くしたほうが良いのではないのか、と

ワーキングホリデーに来る人はまぁさまざまな理由で来るんだけど。(知らんけど)

日本の働き方に疑問を感じて、だとかいう人もいる。
まぁ否定はしないよ。

ただ蓋を開けるとまじなの?っていうくらいただの甘ちゃんだったりするのだ。
コミュ力も、英語力も、手に職もなかったり、

後者2つは勉強しないとどうにもならないから触れないけどさ。

暗いってなんなの?挨拶さえできない人がたまにいる(ボスもだけど)
え、どういうことなの?と思う。そしてなんで採用した?


そして問題はボスにももちろんある。
原因は俺にある、ということに本当に気づいていないのだ。
まぁ気づいたところでここはボスのお店なのでこの話も置いておこう。

ボスが求めるレベルが高すぎるのだ。
完璧にメニューを覚え、時間内にすべてを終わらし、ボスが言う前に気づく。
逆になんでそれができると思っているのかはわからないが本気で求めるのだ。

マネージャーでさえ出来てないぞ。

でもね、解決はできると思う。

時給を30ドルくらいにしたらいい。

今の最低賃金って23ドルくらいなのだが、皿洗いポジションで25ドルもらえるところだってある。


なにが悲しくて23ドルでけちょんけちょんに怒られる職場に来るんだろうと、私は思う。


私が引退するまでに30人は辞めているだろう。
みんな手が震え始めるのだ。あとは泣いたり。

かわいそうだ。言い過ぎだ。と、怒りを覚える前に、私はみんなに「退職したほうがいいんじゃない?」と伝える。

だってねぇ。せっかく楽しそうって思ったワーホリでね、いやな思いでを作ってほしくないじゃん。

私はボスの肩も持つし、新人の肩も持つよ。

正直、働き先はどこだってあるんだから。
(いまは移民の急増で本当に仕事難らしいが)

それでも血みどろに履歴書を配りまわって、求人でアプライして、助けを求めたら、一軒くらいは救い上げてくれるんじゃないかなと私は思う。


30人辞めたうち、円満に退職したのはたったの2人。
一人は芸能関係、もう一人は看護師。

うーん、どっちもきっと昭和の世界や根性の世界に染まった人たちだ。(笑)

私のこのnoteをワーホリの人が見るとは思わないけど、
こんなジャパレスもあるから気を付けてねってことだ。

どこも似たり寄ったりとは聞くけどね。

私も一度だけ「言われたことしかできんのか」ってすごい勢いで言われて、
その数日後くらいに退職する旨伝えたことがある。

なんやねん、言われたことできとるのがあんたには見えんのか。あぁ!?


〇1年あっという間 ビザ申請!

そんなこんなで私はすごく長く在籍しているスタッフになった。(笑)

なんで辞めないの?と言われることがあったが、常連さんが来る事は嬉しいことだ。その人のメニューを覚えたら喜んでくれるし、私の英語がおかしすぎて笑われるときもあるが心地は良い。私の顔を見るとニヤッとして、「あなたは私たちのオーダーを知っているわね」って感じだ。

そして本当に嬉しいことに日本人のお客さんも多い。
私としても自信を持って出せる品々だ。(私が作ってないけど)

ほか、ボスの厳しさが富士山の頂点を超えているので、ものすごく清潔なレストランなのだ。
本当に、これが私にとってはすごく大事。たまに異国のレストランでバイトをしたりするが、汚れたモップを皿洗いのシンクで洗ったり、靴履いたまま台の上にあがったりして、いろいろ無理。


まぁ厳しくて頭がおかしいんじゃないのか?とたびたび思うときはあるが、職人のように絶対曲げない魂的な強さのボスを尊敬できるところもある


そしてアッという間にビザの期間が!!!!
バイトで終わった1年。(笑)


お店がワークビザを出すよ、という提案ももらったが、とにかく泣いているスタッフを見たりするのが嫌なのでお断りした。

でも、そう言ってくれるってことは良い仕事をしてるってことだよね、と嬉しかった。ありがとう、ボス。


そして日記に全く出さなかったパートナー、サムちゃんとパートナービザを申請し羊国に残ることになったのだ。


突然のサムちゃん。


〇2024年 今現在

やっとここまで来た!もう書くの疲れちゃった。

今年の3月頃かな?羊国で出会ったお友達が新しいレストランを開くと言っていて、『働いて~』とオファーをもらえた。

オープンスタッフの経験はコンビニでもあるけど結構楽しい。ストレスもあるが。

やったー、今の職場のシフトをがっつり減らしてもらって休むことにした。その間に介護士の仕事の求人をみつけてアプライした。



介護士の仕事は行ける範囲はすべてアプライした。全滅だった。


笑う。

英語はまぁできない。が、英語力も記載していないし、履歴書は有料で添削してもらっている。看護師の資格あり、すべての書類あり。


面接の機会さえゲットできず。
なんだか同じ人種を優先して取ったり、永住権につながりやすくなったとかで介護士を目指す移民が急増しているのだとか。そして蓋を開ければ、スタッフが多すぎてシフトに入れてくれないなどの問題もあるそうだ。

論外すぎる。
そしてこの国は余裕があるのか、どういう理由なのか、多すぎて今日はスタッフいらない、とかってのが本当に多い。

だから休みやすいっていうのはあるだろうが、ある程度収入を確保したい人はどうなるの?という疑問は残る。

そこらへんどうなっているんだろう。

まぁその話は置いといて、全部全滅だったので今は時期じゃないんだなとあっさり諦めた。

夜勤でもなんでもしますって言った方が良いだろうが、夜勤したくないし。
そんな気持ちで受かっても嬉しくない。


とか思ってたら、お友達の新しいお店はオープンしなかった。

あと1か月、あと2週間、伸びた挙句今も開いていない。

本当にギリギリで、ごめんけど開きませんと連絡が来た。

信じて悠長に待ってた私が悪い。(笑)

この数か月いろんなホスピタリティジョブ(飲食系)を探していた。
なんでも良い訳ではない、けどお金も尽きそうなのだ。


四の五の言わずに働けや!!!という感じなのだが、どん底から這い上がったカトだ。まだ余裕はある。とずっといろいろなサイトを眺めていた。


ひとつ見つけたのだ!


というか、今更だけど大工になれるかな?とか考えてたどり着いた先だったのだが。

なんで大工だよwwwwwとツッコまれた。心の小峠から。

何かを作るの好きだから。

以上。(笑)

本物のビルダーが見たらぶん殴られそうな甘い動機www


とりあえず1年間、経験したことない飲食業で働けて、今度はなにしたいかな、なにが楽しいかな、とかいろいろ!いろいろ考えた結果がそれだったのだ。


飲食店であれだけ衛生観念が違いすぎて無理だったから、大工は大工でも、日本の大工さんを探そうと思った。


そして見つけた。



いやいやいや

今の職場の常連さんかーーーーーーーーい

社長さんだったんかーい。


で、その社長さんがたまたまnoteをやっていて、癖が強くキャラが濃い人で、面白そうだなぁと。


ラブレターみたいな長文のメールを送った。



翌日朝10時ぴったりに電話が来た。(几帳面で怖い)

後日ランチしながらお話、採用となった。


大工じゃなくて、セールスとして。(笑)


そこは大工ちがうんかーーーーい。
英語は英検3級のままで、セールスって。(笑)


不安です!無理ですそれは!!!!とか言ったけど、
なんだか推しが強いのと、楽しくやりましょうや!!!の気合がすごくて


頑張ります!!泣

頑張るんじゃなくて楽しくやるのが人生大事なんですよ。と




やります!!!



と、なった。


今、働いて1か月になる。
営業、というよりはターゲットにしている国があるのでそこのリサーチを行ったり、アポを取ったりだ。

建築会社なんてものは、「け」の字も知らないのだ。

それでも働かせてもらって、勉強になるからと、いろいろ仕事を与えられているのはすごいことだ。


これは私がすごいのではない、社長がすごいのだ。

仕事をゲットするのも運とタイミング、というが。


今までは飲食店で1日9時間働いていたのが、在宅業務と飲食を少しだけという生活になった。


身体的には楽だ、頭は使うけど。



なんだか運命的な話になるが、この仕事を見つける前の話。

サムちゃんが『カトがおうちで暇しないように小さなお部屋を作ってあげるヨ!』

と、言ってくれていた。

物置部屋を片付けてテーブルを置いてくれただけだ、私は自室からあんまり動かないので必要ないからと全く使っていなかった。

今はそこにモニター2台おいて仕事をしている。

サムちゃん、ありがとう。


私は新しいことが始めるとき、それがすんなりいく時と行かないときがある。本当に守護霊の仕業と思っているのだけど。

何か迷いがあるとき、上手くいかないのだ。
そして無理やりそれを突き進めば、バイク事故のようなことが起こる。



介護の仕事の方が経験職なので強いのだろうが。
多分今はそれをする時期じゃないのだろう、難しい方に道が開けてしまったのだ。


ならばやるしかないのだろうね、と私は思う。

幸運なことに、今の社長は人を無下に扱わないし、厳しいだろうが明るい人だ。



今はこれが私の生きる道だ。




ーーーーーー
終わりにしていいかな?(笑)

ちょっと今からタイレストランのアルバイトがあるので抜けますが投稿します。編集から始めると今の感情と変わってるので、嫌なんです。また後で編集することにする!!!!














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