デザインとコーチング、心理学をベースにマルチな活躍を見せる情報学部生

こんにちは、Humans of Meidaiです。
今回お話を伺ったのは、情報学部人間・社会情報学科認知心理学専攻4年生の田中亮丞（りょっち）さん！（以下、りょっちさん）
転学科の経験や、デザイン・コーチングとの出会いなど、多才かつ全力の大学生活に注目です！

プロフィール

自然情報学科からの転学科を経て、現在人間・社会情報学科の4年生。TED×NagoyaUの副代表を務めながら、Tongaliプロジェクト(東海発起業家育成プロジェクト）にも参加。今回のインタビューを通して、デザイン・アプリ開発やフリーランスでコーチングまでを行う多才さと、心理学を核にした大学での学びに大きな繋がりが見えてきた。

高校時代

高校時代は、陸上部に所属し、部活と勉強に打ち込む日々。この頃に陸上や勉強で努力が実を結んだ経験は、大きな糧となったと語る。
大学進学を前に、心理学に対して興味を抱くようになった。しかし、文系からの進学が多い心理学への興味は、理系選択による不利な状況と、先生や親から受ける反対という逆風にさらされていた。そんな中、理系で入学しても心理学を学べる道のある名古屋大学情報学部を見つけ、進路を固めた。

大学入学後

高校時代から見ていたTEDに興味をもっていたりょっちさん。地獄の細道（名古屋大学入学時に行われる合同新歓イベント、新入生は地獄の細道と呼ばれる道を通る中で気になるサークルのチラシをゲット）で手に取ったTED×NagoyaUの新歓ビラに誘われ、その活動に尽力するようになった。また、ここでの出会いから、大学1年次からTongaliプロジェクトにも参加。「当初は起業に対する特別な思いは無かったんだけど、周りに人に誘われて結果的に会社を立ち上げることになったんです！」
と語るりょっちさんは、Tongaliでの出会いがきっかけとなり、2年生の6月に起業も経験。その後、転学科を経て心理学を学びながら、様々なスキルを磨く中で出会ったのがコーチングとデザインだった。

コーチング

コーチングとは、クライアントの可能性を最大限に発揮させ、目標達成に導く能力開発法のことをいう。クライアントの思考を整理させる鏡の役割を自分は果たし、相手のブレイクスルーを促す。コーチングの認定資格をとるため、1年かけてセミナーや実践を通して学習したりょっちさん。現在は、受験、就活、転職についてなど幅広い依頼を受けており、成長の中で悩みにぶつかって相談しに来るリピーターもいるそうだ。りょっちさんの懐の広さがなし得る技なのかもしれない。

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※こちらのセミナーは、コーチングを受けたい人向けでなく、できるようになりたい人向けとなります。

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デザイナー

デザインを始めたきっかけはAcompany（名古屋大学発ベンチャー企業。りょっちさんは創業メンバー。）での業務だそう。アプリのプロトタイプ（試作）の開発に挑戦したところ、メンバーの賞賛を受け、仕事にすることを決意した。現在、デザイナーとしてはフリーランスで、友人・知人から仕事の依頼を受けている。デザインでは書物からの学びよりも実践を重視し、多くの経験を積み重ねてきたりょっちさんは、「いかに多くの引き出しを持っているかが、いいデザイナーとそれ以外をわけると思っています。」と語ってくれた。

▼デザイン制作例

大学に関して

大学の講義で興味深かった授業として、「情報の挑戦者・開拓者」（情報学部の必修科目）を挙げた。情報分野のスペシャリストたちを招いてのオムニバス講義は、これから学ぶ情報技術が実際に世の中でどう用いられるのか、一線で活躍する方々から話を聞くことができる点で魅力的だったそうだ。昨年（2019年）度の授業の最終回には、同じく情報学部の岩田知旺さんと共に教壇に立ち、ビジネスコンテストでの発表内容と共に、後輩たちに自分たちの挑戦を伝えた。
自然情報学科から人間・社会情報学科に転学科した経験をもつりょっちさんは転学科について、
「自然情報学科で学んだ情報学を自分のベースにできたこと。変わった人たちとつながりをもてたこと。そして、人間・社会情報学科で学んだ心理学をもとに、コーチングにもデザインにも通ずる人の心を考えることができたことが大きなメリットです。」
と語ってくれた。
りょっちさんの転学科は、学問選択を超えた変革となった点に、大きな成功を見いだすことができるだろう。

▼平成30年度起業家甲子園出場の様子

後輩に向けてのメッセージ

「今後どの活動に絞っていくかはまだ決めていないです。」と語るりょっちさんだが、根底にある心理学への思いは堅い。人の心にアクセスことに大きな楽しみを感じ、どれも全力投球の姿勢を貫く。大学で学んだ分野を多岐にわたる活動に活かし、"自分らしい"大学生活を送るりょっちさん。何か始めたい...！と思っている学生にとって、大きな刺激となるだろう。

「具体的に僕からおすすめすることはないけど、楽しいことや、自分に合うものを見つけることに専念するのがいいと思います！とっても大変なことなので、悩んでいる人がいたらコーチングするよ！！」

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