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【第5回インタビュー】元気溌剌。ID23(4年): 坂本達郎。

こんにちは。Human of ICUFCです。
今回はID23(4年)の坂本達郎にインタビューを行いました。

人物紹介

坂本達郎(さかもとたつろう)。
ID23、歴史学メジャー。
部内でもあまり知られていないが、実はアメリカと日本のミックスであり、ミドルネームはマイケルという。

ICUFCに入部したのは3年次初夏の変わり種。
抜群の元気さと陽気さですぐにチームに馴染み、自慢の走力を活かして昨年度は3部リーグでの戦いにおいて重要な1ピースとして活躍した。
ストイックさ、粘り強さ、ポジティブさ、周囲を巻き込む行動力など、彼がICUFCにもたらしたものは計り知れない。

今回はそんな彼の人生と、サッカーに対する想いについて深掘りする。

インタビュー

「今とは真逆の人間」だった幼少期

  • 最初に皆の知らない達郎の一面を深掘っていきたいです。
    今までの経験を時系列で話してもらってもいい?

坂本:ざっくり3つのフェーズがあったかな。
まず1つめのフェーズだけど、昔の俺は今の俺と全く真逆の人間だった。だいたい幼稚園〜小学4年の時くらいまで。

恥ずかしがり屋、受動的、拗ねる、ネガティブ、何しても駄目、体格も恵まれてないから全然食べられない、みたいな。
合計で3回も入院したし、小1の初めての練習では顔面にボール当たって鼻血出したし…。
サッカーが嫌いで、ボールも受けたくないし、怒られたら拗ねるし、本当にずっとベンチにいた。

でもそんな状況が嫌すぎて、小4の時にお父さんに頼み込んで一緒に練習してもらうことになったんだよね。試合と練習の前後2時間で自主練して、朝も5,6時にお父さんが仕事行く前に練習して、放課後も練習みたいな。サッカースクールにも2個くらい入れさせてもらって、それを半年くらい続けてたらだいぶ上手くなった。
ここが完全に転換期だったと思う

  • とにかく努力してやるぞって感じだったのか。

坂本:そう。
ダメダメだったところから少しずつ努力してポジティブになった。サッカーのおかげで。
明るい性格になっていって、友達も増えてきた。それがフェーズ1かな。

ここからがフェーズ2なんだけど、その後は小6で県内の有名どころのクラブチームのセレクションを受けて入部したんだよね。でもまたここでネガティブになっちゃって

というのも、そのチームが厳しすぎた。週6でサッカーやって、電車で帰ったら23時で勉強する暇もない。4日間の合宿では走らされて、ずっと腕立てして、試合の日はずっとダウンしてるみたいな。正直サッカーがまた嫌いになって、1年でやめた。ちょうどその時リーガルハイを観てて、サッカーだけできても仕方ない、賢くならないとなって思ってたかな。
その後は中学の部活に入って、そこではまあ友達と楽しくサッカーできた。これがフェーズ2。

フェーズ3は、まずは高校は私立に入ったけど、正直サッカーはもういいかなって思ってた。
けど、高校に入ったらサッカー部があって、先生に誘われて結局入部した。

ここでまた性格が変わるようなことがあったんだよね。
高1の時、やっぱり思春期で環境の変化とか恋愛のこととかで結構元気をなくして。ずっとそのことが頭から離れない状態で、それが苦しすぎた。
でもそこで、『夢をかなえるゾウ』に書いてあることを一回本気でやってみようって思って、実際やってみたら割と明るく、今のように前向きな性格になっていった。

そこからは色々とリーダーを任されることも多くなったかな。
部活のキャプテン、学級委員とか。皆やらなかったから、じゃあ俺がやるかみたいなのが多くなって、どんどん今の明るくて積極的な感じになっていった。

高校で考えてた信念もあって、「置かれた場所で咲きなさい」みたいな。
色々な環境に言い訳しててもしょうがないから、その場所で最高のパフォーマンスを出して、みたいなことを高校で意識するようになって、性格は変わっていったと思う。

異例の途中入部の理由

  • ありがとう。大学に入ってからのことも話して貰ってもいい?

坂本:了解。
そもそも高校では勉強も頑張ってたから、大学は指定校で行こうと思ってた。
で、最初は同志社に行こうと思ってたんだよね。でも、本当に同志社でいいのか?って思いも同時にあって。そこで、(指定校一覧で)ICUっていう大学を見つけたんだよね。

調べてみたら偏差値めちゃくちゃ高いのにクラスの誰もICUを知らなくて、試しにパンフレットを取り寄せたらめちゃくちゃいい大学だなって思った。

入学してからはとにかく東京での生活を楽しもうと思ってた。関西の田舎っぺだったからもちろん憧れもあった。実際、どこにいってもなんでもあるし。

(入部しなかったけど)ICUFCのことも入学当初から知ってた。
でも朝練が厳しそうだし、そこまで強くないって聞いてたから入らなかった。
っていうのも、高校の部活でキャプテンをやっていたけど、その二の舞になりたくなかったから。

高校のサッカー部は誰もチームのために振る舞うことができてなかったし、俺がやろうぜって言っても「いや、ダルいダルい」みたいな。ICUFCもそんな感じなのかなって思っちゃったんだよね。
正直、(最初からICUFCに入らなかったことを)後悔してるけど…(笑)

  • なるほど(笑)私生活の部分は何をしてたの?

坂本:ICUFCに入るまでは普通に大学生活を楽しんでた。
彼女もいたし、授業も、バイトも頑張って、旅行にも行ったり。

後は、長期インターンをした。
稼がなきゃと思ってたから時給の良いやつを探して、一年半くらいやってたかな。

YouTuberとしての活動について

  • いまはyoutubeもちょくちょくやってると思うんだけど、そのきっかけとか大事にしているコンセプトとかを聞きたい。

坂本:きっかけは中一の時のyoutubeブームかな。それこそHIKAKINとかが流行ってた時。
昔からホームビデオを撮るのが好きで、その延長線上でLINEのタイムラインで動画をあげてて。バカッコいい動画とかマジック動画とか。

皆からも評判が良くて、やっぱり人を喜ばせたり楽しませたりするのが好きだなって思った。
大学に入ってからは金銭的にも余裕ができたっていうのがあって。

これからは皆が楽しんでくれるなら続けようかなって感じ。だからコンセプトもそこを大事にしてるかな。別にそこまでこだわりがあるわけでもない。

  • 一番好きな動画は?(笑)

坂本:テンプルランのやつ。あれは撮ってても楽しかった(笑)
【テンプルラン/Temple Run】上からろうそくは垂れてこないし、ミスしたらデスソースも舐めないからテンプルランやってみる!!(逆)

雰囲気を変える男の行動規範とは

  • ここからは少しサッカーの話をしたいと思ってます。

達郎がいない時といる時ではやっぱりチームの雰囲気がかなり違うと思ってて、明るさ、盛り上がり方、やっていこうぜ感が特に違う。
そういった振る舞いをする上で意識していることはある?

坂本:嬉しい(笑)
一番考えていることは、昔の自分には戻りたくないっていうこと。
さっきの時系列のところでも話したけど、昔は性格的にめっちゃ暗いこともあった。

いつも、だってとか、無理とかで言い訳してた頃の、努力しないでいる自分には戻りたくない。なんでも暗いのは好きじゃなくて、明るい方がそもそも好きだし

  • 自分も暗くなりたくないし、周りもどうせなら明るい方が良いって感じ?

坂本:そうだね。
意識してやってるのは、人に声かける時は基本笑えるような方向にしてる。
たまにうざいと思われると思うけど、前向きにいてほしいなって思うから。無意識でもそうしてるかもしれない。

入部のきっかけと、途中入部だからこそ感じるICUFCの魅力

  • なるほど。そもそもなんで途中からICUFCに入るという決断をしたの?

坂本:チラシを見て、当時のキャプテンだったよしたけ(ID23、中村仁勇)に体験に行かせてもらったのがきっかけ。
で、ここなら本気でサッカーできそうだなって思ったから入った。
高校の部活と違って皆がチームのために振る舞えるし、戦えるし、めっちゃ良いチームじゃんって思った。

実は長期インターンは自分がデスクワークに向いてないって気付いてやめて、その後はトライアスロンを始めたんだよね。
トライアスロンは楽しかったんだけど、アドレナリンは出なかった。あまりにも数字的な戦いだし、規則的すぎてつまらないって感じたんだよね。

  • 個人スポーツとチームスポーツの違いってことかな。

坂本:そうだね。やっぱり皆と関わり合いながらやるのが楽しいと思う。

  • 「チームのために振る舞う」って、どんな達郎の中ではイメージ?

坂本:チームとしてまとまるために皆が頑張ってる感じ。
例えば自分がプレーしていない時でもしっかり練習を見て、声をかけて、コミュニケーションを取って、ここはこうすべきだって集まって話したりすることとか。
皆がチームとして勝とうとしている。

  • なるほど。それを含めてでも良いけど、ICUFCの魅力はどんなところ?

坂本:とにかく皆が真面目なところ。
普通チームには悪い意味でやんちゃなやつとかがいると思うんだけど、それがない。
皆が本当に勝ちに向かって努力してる。

(坂本が中心に立ち上げた、部員の筋トレを管理する)フィジカル部も、立ち上げた時は皆しっかり筋トレしてくれるかなって不安だったけど、びっくりするほどやってくれてる。

  • 確かに。
    話してて感じるけど、やっぱり高校の時にうまく行かなかった経験が達郎の中ですごく大きいんだろうなって思う。

坂本:うん。
ICUFCはだれか1人だけが頑張ってるみたいなことが本当にない。

坂本が思い描くICUFCのこれから

  • 最後になるけど、引退までの短い期間、どういうふうに過ごしたい?

坂本:とりあえず楽しみたいかな。
卒業後はドイツ行ってサッカーしたいと思ってるんだけど、今みたいな楽しみ方をできるチームではないと思うのね。
(ドイツでは)多分シーズンによってメンバーが全然変わるみたいな感じで、大学っていう一つの枠組みで括られてないから結束感は強くないと思う。

プライベートと学業と部活でみんな一緒みたいな、ビジネスチックじゃない友情のサッカーができるかはICUFCが俺の最後のチャンスだから、そこを楽しみたいなって思う。
もちろんリーグ戦では勝ちたいし、点取りたいけど、俺の根底にあるのはそれ。

  • 楽しみたいって思う上で、今のチームがもっと楽しめるにはどうしたら良いと思う?

坂本:新しいことにチャレンジすることかな。
ここ3ヶ月くらいでも、例えばビルドアップとか、着実に進化してると思う。
残りでもとにかく練習を重ねて、どんどん新しいことをやって、チームとして進化していきたい。

  • ありがとう。最後に伝えたいことはある?

坂本:とりあえず、ICUFCの皆さんありがとうございます。
あと、YouTubeチャンネル登録してね!

  • ありがとうございました。

出演:坂本達郎
インタビュー・文:袴田知優(ID24)、近藤央(ID22)
インタビュー日時:2022年7月11日

さいごに

今回はID23の坂本達郎にインタビューを行いました。
次回以降もぜひご覧ください!

↓過去の記事は以下より↓
【第4回インタビュー】叱咤激励。ID25(2年): 大下慧士。

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