新卒体験記その1 運命の別れ道
おはようございます。
ヒューマンライフアートラボのやすにしちさです。
そう言えば、自己紹介らしきものをほとんど書かないままだったと気付き、自己紹介がてら、今日から、わたしの仕事遍歴について書いてみようと思います。
第一弾は、新卒体験記からいきますね。
ここが、わたしの原点でもあり
色んなことを学ばせてもらった大切な4年間でした。
わたしは新卒でアパレル販売会社に入り
ファッションアドバイザーの仕事をしていました。
そもそもなんでアパレルか、というと
おしゃれのセンスに自信がなかった、っていうか、コンプレックだった、ていうのが実は大きな理由でして。
大学時代の大好きな友人に
すごいオシャレさんがいたのです。
おしゃれな上に、当時オシャレとされていた美容院から引く手あまたで声がかかり、毎月のように読者モデルで雑誌に載っていた彼女。
お化粧の仕方もわからず、ファンデーションもしないでチークをほっぺにしちゃって「今日顔赤いけど大丈夫?」って言われてた私とは明らかにステージが違う訳ですよ。
でも彼女はいつでも謙虚でほんとに優しくて、オシャレな上に人格者で、とってもとっても憧れでした。
で、そんな彼女が選んだ業界がアパレルだったので
なんかよくわかんないけど、わたしもオシャレになる!!って決めて、飛び込んだのでありました。
アパレル企業の就職面接って、なかなかユニークなものが多くて。グループディスカッションもありましたが、一芸アピールみたいなこともあり、歌いながら踊ったりしたこともあったなぁ。
集団面接だったので、みんな戸惑ってましたけど、最後は拍手してくれてなんていい人たちなんだろう、ってそっちに感動笑
残念ながら最終面接で落ちちゃいましたが、いい思い出です😆
最終的に決まったのは、とある大手企業のメンズブランド。
しかーし。ちょうど就職が決まった年に、なんとメンズとレディース、それぞれ別々の販売会社が合併。
忘れもしない。友人と買い物中かなんかに人事の方から連絡があり、「レディース部門に行ってくれないか」と。
えぇ〜!!
レディースの世界がちょっと華やか過ぎて、ついていく自信が全くなく、小心者だった当時のわたしはメンズの世界に行こうと決めて、メンズブランドを選んだのにですよ。
よりによって、まだ働き始めてもいないのに、もう部署移動ですか、早すぎやしませんかー!!
と叫びたい気持ちをぐっと抑えながら、ようやく放った一言が
「り、理由を教えていただけませんか」
よく言った。グッジョブ自分。ぜぇぜえ。せめてそれだけは聞いておきたいよね。
「柔軟性がある方だな、と思っていたので、きっとあなたならレディースでも十分やっていけると思いまして」
「わかりました。行きます!」
え、はやっ笑
いや、今考えたら人事の方は百戦錬磨ですから、そんな言葉は鼻歌うたいながらでもさらっと出てくるってものでしょう。
しかし、当時のわたしはそんなふうに言ってもらえるのが嬉しくて嬉しくて。
ふたつ返事でオッケーしてしまいました。
しかし、その後から小心者が後から後から膨れてきまして。
女の園でいじめに合ったらどうしよう。
ダサいわたしがファッションアドバイザーなんか務まるのか。
社員として店舗に入るってめちゃくちゃプレッシャー。
などなど、まぁこわい想像しかしない訳です。
当時からお付き合いしていたまぁちゃんと
配属予定の店舗まで偵察に行き、柱の陰から飛雄馬の姉ばりにお店の様子を凝視。
「ちぃさん、あの中でほんとに働けるのかな〜」
心配そうなまぁちゃん。いや、ほんと無理かも胃が痛い。
そこにいたみなさんがまぁ、オシャレで美しくて、キラキラした笑顔で、ここはなんだ?眩しくて目が、目が〜と謎な呟きを残しながら、意気消沈してトボトボ帰り
「まぁちゃん、ちぃさんほんとダメかも。あんなキラキラした世界に自分が立ってるイメージがまるで出来ない」
あぁ、どうしてあの時、あんな即答で「やります!」なんて言ってしまったんだろう。
働く前から、容赦無い人事移動の荒波に流され
ここから一気に就職ブルーになっていくのでありました。
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