見出し画像

隙間が増え続ける中で、新たな可能性を見出す!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

 新卒採用や新入社員-若手社員研修をお手伝いすると、年々ジェネレーションギャップを感じる機会が増えています(笑)
 若い方々と話をする中で、色々なことを知ってると思う反面、逆にこんなことも知らないのか(歴史的・世代的なことも含め)と感じることがあります。

 知ってる人と知らない人がいるということではなく、一人と話している際に、良く知ってる部分と知らない部分の両方が存在し、ある意味極端で、会話をしている時にもどちらに合わせて話せばいいのか戸惑うことがあります(個人的にはそのギャップが大好きですw)。

 様々な場面で、知識が「面」ではなく「点」という形で存在し、まばらな感じで隙間が増えている、大きくなっている印象を受けます。

 組織運営・組織活動においてもデジタル化、グローバル化が進む中で、新しい情報が次から次に入ってきます。
 カバーする範囲が拡がり続けると同時に、その中で存在感を保つためには「選択と集中」が必要になります。
 どこかに特化して詳しい領域を作ったり、特徴を持つことが求められ、結果として専門化・独自化・オタク化?が進んでいるのではないでしょうか。

 企業経営・組織運営においても既存事業では、益々独自性や専門性が求められ、既存事業だけで足りないと感じると新規事業や新市場・新商品(サービス)に拡げようとします。
 広範囲に拡げようとしたり、拡がるスピードがあまりにも急速だと、対応するスピードが伴わず、様々な方向に引っ張られる(振り回される)形になり、当然のことながら隙間が発生します。
 次から次に隙間が発生し、場合によっては隙間どころか大きな穴が開いてしまうこともあります。

 数多くの隙間が発生する中で、パフォーマンスに優れている組織・職場は、隙間を(一人ではなく)チームとしてカバーしています。
 日替わりヒーローではありませんが、特定の誰かではなく、その時その時、それぞれの場面ごとにカバーする人が現れるような組織は、力強い印象を受けます。
 最近では、社内に限らず外部にもリソースを求めることで、より柔軟にカバーする動きも増えています。

 隙間と言うと、欠点のようなイメージが多いかもしれませんが、実際そこには大きな、そして数多くのチャンスが存在しています。
 新たなヒトやノウハウやリソースが入りこむ余地(隙間)があることは、大きな変化やこれまでにない変化が期待できます。
 身の回りの隙間をいち早く予見、発見、察知し、どう活かすかが問われているのではないでしょうか?

<ヒューマナイズ通信 2024.04.03掲載 一部修正>
 https://humanize.co.jp/

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?