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社長になってみたものの「何をやっていいのかからなかった」という話



アルバイトから叩き上げで社長になった

私が公認会計士の監査などの業務はせず、ベンチャー企業の経営者として「人財育成事業」をやるべきと痛感した1つの事例をご紹介します。

とある九州の運送会社の社長の話です。この社長は、20代の時に、その運送会社にアルバイトとして入りました。その後、仕事ぶりが評価されて正社員となり、最終的にはその会社オーナーに「社長にならないか」と打診され、社長になったという叩き上げの経営者です。

社長の椅子に座ったものの「何をしていいのか?」

ところがです。社長の椅子に座ってみたものの、「社長として何をすればいいのか?」と分からなかったそうです。

この社長は、仕方ないので結局現場に出て、他の社員たちと同じように「作業」「業務」に従事していたとのこと。

私は、この社長からこの話を聞いて、こう思いました。

「確かに、社長として、経営者として何をすればいいのか?会社経営というものの視点、その考え方、最低限やるべきこと、といったことを学ぶ機会も、学ぶところもないな・・・」

多くの人が経営を練習せずにいきなり本番に臨む

会社経営・ビジネスを車の運転に例えると

現在、多くの公的なビジネス支援機関がありますよね。例えば、経済産業省の「よろず支援」では専門家が相談にのってくれますが、これは、ドライバーとしての経営者に対して「こっちの方向に進むといいよ」と、目的地に向かって進むべき方向を教えてくれているといえます。

また、日本政策公庫などの融資や自治体による資金支援というのは、「自動車が走るためのガソリン」を注入してくれているといえます。要は、「ガソリンを注入しちゃるけん、頑張って走れ!」というわけです。

肝心のドライバー(経営者・起業者)は練習なしに運転してる?!

ところが、肝心のドライバーとしての経営者や起業した人は、一度も運転の練習なしに、道路に出て会社という車を走らせている状況にあるのです。

多くの人は実際の車の運転で、いきなり本番で道を走らせるなんてことはありませんね。必ず、車の運転の練習をしてから道路に出るはずです。

しかし!「会社経営」「ビジネス」だけは、練習もなしにいきなり本番で「会社という名の車」を走らせているのです。

会社経営を「練習できる場」が必要!

この数字が何の数字は分かりますでしょうか?ビジネスに関連する数字です。

2021年度 65.3%

これ、実は赤字法人の割合です。
赤字法人率」 過去最小の65.3% 

これを見ると、やはり、起業する前に何らかの方法で経営者は、「会社経営の練習」をしておく必要があるということがお分かりいただけるでしょう。

資金調達・設備投資・仕入れ・販売・経費の支払い・資金繰り・損益計算など、本人にとって「練習してみないと分からない」ことが多いのです。

しかし、このような「経営の練習」は学校ではまず教えられていませんし、社会に出ても学ぶ機会も、学ぶ場も存在しないのです。

会社経営・ビジネスを「練習できる場」を提供する!

上述したように、多くの経営者や飲食店などの個人事業主が、「いきなり借金」をし、練習もしないままいきなり本番に臨んでいるのが我が国のビジネスの現状です。ですが、サッカーなどのスポーツ、車の運転、飛行機や船の運転、音楽祭など、あらゆる分野で事前に練習してから本番に臨むはずです。

もし、このような状況を変え、会社経営・ビジネスでも「事前に練習」してから経営に臨めばどうでしょうか?

結果は大きく変わってくるはずです。

私は、そのために独自で「ビジネスゲーム」を開発し、「会社経営を疑似体験」しながら「体感的」に経営を練習できる教育カリキュラムを開発しました。

金融機関さんなど様々な業種の方々が練習してます
税理士法人さんも経営について知らないといけないとのことで
診断士の先生が、経営の視点がなかった!と言ってました

以上が、私が「人財育成のプロフェッショナル」としてやりたいことです。人材育成といっても、「手取り足取り教える」とか、「偉そうに経営について講釈を垂れる」ということではなく、「ご自身で経営について練習してもらう」「自ら成長してもらう」ということをやっていただきます。

私はそのためのあくまでも「ファシリテーター役」に徹します。

はい。以上、私が「人財育成」をやるべきだと思った動機と、何をやるのか、ということについて記事を書かせていただきました。

何事においても「練習」は必要ですよね!
私は独自の人財育成カリキュラムで、この「練習」できる場をまずはご提供していき、日本経済の一翼を担うビジネスパーソンを育成できたらと思っております!

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