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5、インスピレーション(霊感) 「芸術の書 断片」

5、インスピレーション(霊感)


 インスピレーションについてお話をしたいと思います。絵画におけるインスピレーションを考える際、なにが実体化と言いますかと、その名の通り、「霊感」ということになりましょうか。

その霊感は、インスピレーションは、観念の世界、神の世界からのアイディアでもあります。それは、作品の構想はあるときぱっと降りてくるものであります。そのイメージの可能性のあるイデアマテリアルは、画家のハートで解凍して、作品制作に表現して行けば具体的になって来るでしょう。

なので、作品のできる前に作品はできていることになっています。作品はすでにできあがっていて、それを解凍、そして表現という行為でもって作品に転換していくのです。なので、そのイメージがはっきりしなくても、描いていくうちに、その途上でいろんな発見があるのです。作品は制作中にいろんな技であったり、塗り込みがあります。その時に諸天の天使たちが協力して、制作中に霊感が宿る事そして制作する前に、作品にイメージはあるときぱっと閃いてくるのです。作品は作品を作る前に、神の世界から天から降りてきます。それを再現、表現をしていくのです。このインスピレーションを受けやすくするには、日々の生活の中で、自由と愛をもっていきているなかで霊感を受ける事が可能となるのです。今の自分の状態から、その自分のレベルの霊感が降りてくるのです。画家自身も、自分の修養を気を付けるよりも、自由な感覚、自由の徳を身に付けていることが、インスピレーションが降りてきたとき素直に受ける事も可能となるでしょう。

大体、型破りの霊感に大いなる可能性があります。本当に自由になるには、最初に枠をしっかりして自己修養に励み、そして自分がしっかりしてきたら、鎖を少しずつ外し自由になって行くのです。まず、人間としての基本をおさえる事、それは愛を行動基準として、それをもって人生を自由にしてく。自分を愛するように人を愛し、多く人の幸福をかなえる。周囲の人を愛していく。愛と自由と芸術を一体とすることで、真に自分を幸福にしていく事になります。はじめに、インスピレーションという事を言いました。それから、インスピレーションを受ける器はなにか。そして、自由な人間になって行く方法に、生き方において愛を規範にして徳を作って行く。ということです。

自分を最高度に愛する事が大事です。自分の魂を最高度に愛してこそ、自分を大事に愛しているからこそ、他の人も、友人、知人、家族を真に愛する事ができるようになります。 

まず、自分を大切にしましょう。それが基本です。自分の霊的な性質を大切にしよう。自分を許して行こう。芸術を行うものは、創作者は、必ず、自分の心の奥を見つめていくと、「罪」に出会ていきます。その「罪」を許して行こう。そして、他の人の「罪」を許して行きましょう。そうすることで、さらに自由になって行きましょう。その「罪」の観念は原初の記憶であります。心理学ではトラウマといったりします。それを開放するには、許すことです。そして表現していく事です。表現する事で、罪が罪でなくなります。自分であることがわかってくるでしょう。自分を許していく事です。何度も言います。自分を許して行きましょう。あなたの罪は原初の罪です。それは、美に転換していくでしょう。罪は、罪でなく愛になります。まず、自分を許して、罪も表現し、美として転換していけば自由の悟りを得る事でしょう。自分を責めずに、愛してください。そして、光るものが出てきます。悲劇の底をぶち破ったとき、その地の底から光が燦然と出て放射してくるでしょう。自分を愛し、表現してください。自分を愛してこそ芸術の一歩です。


 

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