200718 ピーマンはヘタだけ取ればよろしい
ピーマンはおいしい。年中食べるが、夏はとびきりである。
極度の面倒くさがりなわたしだが、ピーマンが食べたい。最近の悩みと言えば、もっぱらなるべく手間をかけずにピーマンが食べたいということだ。
何が嫌って、種なのだ。半分に切れば包丁にまとわりつくし、手やまな板の上に広がってはベタベタと鬱陶しい。
しかし子どもの頃から、ピーマンはヘタ・ワタ・種の部分を除いて食べるものだと刷り込まれているので、面倒に思いながらもそのように調理してきた。
だが待てよ。わたしはもう大人である。己の生活は自分で好きなように選択できる。ピーマンに煩わされてたまるか!こうなれば、ええい、いっそピーマンを凌駕してやる!鼻息を荒げながら、検索画面に「ピーマン 丸ごと」を入力し、ポチっとな。
すると、なんだなんだ、大量にレシピが出てくるではないか。これは、イケる。イケるぞ。
はじめは、ピーマンを丸ごと他の野菜と蒸して、シンプルに鰹節・めんつゆをかけていただくことにした。おそるおそる噛んでみると、どうだ。想像以上に '気にならない' ではないか。
あんなに気にして取り除いていたワタも種も、全然主張してこないなんて誰が想像できただろうか。大げさでなく、この体験は2020年における個人的革命である。
20数年、何百個、もしかして何千個のピーマンの中身をくり抜いてきたか分からないが、、もう金輪際そんなことは気に(してもいいけど)しなくてもいい!中身そのままでも、食べられるぞ〜!
これを機に、ピーマンへ対する心のハードルはグーンと下がった。今日は喫茶店モードに突入したためナポリタンをこしらえたが、もう以前のようにピーマンの下処理に怯えることもない。ヘタを取り除いて、あとはザクザクと好みの大きさに切るだけだ。わっはっは!簡単簡単。無限に力が湧いてくるようではないか。
このようなピーマンへの気づき的ライフハックは、この世に五万と存在することの一つだろう。人生のどのタイミングで気づくか・それが自分に合うか否かは人それぞれだが、ピーマンが気軽に食べられるようになったことが単純に嬉しいので、この記事をもってささやかに発信したい。
この夏は、いつにもましてピーマンを食べる予定だ。
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