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稼げないライターに共通する「約束できない症候群」とは何か?

「約束できない」ことが今問題になっている(と僕は感じている)。

既にご存知の通り、現在フリーランスにはろくでもない人たちが参入している。その理由は「インスタグラム」などに出てくる「会社員は辛いけど、フリーランスなら休みも自由だし、稼げるよ」というクソ広告の成果?であろう。

皆さんご存知の通り、そんなバカなフリーランス=供給が増えると発生するのが、単価の値下げである。

特にライターという仕事はモロにその影響を受けやすい。ご存知の通り、参入障壁が低いのがライターだ。

そして悲しいかな、ライターの優秀/無能の判断は、既にサイト運営者にとってもかなり難しいのである。入り口時点では、有能なライター・無能なライターの区別がかなり難しくなってきた。

なぜなら無能なライター(元限界正社員)は、丁寧な提案文を有料セミナー(笑)で習ってくるからである。

さて、そんな中でも、有用なライターとそうでないライター。いわゆる、信じられそうなライターにはたった一つの共有点があることが、僕調べによるとわかってきた。

ちなみに僕は元フリーランス。今でも会社員を続けながら、副業では月次最大売上200万円(受託96%)を達成した、副業会社員だ。

このnoteでは、そんな「受託」が得意な副業会社員が考える「できるライターに共通するたった一つの共通点」を皆さんに共有できたらと思う。

約束ができるライターはいつだって雇用され続ける

僕は自分自身がメディア運営者であり、雇われディレクターであり、ライターでもある、わりかし一気通貫型の珍しい人材だと思っている。

言い換えれば「受託が得意な作業者」だ。

自分で事業を作るのが下手だが、作業者としては信頼される。そんな人間が僕である(と思っている)。

そんな僕は「フリーランス時代」には未経験から3ヶ月で売上50万円を達成。その後2ヶ月で売上90万円を達成という実績を作ってきた。

…これって難しいことだと思いますか?

今振り返ってみると、全然難しいことではない。でも、他の人には少ない、たった一つの強みを自分自身が持っていたのだとわかる。

それが「約束をする」ということである。

約束をするとはどういうことか?

「約束」という言葉を『精選版 日本国語大辞典』で調べてみると、下記のよような意味が出てくる。

ある物事に関してあらかじめ取り決め、将来それを変えないことを互いに誓うこと。ちぎり。契約。約定(やくじょう)。
引用:https://kotobank.jp/word/%E7%B4%84%E6%9D%9F-647914

つまり、将来の取り決めを予め交わしておき、その後はルールを変えずに実行することが、約束の意味である。

それではライターにとっての約束とは何か?

「約束」をブレイクダウンしていくと、ライターにとっての「約束」には下記のが挙げられる。

  • 納期を「約束」する

  • 期限時の成果物を「約束」する

  • 期限後の成果を「約束」する

時系列順に整理してみると、上記のような形になる。

そして面白いのが、上記の箇条書きの順に責任が重くなり、単価が上がるということだ。

実はこの簡単な構造に気付いているライターはそう多くないので、参考にしてみてほしい。

納期を「約束」する

納期を約束できるライターがあまりにも少ないということに、最近気づいてきた。「〇〇だと思っていました」「〇〇が原因でございまして…」など、くだらない理由をつけて納期を平気で破る人はかなり多い。

逆に、自身が納期を守れるライターであるのならば、この時点で50%以上
「約束」を守れる層にいると考えて問題ないだろう。そのくらい、「納期」という約束を守れないライターは多い。

そして彼らの多くは「外部要因」=すなわち、自身ではどうしようもなかった「超越的な何か」に理由を求めることが多い。コロナにかかりました。病気になりました。家族が…など。そんなくだらない言い訳をする人が多いわけ。

わかるよ。そりゃ誰だってそういう「不慮の事態」はある。でも問題の本質はそこではないわけ。

最も大きな問題は「解決策を約束しない」ただ1点にあるわけなんです。

ここでの正解は、まずは遅れる事実を謝罪すること。そして、再発防止策をしっかりと挙げ、次回は納期に遅れないと約束をすること。

ただこれだけなんですよ。

期限時の成果物を「約束」する

「クオリティを約束する」これもできない人が多い。

よくある例として「期限は守れました」が、結果としての「納品物のクオリティ」は守れませんでした…という例だ。

恥ずかしい。ライターとしての風下にも置けない例が多発しているのが現状なのだ。

その対抗馬として、企業はディレクションという役職を生み出した。

いわば彼らは、期限時の成果物に対して責任を負う存在である。つまり、期限だけ守れる人物を制御するものたちだ。

基本的に彼らの存在価値は少ない。というのも、ライターが成果物の約束ができればディレクションという職業は存在し得ないからである。

それなのに彼ら「ディレクション」が存在する理由はたった下記の2点の理由で説明ができるのである。

・期限を約束し、守れないライターが多い
・期限時のクオリティを守れないライターが多い

ライター諸君。君らがしっかりしていればディレクションという仕事はなかったはずなのである。それなのに彼らが存在するのは、クオリティを担保できなかったからだ。

僕がたった3ヶ月にしてディレクターにまで成り上がれた理由は、上記をご覧いただければ明らかだろう。

期限後の成果を「約束」する

まあ難しいが、期限時の成果を約束できるライターというのは強い。

例えば僕はライター時代から、こんな約束を「発注者」としていた。

3ヶ月後にこの記事が○位になれば、CVR○%で○件のCVが見込めます。
すなわち、貴社にとっては広告費が◯円浮く計算になります。
その30%。○円を僕にいただけないでしょうか?

こんな感じだ。

期限後の成果はほぼ必ず「成果給」になるが、これはライターにとって3つの理由で美味しいのである。

・やっている人が少ない
・バカにはできない
・成長につながる

期限時の成果を約束できると、ディレクターを飛び越えメディア運営の案件の直契約に繋がる。ぜひ頑張ってほしい。

以上、約束って大事なんだよ。というお話でした。









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