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市場

以前私は近所にある市場のお菓子の問屋に行くたびに、毎回3000円分位のお菓子を買っていた。金額的には少なく感じるかもしれないが、量的にはかなりの物になる。

終いにはお店のおばちゃんに、毎週来てくれるけどこの大量のお菓子何に使うのかと尋ねられたりもした。

全部自分で食べてますとは言えず、職場のみんなで食べる為ですと嘘をついたりした。ごめんなさい、おばちゃん。


私は子供の頃は市場にあまり行かなったが、大人になってからよく行く様になった。

様々な専門店や卸問屋が立ち並び、普通のスーパーなどには並ばない珍しいものがあるので見ていて楽しいのだ。

私はこういった専門性の強い店に惹かれる傾向があり、ホニャララ専門店みたいなものに弱い。そこにしか無いものがるという特殊性、特別感に弱いのだと思う。

特に魚屋が好きで、捌かれる前の魚達が生きたまま置かれていたりする。それこそ一般的に流通しないような種類の魚が見れる。ある意味水族館的な楽しみ方ができ、且つ買って食べることも出来るのだから素晴らしい。

最初に書いたお菓子問屋も好きだ。

店に所狭しと積まれたお菓子類は、かつて子供だった大人達の心を刺激してくれる。小学校の頃少ししか食べる事の出来なかったあれやこれやをまとめて買うことが出来たり、見た事のないお菓子や地方限定商品には自然と手が伸びてしまう。

こういった専門店というのはお店に行くだけで価値があり、また自然と財布の紐も緩むものである。

そうして調理の仕方が不明の野菜や、用途の分からない香辛料を買ってしまうのだ。

でも食べられない訳じゃ無いし、ネットで調べれば今は幾らでも調べることが出来るのだ。決して無駄な出費では無い。

ついつい買ってしまうパチモノ玩具なんかも、きっと無駄ではないのだ!



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