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太陽が嫌い〜昼夜逆転〜

不登校だった頃
朝が苦手だった

太陽とともに、1日が動き出す。

母の朝食を作る音が
姉や兄の会社や学校に行く音が聞こえてくる

僕の心に見えない
とげが突き刺さる

学校行く?
行かないの母とのやりとり。

自分の中での葛藤が

心を乱し

周りからの期待も感じて苦しくなる。

朝が苦しい。

ボロボロの心をこれ以上
傷つきたくない 

みんなが家を出ていくのを布団の中で
過ごすようになる。


午前中の時間は学校を思い出させること
ばかり、いつもなら授業を受けてる時間。

時計を見るたびに思い出す。

罪悪感から逃れたい

そして、学校に行けない罪悪感が
僕の心をささくれさせる

小さなことで周り怒りの
感情的をぶつけてしまう。

特に学校を思い出す時間は。

大好きな人たちを傷つけてしまう。

傷つけたくない。

そして
優しい言葉で傷つけられたくない。

お互いの為に距離が必要


夜、みんなが寝静まると

周りの期待や自分の期待に
振り回せれない。

大好きな人たちを
傷つけない

傷つけられない。

心が解放される。

その安心感と深夜という時間が
気持ちを興奮させ思考を活発にする。

そのワクワクした気持ちが
1日の救いの時間。

何かが起こる、何か良い事が
思いつきそう。

そう感じさせる。

でも時間と共に深い思考の闇に
飲み込まれる。

不安な気持ちでいっぱいになる。

僕はこれからどうなるのかな?

誰も僕を忘れていってしまってしまうのかな?

僕は一人きりになってしまう。

新聞配達のバイクの音が
朝が来るのを知らせてくれる

世界の1日が始まった。

僕はまた一日生きのびたって。
安堵し
、眠りにつく。

~あとがき~

昼夜逆転になった僕も、
自分の本心で決めた事、
アルバイトなんかがあれば

いくらでも早くても起きれてしまう。

僕の性格で寝なきゃって思って
なかなか寝れないこともあったけど・・・

遅刻することはなかった。


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