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マイクロプラスチックが「人の心臓」から発見

マイクロプラスチックとは、5ミリ以下のサイズになったプラスチックを指す。しかし、プラスチック製品が適切に処分されず、街のなかに捨てられると、それが川を通り最後には海に行き着く。これが海洋性プラスチックとなる。

海洋生物は、海に浮かぶ海洋性プラスチックを、食物と誤って食べてしまうことが多い。私たちが食べている魚も、同じようにマイクロプラスチックを取り込んでいる可能性が高い。ともすれば、人体にも取り込まれていても不思議ではない。

実際、心臓手術を受けた人の心臓から、マイクロプラスチックが検出された報告がある。その大きさは、最大で0.469mmだった。血液からも見つかっている。同様に、肺などの内臓や、母乳などからもマイクロプラスチックが見つかっている。考えるに子供が生まれる前にすでにマイクロプラスチックが伝達されている可能性もある。

マイクロプラスチックの人体への影響は、まだ研究が始まったばかりで、人間への明らかな影響が目に見えるようになった段階では、すでに手遅れになる可能性も否定できない。

もうすでに人体にマイクロプラスチックが入っている事実を知り、適切なプラスチックの排除、処理を行っていくことが重要である。



                    出典   ELEMINIST


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