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【11冊目】世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

【タイトル】

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

【著者】

津川 友介

【読む目的】

より健康的な食生活を実現する

【印象に残った部分(引用)】

◆最強のエビデンスとは、メタアナリシスという研究手法によって導き出された結果である。メタアナリシスとは、複数の研究結果をとりまとめた研究手法である。
◆普段どおりの食事を食べながら、塩分と白い炭水化物の摂取量を減らす代わりに、オリーブオイル、ナッツ類、魚、野菜と果物を増やすことが最も健康に良い食事であると言って良いだろう。
◆野菜ジュースには健康に良いというエビデンスはない(研究が行われていないので健康に良いのか悪いのかわかっていない)
◆卵はあまり食べない方が良く、食べるとしても 1週間に 6個までに抑えることが健康にとってはベストである

【感想】

巷に溢れる健康関連の書籍には様々なことが書かれています。
矛盾する内容も多く、一体何を信じればいいのやら。
その点この本では、海外な様々な研究や統計を引用し、信頼できそうな情報を紹介してくれています。
この本が伝える内容をまとめると、次の2つの文章の通りです(引用)。
『本当に健康に良い( =脳卒中、心筋梗塞、がんなどのリスクを下げる)と現在考えられている食品は、 ①魚、 ②野菜と果物(フルーツジュース、じゃがいもは含まない)、 ③茶色い炭水化物 、 ④オリーブオイル、 ⑤ナッツ類の 5つである。』
『健康に悪いと考えられているのは、 ①赤い肉(牛肉や豚肉のこと。鶏肉は含まない。ハムやソーセージなどの加工肉は特に体に悪い)、 ②白い炭水化物、 ③バターなどの飽和脂肪酸の 3つである。』

イメージ通りのものもあれば、少し意外なものもありましたね。
茶色い炭水化物と白い炭水化物の違いは興味深かったです。
白い炭水化物、例えば白米を食べると、血糖値を上昇させ、脳卒中や心筋梗塞などのリスクが高まるそうです。また、糖尿病リスクが高まるという研究結果もあります。
これを茶色い炭水化物、例えば玄米に置き換えると、これらのリスクを大幅に軽減してくれるというのです。

本書ではこのように、健康に悪いものを健康に良いものに置き換えるということを推奨しています。
ここで、私の1日の一般的な食生活を羅列し、置き換えを検討してみます。

☆朝食
・シリアル × ⇒ オートミール
・ナッツ ◎
・豆乳 ○
シリアルは小麦が主成分、糖分過多で健康に悪そうです。美味しくて手軽で好きなんですけどね。以前まずくて断念したオートミールへの置き換えを再検討します。

☆昼食
・牛丼 × ⇒ ?
・サラダ ◎
・卵 △
・コーヒー ○
昼は専ら外食です。健康志向で安いお店があれば…いや、ないですね。
喫茶店の全粒粉入りパンとか、そば屋の野菜そばとか、多少ましですかね。
家で作った健康的なお弁当を持っていくのが理想でしょう。

☆夕食
・豆ごはん △ ⇒ 玄米豆ごはん
・卵 △ ⇒ 1日1個に制限(昼に食べたなら夜は食べない)
・キムチ ○
・納豆 ○
・温野菜 ◎
・味噌汁 ○ 
・鳥肩肉の照り焼き ○
・野菜ジュース ?
豆ごはんは白米より良いでしょうが、白米部分を玄米に置き換えると完璧ですね。
夕食の肉は今後も鶏肉中心を継続していきたいです。たまには魚も食べたいところ。

上記にように、自分の食生活を見直すきっかけにもなる本です。
とはいえ、白米や加工肉って美味しいですよね。
個人的には、食べ過ぎには気を付けて、ストレスのない範囲で食生活を改善していきたいと思います。

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