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"ドラ1上田希由翔は救世主になれるか"マリーンズの2023ドラフトを振り返る③

 大学選手権優勝投手の常廣羽也斗、最速158キロ左腕の細野晴希を中心に大豊作として注目された2023年ドラフト。今季オリックスに大差をつけられ2位に終わった千葉ロッテマリーンズは、来季の逆襲に向けドラフト1位で上田希由翔内野手(明治大)を獲得。今季チーム打率4位のマリーンズ打線を救えるのか考察していきたい。 -大学生内野手の1位指名は希少価値が高い  近年の大学生野手の1位指名は以下の通りである。 2023 ロッテ   上田 希由翔 内野手(明治大学) 2022 西武 

    • "日本代表3人""160キロ右腕!"マリーンズの2023ドラフトを振り返る②

       大学選手権優勝投手の常廣羽也斗、最速158キロ左腕の細野晴希を中心に大豊作として注目された2023年ドラフト。今季オリックスに大差をつけられ2位に終わった千葉ロッテマリーンズは、来季の逆襲に向けてどのような指名を行ったか振り返っていきたい。 -指名選手 1位 × 度会 隆輝  外野手(ENEOS)    × 草加 勝   投手 (亜細亜大学)    × 細野 晴希  投手 (東洋大学)    ⚪︎ 上田 希由翔 内野手(明治大学) 2位   大谷 輝龍  投手 (富

      • "4回目の入札で交渉権獲得""独立Lから2位指名"マリーンズの2023ドラフトを振り返る①

         大学選手権優勝投手の常廣羽也斗、最速158キロ左腕の細野晴希を中心に大豊作として注目された2023年ドラフト。今季オリックスに大差をつけられ2位に終わった千葉ロッテマリーンズは、来季の逆襲に向けてどのような指名を行ったか振り返っていきたい。 -指名ポイントについて  今季のマリーンズは、規定打席到達者が4人いる中で、チーム内首位打者はG.ポランコの打率.242でリーグ18位(22人中)。レギュラー野手が打撃の確実性に苦しんだシーズンであった。また、長打力不足も露呈。日本

        • 2019年ホームラン王が移籍! ~ソトが千葉ロッテマリーンズと契約合意~

           今季はシーズン終盤に失速するも、粘り強さを見せ2位を死守した千葉ロッテマリーンズ。来季悲願のリーグ優勝に向けて、遂に補強の動きがあった。ネフタリ・ソト(前DeNA)の獲得である。本記事ではソトを獲得する背景を考察しこれまでの成績について振り返っていく。 -今季の野手編成について  今季も日本人本塁打トップは山口航輝の14本であり、日本人打者の20本塁打は2019年の井上晴哉(24本)以降、1人も出ていない。これは12球団で最も遡ることとなる。今季の打線はポランコが26本

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          自由契約からホームランキングに! 12球団助っ人事情(パリーグ野手編)

           新型コロナウイルスの影響で2020年シーズンより、NPBでの外国人の1軍登録枠は5枠(1軍同時出場は4人まで)となっているが、来季の外国人登録枠は未定である。 2023年 外国人の成績まとめ(野手)  近年、打低シーズンが続き、外国人の成績も全体的に低下傾向にある。 今季の外国人打者がどれだけ成績を残せていたか、パリーグについて振り返ってみる。 -打者(パリーグ)  今季、1軍出場を果たした外国人野手は15選手であった。 そのうち、300打席以上立った選手は5人で、

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          助っ人外国人にローテーションは期待できない!? 12球団助っ人事情(パリーグ投手編)

          日本プロ野球では、助っ人外国人選手の活躍がチームの順位を大きく左右すると言っても過言ではない。新型コロナウイルスの影響で2020年シーズンより、NPBでの外国人の1軍登録枠は5枠(1軍同時出場は4人まで)となっているが、来季の外国人登録枠は未定である。本記事では、今季の助っ人外国人の成績を振り返っていく。今回は投手編である。 2023年 外国人の成績まとめ(投手)  近年、NPBで成績を残した外国人投手がMLB復帰するケースも多く、外国人投手(特にリリーバー)の活躍が目立

          助っ人外国人にローテーションは期待できない!? 12球団助っ人事情(パリーグ投手編)

          MLBサイ・ヤング賞の実力は!? 12球団助っ人事情(セリーグ投手編)

           日本プロ野球では、助っ人外国人選手の活躍がチームの順位を大きく左右すると言っても過言ではない。新型コロナウイルスの影響で2020年シーズンより、NPBでの外国人の1軍登録枠は5枠(1軍同時出場は4人まで)となっているが、来季の外国人登録枠は未定である。本記事では、今季の助っ人外国人の成績を振り返っていく。今回はセリーグ投手編である。 2023年 外国人の成績まとめ(投手)  近年、NPBで成績を残した外国人投手がMLB復帰するケースも多く、外国人投手(特にリリーバー)の

          MLBサイ・ヤング賞の実力は!? 12球団助っ人事情(セリーグ投手編)

          千葉ロッテマリーンズの編成について(現役ドラフト編)

           昨シーズンオフ、出場機会に恵まれない選手を救済する制度として「現役ドラフト」が実施された。12人の選手が移籍したが、中日ドラゴンズの細川成也は24本塁打を放ちチームの主軸として活躍。阪神タイガースの大竹耕太郎は二桁勝利を挙げ、タイトル争いに迫る活躍を見せた。一方で、6人が戦力外通告(2人は育成再契約)を受けるという形になり、明暗が分かれた。  本記事では、今季の第二回現役ドラフトについて私の贔屓球団である千葉ロッテマリーンズについて考察していきたいと思う。 -現役ドラフト

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          燕助っ人コンビの安定感が光る! 12球団助っ人事情(セリーグ野手編)

           新型コロナウイルスの影響で2020年シーズンより、NPBでの外国人の1軍登録枠は5枠(1軍同時出場は4人まで)となっているが、来季の外国人登録枠は未定である。 2023年 外国人の成績まとめ(野手)  近年、打低シーズンが続き、外国人の成績も全体的に低下傾向にある。 今季の外国人打者がどれだけ成績を残せていたか、振り返ってみる。 -打者(セリーグ)  今季、1軍出場を果たした外国人野手は15選手であった。そのうち、300打席以上立った選手は6人でオスナ(ヤクルト)、

          燕助っ人コンビの安定感が光る! 12球団助っ人事情(セリーグ野手編)