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チームワークあふれる社会を経験した話

我々は災害医療支援を行うNPOです。
いつもですが、特にこの年度末はサイボウズおよびサイボウズパートナー企業の皆々様に大変お世話になりました。ここで改めて御礼申し上げます。

2023トルコ・シリア地震被災者に対する保健医療支援のための初動調査 -皆様の応援ありがとうございます |

サイボウズ社は社会貢献活動に積極的で、災害支援活動にも力を入れています。kintoneを活用して、災害支援や社会課題の解決に貢献する取り組みを行っていますが、今回、その取り組みに関わることが出来ました。



kintone現場デビューにあたって


2月にトルコで地震災害が発生し、多くの医療団体が次々と緊急支援に入りました。私たちは本隊派遣や長期支援も見据えて調査隊を派遣することになりました。
kintone導入後の初の海外支援!これまで訓練等で頑張って仕込んできましたが、実際どうなるかで私たちもドキドキしていました。

弊会は公式にTwitterをやってないし、私自身は超末端ユーザー。それなのに「派遣開始します」を個人的にツイートしたところ、すぐにサイボウズのコジロウさんが、「ユーザーを支援出来れば」と連絡くださり、驚き嬉しく思いました。


チームワークあふれる企業


コジロウさんとはTwitterで相互フォローをしていたとは言え、直接のやり取りをするのは初めてでした。ただ、いつもご活躍は拝見していたので、知らない方という感はなく、スムーズなやり取りが出来ました。災害医療では「平時での顔の見える関係作り」というのを非常に重視するのですが、同じ世界がここにありました。

コジロウさんによって、サイボウズ災害支援チームと私たちの「トルコ・シリア地震支援用」情報共有の場が作られました。しかし有志メンバーの集まりと聞いていたのに、青野社長や他皆様、錚々たる顔ぶれに驚愕!最初は緊張しかなかったです。が、「チームワークあふれる社会を創る」という企業理念を実践するために、組織全体が一丸となって取り組んでいることがよく分かり、あらためて素晴らしい会社だなと思わされました。


災害医療系の共通課題をkintoneで


2022年のkintone hive 登壇で、私たちは今後のプランとして「NGO業界全体で使う書式もデジタル化」を挙げました。

私たちNPOメンバーは、kintone未導入の災害医療支援団体からkintoneの活用について聞かれることが多くありました。同じNPOであればチーム応援ライセンスを紹介し、そうでない組織であればkintone hiveの記事等を紹介したりして、私たちのような小さいチームでも業務改善が出来ることを伝えてきました。団体の規模に関わらず、どの団体でもお悩みの課題は大抵同じでした。

であれば、kintoneを業界全体で活用することで、災害医療支援における課題解決につなげることが出来るかもしれません。


チームワークあふれる社会


そして今回、トルコ・シリア地震支援で、柴田さん率いるサイボウズ災害支援チームが、私たち支援団体の中心となって動いてくれました。災害支援では、各支援団体が別々に情報を集めることが多いのですが、それをこのように一つにまとめてくださり…

また、このkintoneシステムの説明会を社内で行なうので、と、私たちや他NGO団体に声をかけてくれました。皆でサイボウズ社内ミーティングに参加し、医療従事者メンバーで意見交換を行いました。今後も連携していきます。まだまだ災害診療記録の入力など課題が山積みの業界ですが、異業種のサイボウズさんのご協力で、より創造的な解決策を見つけることができそうです。

この取り組みが、医療従事者たちの負担を減らし、災害医療において効果的な活動につながり、ひいては被災者のためになれば良いなと思います。

ただ、私たちもサイボウズさんに依存するのではなく、kintoneを通じて業界全体を強力なコミュニティとして発展させるよう努めていきます(kintone導入済の他NGO団体とのゲストスペース活用を開始しています)。

また、災害支援活動においては、医療団体だけでなく、異業種や団体間での協力と情報共有が重要です。kintone界隈の皆様、今後ともどうぞ宜しくお願いします!

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